食中毒の予防法【食べ物や手洗い法など】お弁当の予防は?
夏のお弁当など食中毒を予防する方法
誰もが一度は聞いたことのある食中毒。
時々飲食店で起こったりするのを耳にしますが、家庭の食卓やお弁当でも十分起こり得ます。
予防法の1つに手洗いがありますが、それ以外にも注意しなくてはいけないことがたくさんあります!
食中毒は稀に重症になることもあれば、最悪死亡する例もある危険なものです。
本記事では食中毒を予防するためのコツや、お弁当を作る際の注意点など対策をお伝えしたいと思います。
食中毒を予防する食べ物
ではまず食中毒を防ぐ方法の一つをまず紹介します。
それは食べることで防ぐ方法です!
食べることで発症するものが食べることで予防できるっておかしいと感じるかもしれませんが、それがなんと可能なんです!
特に有効な食べ物は梅干し・しそ・にんにく・わさび・ヨーグルトです。
これらの5つの特徴は全て殺菌効果を持っているということです。
特にわさびとヨーグルトは一時期非常に話題になったO-157のような強い菌を抑制してくれます。
さらにヨーグルトは乳酸菌の働きにより腸の働きが正常に保たれやすくなることが期待できます。
そのことにより免疫力の低下を避けることが期待できます。
これらの食べ物を意識的に食べることで食中毒が蔓延しやすい夏でも元気にすごせる確率をアップさせます!
手洗いの方法について
食中毒は食べ物の汚染から始まります。
その汚染の原因の一つが人の「手」であることが多いのです。
日常生活におけるすべての作業が「手」によって行われているため、ウイルスや細菌の付着は避けられません。
食べ物の汚染を防ぐための一番の手立てはそのため手洗いになります。
基本的に食中毒予防のための手洗いは「2度洗い」がよいといわれております。
そして洗うときは短時間、30秒くらいでしっかり洗います。
これは1回の手洗いに時間をかけるより2回洗うことのほうが効果的とされているためです。
また、手を洗うのは調理前だけではなく、肉や魚等の生鮮食料品に触れた時っもです。
加熱が必要ない食品に触る前等は、たとえ調理中だったとしても意識的に手を洗うようにしてください。
お弁当で食中毒を予防するコツ
お弁当でも食中毒を起こす危険性はあります!
特に夏場の暑さや湿度の高い日は危険です。
カビや細菌の繁殖が活発になる夏は特にお弁当作りにも注意を払う必要があります。
ではコツを一気に記載します、下記を参考にしてください。
①菌をお弁当箱に残らないようにするために熱湯等でしっかり細菌する!保管場所も風通しの良い場所にする。
②ご飯はお酢を小さじ1杯プラスして抗菌し、お弁当に詰めるときは冷やしてから。(細菌は水分が好きなので水滴をでにくくするため)
③おかず等もお弁当に詰めるときは手は駄目、必ず箸を使うこと。必ず加熱して細菌をやっつける。
④細菌は水分が好き!そのため水気のある生野菜はさける、そして醤油やドレッシングは小分け容器にすること。(塩分の高い調味料であえると食べ物から水分がでるため)
⑤塩にも殺菌効果があるため、減塩もほどほどにすること。
⑥家で作ったおかずをお弁当に詰めるとき、冷凍したまま入れないこと。(水分が出るため)
食中毒が起こりやすい食べ物
今度は予防ではなく、食中毒が起こる原因になりやすい食べ物を書いていきます。
これはずばり魚介類・肉やその加工品・卵などが原因になることが多く、とくに加熱していない料理は危険です。
他にもおにぎり・すし・サンドイッチのような人が直接手で作るものも発症する原因になるケースもあります。
季節によって発症の事例は異なってきますが、夏場は食中毒の原因となる細菌やウイルスが海を住みかとするため、夏場の魚介類、特に刺身やすしは気を付けましょう!
冬は細菌やウイルスが少なくなりますが、最近ではノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因の食中毒も発生しており、冬だからと言って生鮮食料品を予防を意識せずに食べることはできる限り避けましょう!
加熱の重要性
食中毒を予防方法の一つは間違いなく加熱することです。
具体的なことを書きますと75°で一分以上加熱することで、細菌性食中毒であるサルモネラ菌や腸管出血性大腸菌O-157を殺菌し、85℃で1分以上加熱することでウイルス性食中毒であるノロウイルスを殺菌できるのです!
サルモネラ菌は卵によく付着しており、から以外に卵の中まで汚染されていることがあります。
そのため卵の賞味期限が切れたら必ず加熱して食べるようにしてください。
また、肉の場合、細菌やウイルスがついているのは実は表面のみであり内部はほぼ無菌なのです。
つまり肉を焼くときに一番注意しなければいけないのは表面ということになります。
これらのことを踏まえても、皆さん可能な限り加熱をすることをお勧めします!
夏の食中毒を予防する対策ポイント
食中毒の危険性や予防方法を書いてきましたが、特に危険なのは夏です!
ここでは夏における食中毒を予防するためのポイントをいくつか紹介します!
①食材を買うときは必ず賞味期限を確認し、一つ一つをビニール袋に保冷剤と共に入れてから持ち帰るようにすること。また帰宅後すぐに冷蔵庫に入れるようにして、詰め込みすぎないこと。
②調理する前に調理場を清潔に保つ、そして調理前に手洗いを行い、十分な加熱を行うこと。
③食べる人も必ず手洗いを行い暖かいものは暖かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べるようにすること。また、保存を行うときは容器が清潔であるかも気を付けること。
④残った食品を食べるときでも可能な限り加熱を行い、あぶないかもと思った食べ物は捨てること。
高齢者の食中毒予防のポイント
食中毒は免疫力が低下している人が発症しやすいです。
つまり子供やお年寄りのような抵抗力が低い方々は発症しやすく、発症した場合重症になりやすい傾向があります。
そのため菌をつけない努力は入念に行う必要があり、生肉や生卵は可能な限り避けるほうがいいです。
それでも食中毒かなと思ったら、素人判断は絶対に行わないでお医者さんに診てもらってください。
不適切な薬の服用は症状を悪化させる危険性があるので注意です。
また、原因だと思われる食べ物がまだ残っている場合、捨てないで保管しておき最寄りの保健所に連絡してください。
買ったお店のレシートや空の容器もあるのでしたらとっておいたほうがいいです。
また、お年寄りの方が一人暮らしの場合、配食サービスを受けている場合があると思います。
その場合、配達されたものの放置は厳禁です。
すぐに食べない場合は必ず冷蔵庫に入れるようにし、可能な限り配達されたらすぐにたべるようにしてください。
また残ったものは次の日にと思わず捨てるようにしましょう。
厚生労働省による食中毒予防3原則とは?
厚生労働省による食中毒予防の3原則とは食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」というものです。
これは覚えやすくしている状態なので、もう少しわかりやすく説明すると「食品や食器に食中毒菌を付けないようにして、万が一ついてしまっても増殖する時間を与えないようにし、数が少ないうちに菌を消滅させる」ということになります。
これをもっと具体的に解説すると、まず「食品や食器に食中毒菌を付けない」を実行するためにはできる限り清潔にする必要があります。
包丁・まな板・食器は徹底的に除菌消毒を行い調理する人や食べる人も手洗いやうがいを行う必要があるのです。
特にまな板は徹底的に除菌する必要があります。
そして「万が一ついてしまっても増殖する時間を与えない」というのは、細菌が増殖する前に素早く対処するということです。
分裂することで細菌は一気に増殖しますので調理の終わった食品を常温で長く放置しない環境を設ける必要があります。
また、「数が少ないうちに菌を消滅させる」というのは言葉の通りで、増えてしまう前に十分な加熱を加えて殺菌してしまうということです。
十分な加熱をしてしまえば細菌は死滅します。
冷やした場合でも増殖は抑えられますが、死滅するわけではないので加熱が正解になります。
つまり、食中毒が危険な季節になった場合は食中毒予防の3原則を思い出して上記のように気を付けながら行動するということになります。
厚生労働省の食中毒予防にに関する情報につきましては、次のサイトを参考にし下さい。
最後に
今回は「食中毒の予防法【食べ物や手洗い法など】お弁当の予防は?」と題して様々な食中毒対策や食中毒を防ぐ食べ物を紹介してきました。
免疫力の低下はストレスや疲労でも起こりうるもので、子供やお年寄りだけが発症するものではありません。
最悪の場合、死に至る可能性のある食中毒は手洗いや加熱、一部食品で予防をすることができるものです。
もし食中毒かな?と思ったら自己判断せずに必ず病院に行って受診することが大切になります。
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