ストレートネックの頭痛の原因や対処法と治療法!その他の症状は?
ストレートネックは後頭部の頭痛が起きやすい?薬など対処法
ストレートネックは色々とやっかいな症状を引き起こします。
頭痛・吐き気・めまいなど何れもしんどい症状で、日常生活にかなりの悪影響をもたらします。
良くない症状をひき起こすストレートネックはどのような治し方をすれば良いものなのでしょうか?
本記事ではストレートネックの頭痛などの症状に対する治し方を中心にお伝えさせて頂きます。
ストレートネックだと後頭部に頭痛が起こる?特徴は?
ストレートネックはスマホを使う頻度が多い世代に発症することが高く、いわゆる20~30代の方々にかなりの確率で発生しております。
正常な首は前湾角度が30~40度となっているのですが、ストレートネックの方は頚椎の前湾角度が30度以下となっているのです。
このストレートネックになってしまった場合、高確率で頭痛が発生します。
通常の頭痛は偏頭痛や筋緊張型頭痛、群発性頭痛やくも膜下出血による頭痛になるのですが、この頭痛は首から来ているので偏頭痛などを疑って行うレントゲン検査では見つけられないのです。
特徴は後頭部からの頭痛が多く発生します。
頭の重さは約5kgもありますので、軸が傾いた状態で頭の位置を固定してしまうとそれだけ首や肩の負担が増えます。
そのため、特徴は後頭部の頭痛になり、人によってはこめかみ部分の痛みにも繋がるケースもあるようです。
頭痛が起こる原因は?
ストレートネックで起きる頭痛は概ね緊張型頭痛によるものと考えられます。
緊張型頭痛は身体的なストレスや肉体的なストレスが溜まることで発生すると言われております。
この肉体的なストレスというのは長い時間のパソコン作業やスマホを長時間さわり続けるというものになるのです。
つまり、首から肩、背中にかけての筋肉の緊張が原因と言うことです。
筋肉の緊張が長時間続くと筋肉内の血流が悪くなるので乳酸といった老廃物の蓄積が始まります。
この老廃物の蓄積が始まると周囲の神経にも刺激が加わるようになって締めつけられるような痛みがでるのです。
また、精神的ストレスも原因と言われていますが、この仕組みは神経の緊張が毎日のように続くようになることで脳にも悪影響が出始めて、体のコントロール機能が正常に働かなくなると考えられております。
それ以外の原因として考えられているのが、首の筋肉が少な過ぎることで他の筋肉にかかる負担が大きくなってしまい、筋肉の緊張が発生しやすくなり頭痛になるとも言われております。
薬など頭痛の対処法は?
ストレートネックで今現在頭痛が起きていて、一時的にでも何とかしたいという方はストレッチを簡易的に行うことで緩和されることが期待できます。
その頭痛が筋肉の緊張によるものだった場合は、この参考動画のように胸だけを反らすような簡単なストレッチがおすすめです。
頭痛があっても体を動かすことはできますので、これを実行して首や肩の負担を減らしましょう。
それ以外にも椅子に座ったまま両手を上げて背中を反らすというやり方もあります。
これは猫背気味の姿勢を矯正するやり方なので、ある程度のストレートネックには即効性をもたらしてくれるでしょう。
注意点は呼吸を止めないことと、反らして腕を上げる時は息を吸って緩める時は吐くように意識するという点です。
これらのストレッチがなかなか行えないような場所での頭痛だった場合は、患部を蒸しタオルなどで温めるのも有効ですし、休憩を取って休むことも大切になります。
痛みがひどいのなら鎮痛剤や筋弛緩薬を使うのもやむを得ないでしょう。
病院での治療法は?
ストレートネックでの病院での治療法はいくつかあるようです。
顔にパッドのようなものを当てて機械で牽引するという「牽引治療」というのもの中にはありますが、矯正効果は低いと言われており、実行していない病院の方が多いとすら言われております。
電気治療を行うこともあるようですが、このストレートネックの場合はそこまで効果があるのかを疑問視する人もいるようです。
かといって、鎮痛剤のように痛みを止めてくれるものを渡してくれたとしても、根本的な治療にはならないのですが、基本は対症療法となるようです。
消炎鎮痛剤や外用薬、アイシング等急性疼痛の治療を続けて、日常生活の改善を促されることになるでしょう。
ストレートネックは細菌などによって引き起こされているわけではないこともあってか、決まった対処法が存在しないようです。
その他のストレートネックで起こりうる症状
ストレートネックの症状は多岐にわたります。
頭痛以外にも、肩こりを始め首の痛み・めまい・吐き気・手のしびれ・耳鳴り・胸焼けといった症状が起こりえます。
また、慢性化してくると血行不良の状態がさらに加速するので寝違いが多く起こるようになって自律神経にも悪影響をもたらすようになる可能性が高くなります。
自律神経は継続したストレスがかかり続けることに対して非常に弱いので、慢性化することで自律神経失調症になる確率が高まるのです。
この状態でさらに放置すると陰鬱とした気持ちになりやすくなり、うつ病になってしまうこともあるでしょう。
ストレートネックによる症状の治し方は?
ストレートネックは対症療法が基本となるため、自分たちでできる限りのことをしないと治るものではありません。
最も単純なのがパソコンとスマホを使う回数を減らして、ストレッチなどを行って緊張をほぐすことです。
しかし、現代社会では前者ができる人は少ないので、できる限り緊張をほぐす方法を取り入れるしかないでしょう。
もっと、具体的に言えば、頭・首・顔周辺の筋肉の緊張を柔軟にさせることです。
また、私たちの体の筋肉は全体的に連動しており、筋肉を包んでいる筋膜は全身を覆っているので、全体の筋肉をほぐすことも重要になります。
その方法はいくつかありますが、有名になった方法が寝ながら行うものでしょう。
テレビで紹介されて知名度が上がったバスタオル枕です。
バスタオル枕の作り方と使い方はバスタオルを1枚用意して、2回ほどたたみ、端から巻いてロール状にして、それを首の後ろに挟むようにして寝るだけです。
バスタオル枕のような枕はヒトコブ形状と呼ばれていますが、バスタオルではやはり弾力が不足しているので、一度寝てみて効果があると感じた方はヒトコブ形状の枕を購入されると良いでしょう。
色々な症状は整体で治る?
(ストレートネックの改善と直し方。頚椎症、頚椎ヘルニアをストレッチで治療する方法:)
ストレートネックの症状は整体で治るという声があるのは事実です。
ただし、このストレートネックは時間をかけて悪化していったものなので、治療をする場合も時間をかけてじっくりと行うのが基本となります。
つまり、整体に行ったとしてもすぐに治るわけではなく、しばらくは通う必要があるということです。
また、日常生活においてストレートネックになる要因を減らすことができない人は、整体に通い続けていたとしてもなかなか治らないかもしれません。
ストレートネックにつきましては次のページも参考にして下さい。
頭痛などストレートネックによる症状や対処法につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではストレートネックの症状及び治し方について記載して参りました。
ストレートネックはなかなかにやっかいですが、それを改善するためのグッズやストレッチは多く考案されており、ネット上でも情報がたくさん存在しています。
そのため、首のこりがつらいという方や頭痛がひどいという方は、どれでもいいので1つ実行してみてはいかがでしょうか。
頭痛などの辛い症状から解放されるかもしれません。
全てを無駄だと思ってしまう方もいるかもしれませんが、何もしないと変わる可能性は極めて低くなると思いますので、簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか?
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