腹痛と吐き気の原因はストレス?更に便秘だと危険?
ストレスなど腹痛と吐き気の原因について
体調が常によくて絶好調!なんて人はおそらく少ないのではないでしょうか?
それよりも腹痛や軽い吐き気のみならず、何かしら症状があるけど我慢しているといった方のほうが多いかもしれません。
本記事では腹痛や吐き気の原因をストレスなどを含めて多角的に見ていきたいと思います。
よくある症状だと思って甘く見てはいけませんよ!
腹痛と吐き気の原因はストレス?
ストレスによる障害は様々なものがありますが、その影響を受けやすいものの一つに腹痛や吐き気があります。
よくある表現に「ストレスを感じたことで胃が痛い」というものがありますが、これは比喩表現ではなくて実際に十分起こり得るものなのです。
実際にこのような症状の中には病名までついているものもあり、過敏性腸症候群と呼ばれてるものがあります。
その原因はストレスによる自律神経の乱れが、腸に機能障害を引き起こし腹痛や下痢を引き起こします。
また、ストレスによる胃の痛みの原因には胃潰瘍も挙げられるでしょう。
胃を守る粘液や胃酸はストレスの影響を受けやすく、放置すると痛みの他に吐血といった症状まで出てしまいます。
胃腸風邪が原因の場合も?
吐き気や腹痛、下痢などの症状は単なる風邪ではなく胃腸風邪の可能性があります。
この胃腸風邪はウイルス性と細菌性に分かれており、有名なところではノロウイルスのようなウイルス性の胃腸風邪でしょう。
基本的に胃腸風邪はウイルスが完全に出てしまえば治るものであるため、だいたい3日くらいで治ります。
細菌性の胃腸炎である場合、潜伏期間が1日以内と短いのが特徴で代表的なものにサルモネラ菌があります。
ただし、ウイルス性であっても細菌性であっても症状が出た場合の対処方法は同じで自己判断で薬を飲まないこと・水分補給をすること・ウイルスや細菌を出し切るために吐くことを我慢しないこと・安静にすることが挙げられます。
また、これらの病気は患者が触れた食材を口にすることで感染することがあるため、胃腸風邪にかかった人は周りに伝えるようにして周りの人はうつされない努力をしましょう。
便秘で腹痛と吐き気があるのは危険?
吐き気を伴う便秘は危険であると、よく言われております。
そこから症状が進んで腹痛まで起こってくると便秘はだいぶ悪化していると考えていいでしょう。
まず、便秘による吐き気は2種類があります。
1つ目が腸の中が便でいっぱいな状態であるため、食べたものが腸に運ばれずに行き場をなくしてしまって吐き気を催す状態です。
この時、胃もたれや胃炎などの症状を併発することもあり胃痛が発生することもあります。
次に便秘によって腸内に便が溜まりインドールやスカトールという腐敗ガスが発生し、全身に腐敗したガスが送り届けられることで吐き気が生じる状態です。
どちらも便秘の状態がだいぶ深刻化している時に発生する現象であるため、早急に対応する必要があります。
生理前に腹痛と吐き気が起こる原因は?
病気とは別に、生理前の症状に腹痛や吐き気が起きることがあります。
この現象の理由は生理前から生理前半までにプロスタグランジンという物質が急激に増えることが原因と言われています。
このプロスタグランジンは子宮収縮と子宮内膜を外に押し出す動きがあり、過度に子宮が収縮しすぎると強い腹痛や腰痛を引き起こしてしまうとされています。
またこのプロスタグランジンは血液中に入り全身に流れてしまい胃や腸が締め付けられることもあるため、そうなった場合には吐き気が引き起こされることがあると言われております。
妊娠中の場合は大丈夫?
妊娠中の症状にも腹痛や吐き気があります。
この二つの症状は妊娠の可能性が高いサインとしても有名です。
妊娠初期の腹痛は引っ張られる、締め付けられるといったように感じるようで、生理痛のような痛みと言われております。
実際に妊娠初期では赤ちゃんが早く成長するため子宮の筋肉が伸びや子宮広間膜と子宮周辺の靭帯の引っ張りが発生してしまい痛みが生じるようです。
そのため特に腹痛があったとしても心配する必要はありませんが、それが常に痛みが続いたり痛みが強くなっていく場合には注意が必要です。
もしこれにつわりなどの妊娠初期の症状がなくなるなどといった症状が同時に出た場合、流産の危険性があります。
その他にもあまりにも痛みがひどい場合は子宮外妊娠の可能性があるため早めに受診するようにしましょう。
吐き気、いわゆる「つわり」の症状は妊娠した女性の50〜70%が経験すると言われており、腹痛以外の代表的な症状として有名です。
原因は妊娠による自律神経の乱れといわれております。
食後に起きる場合の原因は?
食後の腹痛や吐き気は消化不良以外にも何らかの病気のサインであると言えるでしょう。
特に異常がある箇所は胃腸である可能性が高いです。
まず考えられるのは「胃潰瘍」や「十二指腸潰瘍」、この症状は食事中や食後の痛みが特徴で吐き気・嘔吐・胸やけ・食欲減退といった症状があらわれます。
次は「急性胃炎」が考えられるでしょう。
この場合の症状も腹痛・吐き気・下痢などがよくあり、気を付けるべき病気と言えるでしょう。
その他にも逆流性食道炎や腹膜炎、虫垂炎が腹痛・吐き気の症状を引き起こします。
吐き気につきましては次のページも参考にしてください。
二日酔いで吐き気が止まらない時の治し方は?ツボや薬は?
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対処法について
まず吐き気といった症状がある場合は、衣服をゆるめて横になりましょう。
大切なことは安静にすることになります。
症状がまだ軽いものであるならば胃の負担になり難い消化に良いものを食べるようにしましょう。
またストレスが原因である場合はどういうものが自分のストレスになっているのかを理解することからはじめて、予防を行えるようにし、リラックスする方法を身に付けましょう。
そのほかにも軽い運動をして副交感神経の働きを高めたり、血行を良くするためにも体を温めるのも有効な手です。
ある程度体調が良くなったとしても、まだ完全回復はしていないため胃の負担をできる限り軽減することが大切になります。
そのためにもよく噛んで食事をするようにしましょう。
体温を下げる食べ物は胃の調子が悪い時はあまりお勧めできません。
逆に体温を上げるゴボウ・かぼちゃ・たまねぎといった食べ物を摂取するのが有効です。
体温を上げる食べ物や飲み物につきましては次のページをご参照ください。
吐き気に腹痛が伴う場合の病気につきまして、次のサイトを参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
今回は「腹痛と吐き気の原因はストレス?更に便秘だと危険?」と題しまして、腹痛や吐き気の原因を追究していきました。
様々な病気や状態によっておこる腹痛や吐き気ですが、この二つだけではどのような病気であるかわからないことが多いでしょう。
そのためにも、自分に起こっている他の症状をよく理解して自分がどのような状態にあるのか、どのような病気を患っているのかを理解することが大切です。
このような行いは自分に対する健康維持の役に立つ以外にも、すぐに症状を察することで他の人に感染させる危険性のあるものかを理解して、感染拡大を防ぐと言った効果もあります。
結果的に自分を守ることが他人を守ることに繋がっているのです。
今回のこの記事が皆様の腹痛や吐き気に対する知識を広げるものとなりましたら幸いに思います。
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