胆石症の症状や原因・食事など治療法は?手術適用や入院期間は?
胆石症の症状と手術や食事など治療について
胆石症の症状は非常に辛いもので、かかった人は勿論、このような辛い症状を耳にした人においても原因や治療法といったものについて知りたいと思う方もいらっしゃっています。
どのような食事が影響を与えるのか?治療となると手術や入院が必要となるのか?などなど。
本記事では胆石症の症状および原因や治療法についてお伝えしたいと思います。
胆石症の症状は?
胆石症の症状は胆石疝痛(せんつう)と呼ばれる腹痛が発生するというのが最も主なものと言えるでしょう。
これは右の肋骨(ろっこつ)の下あたりに発生する痛みです。
胆石のサイズが小さいうちはこの痛みも小さいのですが、大きくなると痛みも増すようになります。
それ以外には、背中や右肩辺りに痛みやコリを感じるようにもなったりしますし、症状が重くなり胆嚢で細菌感染が発生し胆嚢炎になると高熱が生じることもあるでしょう。
胆嚢炎にまで発展している方はかなり胆石症が悪化していることのサインなので、要注意の状態といえます。
原因について
胆石ができる原因はいくつかありますが、今の日本人を一番苦しめているのは高コレステロールの食事を続けたことで胆汁内のコレステロール量が増加してしまい、溶かしきれなくなることで発生するコレステロール結石でしょう。
胆石症の8割程度の人がこのコレステロールが原因となっております。
他には、栄養不足によって低タンパク質状態が続くことで、ビリルビンがカルシウムと結合しやすい物質へと化学変化をしてしまい、胆石ができてしまうことがあるでしょう。
もともとがカルシウムの過剰摂取によって発生すると考えられておりましたが、むしろ摂取しないといった栄養不足の方が発生するという説の方が有力視されているので、栄養不足による胆石もあるということをご認識されると良いでしょう。
治療法について
胆石症の治療方法は3つあるようで、胆嚢を摘出する手術を行うか、胆石を溶かす薬を飲み続けるか、体外から衝撃波を当てて結石を細かく砕いて溶かす治療を行うかといったものです。
基本的に最も確実なのは手術を行うことですが、今の手術は開腹胆嚢摘出術が主体ではなく腹腔鏡下胆嚢摘出術に切り替わっているので、患者の負担が大きく軽減されております。
ただし、胆嚢の炎症のため周辺の臓器にくっついてしまっているほど悪化している方や、胃の手術を受けたことがあるという方は開腹手術になってしまうようです。
また、溶かす治療は大きさが1センチ以下の石灰化していないコレステロール系結石の方のみが対象なので、条件が絞られております。
この条件に当てはまる方がウルソデオキシコール酸が含まれる薬剤を内服し続けるのですが、長い人は数年にわたって治療を続ける必要があるようなので、医師とよく相談して下さい。
最後に体外衝撃波結石破砕療法というのが細かく超音波で砕く治療法で、これは胆嚢の機能が問題なく働いており、結石の大きさが2センチ以下など限定されている治療法となります。
食事療法について
胆石症になってしまった方は色々と食事に制限がかかります。
具体的にはコレステロールの多い食事は控えることとなって、脂肪の多い食事や刺激物も避けるよう指示されるでしょう。
アルコール・コーヒー・インスタント食品・バター・天ぷら・ウナギのかば焼き・マグロのトロ・いくら・たらこ・ドーナッツ等々、多くの現代人が「おいしい」と感じる食品がかなり制限されます。
推奨される食べ物は野菜類・大豆類・ビタミンが含まれる果物・海藻類といったところになります。
タンパク質が含まれているものはビリルビンカルシウム石の成長を促すので自重を促されるかもしれませんが、コレステロール結石による胆石症の場合は扱いが異なる可能性もあるので、医師と相談した方がいいでしょう。
手術の適応ケースとその内容は?
先の治療法のところで触れてしまってはいますが、胆石の治療は基本的には先に説明した3つで、胆嚢を摘出する手術を行うか、胆石を溶かす薬を飲み続けるか、体外から衝撃波を当てて結石を細かく砕いて溶かす治療のどれかになっており、手術に関しては今では進化しているので腹腔鏡手術が主体となっているのは大きなポイントです。
ただ、やはり手術はどうしても行いたくないという人は多いのです。
そのような方は体外衝撃波結石破砕療法や薬を使って溶かす治療が行われるのですが、すでに繰り返し発作症状が出ているような方や総胆管結石を発症している方は基本的に手術となってしまうでしょう。
その手術の内容としては既に記載していますが、基本的な手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術になります。
この手術はお臍の部分に小さな穴を開け、お腹の中に腹腔鏡(内視鏡)を入れて、二酸化炭素で膨らませたお腹の中をテレビモニターを見ながら、電気メスやハサミといったものを使って、胆嚢を切除するといったもので、患者さんの負担はかなり軽減されたものになります。
ただし、胆嚢の炎症のため周辺の臓器にくっついてしまっているほど悪化している方や、胃や十二指腸の手術を受けたことがあるという方、胆嚢炎がひどく、発熱や白血球の増加を伴っている場合は開腹して胆嚢を切除するという手術を行うことになったりするようです。
入院期間や費用は?
入院期間や費用は手術内容によって変わってきます。
ここでは一般的に行われる腹腔鏡手術での費用や期間を解説します。
まず腹腔鏡手術での費用はだいたい3割負担で15万円程度だそうです。
かなり大掛かりの手術になるのでそれなりの費用は掛かってしまうのでしょう。
これに入院費や部屋代といったものが加わるので20万円はかかると思ったほうがいいです。
また、入院期間は検査入院といったものも含めると1週間程度と考えられると良いでしょう。
だいたい1日目で検査を行って2日目に手術を行い、あとは復帰に向けてのリハビリとなっていくようです。
胆石のできる場所は?
胆石ができる場所は肝臓・胆管・胆嚢の3つとなります。
この3箇所の中で最も胆石ができやすいのは胆嚢です。
この胆嚢は胆管から枝分かれをして存在しており肝臓に一部分がくっついている内臓器官となります。
位置的にはみぞおちと右のわき腹の間となっています。
検査・診断法について
胆石症の検査方法は血液検査・レントゲン・腹部超音波検査といったものがありますが、今の主力は腹部超音波検査となっております。
エコー検査といったほうがなじみ深い名前かもしれません。
血液検査の場合は無症状の胆嚢結石では異常値が出ず解り難いものであり、レントゲンでもカルシウムが原因ではない胆石の場合は映らない可能性があるので、検査をしても発見できないことがあるのです。
しかし、エコー検査の場合は胆嚢にある胆石ならばほとんど100%の確率で発見でき、総胆管結石(結石が胆管にあるもの)でも8割の確率で発見できると言われております。
このように、エコー検査の発見率は高く炎症が発生しているのかどうかまで見えてくるので、おそらくこの検査方法がしばらくは主流となるでしょう。
合併症について
胆石症における合併症は胆石が詰まることによって起こる腸閉塞といったものや、胆嚢炎といったものが有名でしょう。
まず、胆石ができたのに放置されすぎてしまうと胆石によって腸が閉塞してしまうことがあり、激しい腹痛が引き起こされることがあるのです。
これは胆石性イレウスとも呼ばれており、腹痛以外にも嘔吐症状が出るようにもなります。
そして、胆嚢で炎症が起きて胆嚢炎になると黄疸や発熱が起こるようになるので、最悪の場合は胆嚢が壊死して急性胆管炎にまで悪化することがあります。
胆石の症状は最初の頃は小さく気が付かないことも多いのですが、悪化することで高確率で胆嚢炎になるので、激しい腹痛といった症状が発生したのなら一度病院でエコー検査を受けるようにした方がいいでしょう。
胆石につきましては次のページも参考にしてください。
胆石症の症状や治療法、手術などにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
社会医療法人 彩樹 守口敬仁会病院 http://keijinkai-hp.net/chiryo/tanseki.html
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では胆石症の症状といったものを中心に治療法などもまとめてまいりました。
胆石症は今では多くの方を悩ます現代病の一種で、食事の内容が和食から移り変わったことの影響を受けている症状ともいえるでしょう。
最初のうちは石ができていたとしても気が付くことはなく、発作も小さなものなので気が付かないことが多々あります。
気が付くためには定期的にエコー検査を受けるしかないのです。
現代では簡単に手術が行える状況にはなっておりますが、それでも費用はかなりかかるので、まずは発症しないように気を付けた食生活を送りましょう。
LEAVE A REPLY