くも膜下出血での水頭症【後遺症】の症状は?シャントとは?

くも膜下出血での水頭症【後遺症】の症状は?シャントとは?

くも膜下出血の後遺症である水頭症の症状や手術

くも膜下出血とは水頭症などの後遺症が残る確率の高い非常に厄介な症状がある病気です。

この水頭症に効果があるのはシャント手術と言われていますが、いったいそれはどのような手術なのでしょうか?

そこで、今回はくも膜下出血での水頭症【後遺症】の症状とシャント手術について解説します。


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くも膜下出血の後遺症である水頭症の症状は?

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人を死に至らしめる危険性があるくも膜下出血は後遺症として、重い症状を残すことでも知られております。

その重い後遺症のうちの一つが水頭症です。

この水頭症の症状は歩行障害・認知障害・失禁などがあり、急激に容態が悪化するのではなくゆっくりと進行していく後遺症なのです。

この水頭症はくも膜下出血を発症することで、くも膜下腔にて髄液通過障害が発生することが原因で、脳室にある髄液量が増加することで発症します。

最初の症状は歩行障害があらわれることが多く、出現する頻度も他の2つよりも高いです。

これもすぐに歩けなくなるのではなく、脚が上がりにくくなってすり足が目立ち始め、転倒する回数が増えていきます。

くも膜下出血による水頭症の起こる時期は?

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くも膜下出血の後遺症である水頭症が起こる時期はだいたい数週〜数ヶ月後と言われており、非常にゆっくりと症状が進行するものなのです。

他の合併症である再出血や脳血管攣縮はそれよりも早く発症するのですが、くも膜下出血において大切なことはこの「再出血」「脳血管攣縮」「水頭症」を予防することなので、経過観察は非常に慎重に行われます。

また、再出血は発症してからすぐ再発することもよくあり、24時間以内が多くなっています。

そして脳血管攣縮はピークが8~10日ですが発症する期間はだいたい3日~2週間といったところでしょう。

これらを加味すると一度くも膜下出血になってしまった場合は、発症してから数か月間は合併症が起きていないかをチェックする必要があるということです。

くも膜下出血による水頭症の起こる原因とメカニズムは?

kumomakkasyukketu-mechanismくも膜下出血による水頭症のメカニズムについて詳しく解説していきましょう。

これは一度記載しましたが、くも膜下出血を発症することで脳にて作られている髄液の流れや吸収が障害されるようになり、脳室という部分や脳の外側に髄液が溜まるようになってしまって水頭症になってしまうのです。

ただ、基本的にこの水頭症はある程度の期間を置いてから発症するものですが、中にはくも膜下出血を起こしてすぐに発生する急性水頭症というものもあるので、そちらも合わせて覚えておくといいでしょう。

また、症状が進めば進むほど髄液が溜まっていくので脳に対する圧迫が進んでいくので、シャント手術といった溜まりに溜まった髄液を頭蓋外に排出する必要が出てきます。

くも膜下出血による水頭症のシャント手術とは?

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先ほど記載しましたが、シャント手術は水頭症における代表的な手術となっており、一般的にもっとも行われている手術となっています。

やり方はシンプルに言うと溜まった髄液を他の場所へ逃がしてやる手術となっていて、だいたいは脳室からおなか・心臓のそばの太い静脈へ流す形にすることが多くその経路にバイパスを繋ぎます。

この手術は意外と簡便で確実と言われているのですが、感染などの合併症もかなりあるようです。

しかし治療効果は非常に高いので、行われる頻度の高い手術となっています。


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それ以外にも術後の予後も良好である点も見逃せない要因と言えます。

そのためこの水頭症によって引き起こされる認知症は「治療可能な認知症」に分類されていて、現代医療ではまだどうにかなる対象とみなされています。

シャント手術後のリハビリについて

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シャント手術後のリハビリは、手術による歩行障害が解消されている可能性が高いので、まずは通常歩行等ができるようになっているかの確認を行って、散歩などのリハビリを行うようになります。

散歩は身体機能の維持や向上の他に、脳への刺激にもつながるので有効な手法とされています。

しかし、歩行障害が改善されたといっても転倒する確率が発症前に戻ったわけではないので、外出するときは付き添いが必要となるでしょう。

そしてそれ以外にも室内で躓かないようにするために環境設備も家族間で整えてあげる必要があります。

くも膜下出血による水頭症患者の予後は?

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予後を一言で言い表すのは難しいですが、まず水頭症の場合多くの要因に左右されるため、100%よくなるとは言えません。

しかし、多くの人が症状の改善に繋がっているのは事実であるため高確率で予後はよくなると言えるでしょう。

稀に、治療の効果が出ないで症状が改善せず、場合によっては症状が悪化することもあります。

具体的にはシャント手術を行ったとしてもシャントシステムにトラブルが発生して脳内以外に流しだす量が少なくなって髄液が脳に再び溜まってしまうケースもあるのです。

逆に脳内以外に流しだす量が過剰になってしまって脳ヘルニアになってしまうパターンもあります。

それでも、これらが発症するケースよりも回復するケースのほうが多いため、予後はよくなる可能性は高いと言えます。

くも膜下出血によるその他の後遺症

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くも膜下出血による後遺症として有名なのは、先にも記載していますが「再出血」「脳血管攣縮」「水頭症」となっているので、水頭症以外の二つについて解説します。

まず、再出血はその名前の通り脳動脈瘤が破裂したことで生じるくも膜下出血が、再度同じ場所で出血を起こしてしまうことです。

この際出血は一度目の出血よりも血の量が多くなる傾向にあり、傷口が多いのも特徴と言えるでしょう。

そして脳血管攣縮とは,くも膜下出血によって脳の血管の収縮が起こるようになることを意味しています。

これは出血の量を減らそうとする防衛本能であるため、致し方ない部分もありますが、血管が収縮してしまうと血液が運ばれなくなってしまうので、酸素供給や栄養供給が遅れ、脳の機能が悪くなってしまい麻痺などの後遺症が発生するようになります。

 

くも膜下出血に関しましては次のページも参考にしてください。

くも膜下出血の前兆【頭痛・めまい・目・首の痛み・血圧】

くも膜下出血の症状・手術・リハビリ・記憶障害などの後遺症

 

くも膜下出血での水頭症【後遺症】の症状は?シャントとは?まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回はくも膜下出血での水頭症【後遺症】の症状はとシャント手術について解説しました。

くも膜下出血は死亡率が高く、厄介な後遺症を発生させる危険な病気です。

そして原因は複数の要因が絡み合って発生するものとなっているので、どれか一つに絞ることはできません。

そのため常日頃から健康を意識して、酒やたばこを控えて生活を改善して、そもそもくも膜下出血にならないようにすることがもっとも大切なこととなります。

間違いなく聞いたことのある病気のくも膜下出血ですが、皆さん心の中では自分はどうせならないと高をくくっている人もいるのではないでしょうか。

このくも膜下出血は若年齢層でも発症することがある病気なので、自分は大丈夫と考えるのは本当に危険なのです。

今回のこの記事がくも膜下出血および後遺症についての参考として皆様のお役に立てるものであれば幸いに思います。


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