妊娠の吐き気はいつから?それは生理前や生理後のもの?腹痛は危険?
生理前など妊娠の吐き気はいつから始まるのか?
妊娠の症状の代表的なものにはつわりによる吐き気があります。
しかしこの症状は人によって生理前や生理後に出ることもあり、それだけでは判断ができないことが多くあります。
それではこのつわりがいったいいつから起きるのか、または生理前などの吐き気と見分ける方法があるのかを検証していきたいと思います。
妊娠したら吐き気はいつから始まる?
妊娠中にあらわれる症状としては多くの人が「つわり」を予想するのではないでしょうか?
この「つわり」という症状は男性の方でも認識しているほど有名な妊娠症状の一つとなっております。
ですが、これらの症状がいつごろから起きるかと問われたら正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか?
ではその疑問に回答したいと思います。
これらの症状は人によって大きく異なり時期もずれるものではあるのですが、妊娠して早い人でもだいたい3~4週目からつわりを感じるようになると言われております。
一般的には妊娠5~6週目と言われており、この時期につわりが始まったという方が多いようです。
生理前の吐き気は妊娠?
生理の周期において生理前のタイミングで吐き気という症状が出る人は、それだけで妊娠のつわりであるかどうか判断できません。
生理前の吐き気は「プロスタグランジン」という物質が増えるために胃腸にも強く働きかけられていることが原因ですが、妊娠による吐き気はホルモンバランスの変化や体内がアルカリ性から酸性に傾くことが原因とされております。
これらを見分けるには基礎体温のチェックが重要であり、もし妊娠しているならば体温が高い状態となっているでしょう。
基礎体温のチェックは妊娠しやすくなるための1要素と言われているため、実行してみるといいですよ。
生理後の吐き気は妊娠の可能性も?
生理前の吐き気はよくある症状ですが、生理後に吐き気があるとう人も少ないですがいます。
これも原因は生理前の吐き気の時と同じく「プロスタグランジン」というホルモンなのです。
ここで気になるのがこの生理後の吐き気は妊娠の可能性を示唆しているどうかになると思いますが、これはNOとなります。
基本的に生理が来た直後は妊娠に必要な子宮内膜が流されている状態であるため妊娠の可能性はないと言えるでしょう。
ですが、生理ではなくて排卵出血や着床出血と言った出血の症状であるならば、妊娠している可能性があると言えると思います。
妊娠検査薬が陰性でも吐き気が続く原因は?
妊娠検査薬が陰性でも吐き気が続く場合に考えられることは月経前症候群になります。
これは身体にも色々な症状をもたらし、その中には吐き気の症状も含んでおります。
それ以外の可能性はフライングの妊娠検査を行ったため陰性とでてしまったが、実は陽性で何日か後に再検査したら陽性になって妊娠していたという事例が多々あるのです。
そのため心当たりがある人はたとえ陰性であったとしても、もう一度検査をしてみるといいかもしれません。
妊娠初期に吐き気だけでなく下痢や腹痛があるのは危険?
妊娠症状としてよくある吐き気ですが、それに下痢や腹痛が付随している場合があります。
まずこの下痢や腹痛の症状はホルモンバランスが崩れることで自律神経が乱れてしまい排泄機能も乱れたことが原因とされております。
その他、妊娠中は体温調節がうまくできなくなってしまい食事の偏りが生じやすくなってしまうことも原因となるでしょう。
その他にもホルモンバランスの変化による自律神経の乱れは、寝不足などの精神的なストレスを抱えやすい状況に陥りやすくその影響で下痢になってしまうこともあります。
このような下痢や腹痛の症状があったとしても流産の直接的な原因になることは無いと言われております。
ただし偏食による冷えといった症状が出てしまったら、流産のリスクが高まるということには注意が必要です。
妊娠初期の吐き気や頭痛の原因は?薬を服用して大丈夫?
妊娠すると偏頭痛と緊張型の頭痛の何れも発生する確率が高く、悩まされる女性も多いでしょう。
例えば、妊娠するとホルモンバランスが大きく崩れるようになり女性ホルモンの一つである黄体ホルモンが一気に増加してしまうので血管が拡張されて偏頭痛が発生すると言われております。
緊張型の頭痛の場合は妊娠をしたことで運動量が減ってしまい、血行不良が発生することが一因となるでしょう。
これは妊娠中期になってさらに動きにくくなることでより症状が重くなったりします。
また、妊娠初期は上述したように脳の血管が拡張されてしまいます。
この拡張によって神経が刺激されるようになってしまいますので人によっては嘔吐中枢も刺激されるのです。
こうなると吐き気などの症状が出るようになってしまいます。
これらの頭痛や吐き気などの症状が苦痛で薬に頼りたいという人もいますが、妊娠中は自己判断で薬を使うのは避けるべきなので、あらかじめ医師に確認してください。
薬の服用は妊娠中には安易に行えるものではないのです。
吐き気が妊娠後期に起こる原因は?
吐き気の症状は妊娠中によくあるものではありますが、妊娠初期でおさまった吐き気が妊娠後期になってまた出てくるといったこともあります。
妊娠後期はだいたい妊娠8ヶ月から妊娠10ヶ月と言われており、このころにおきる吐き気や胸やけといった症状を後期つわりや第二のつわりと呼んでおります。
この症状における原因は、ホルモンバランスの変化・子宮の拡大・妊娠中毒症のどれかでしょう。
ホルモンバランスの変化や子宮が大きくなることによる胃などへの圧迫が原因で吐き気の症状が出ることはよくありますが、妊娠中毒症の悪化が原因の可能性があります。
この妊娠中毒症は赤ちゃん以外にも母体への大きな影響を与える危険性があるため注意が必要ですので医師に診てもらった方が無難かと思います。
妊娠中の吐き気の対策について
妊娠中の吐き気の症状は人それぞれではありますが、ひどい人では食べるとすぐに吐いてしまうようになり、脱水症状や飢餓状態を誘発して入院することもあります。
対策方法としてはまず、つわりがひどい時期は無理に食べないことでしょう。
産婦人科でも「この時期は無理に食べなくても良い」と言われるケースもあるそうです。
大切なことは水分をしっかりと補給して食べられる時に食べることです。
人によって症状もその症状が出る時間帯もバラバラであるため時間帯を気にせずに食べられる時に食べるようにしましょう。
また食べ物のにおいから吐き気の症状が起きる人もいるため、できる限り臭いから離れることも有効な手です。
その他にも吐き気を忘れるために気分転換でウォーキングなどの運動をすることも勧められております。
妊娠中の便秘の解消法について
妊娠初期の症状に便秘があります。
この便秘は妊娠の時期により原因が異なってきますが基本的な解決方法はほぼ同じとなっております。
まず1つ目は食事内容を改善すること、特に必須アミノ酸など体の中で生成されていないビタミン、ミネラル、必須アミノ酸といった栄養素を含む食品を摂るように心掛けましょう。
2つ目は腸のぜんどう運動が低下しないように半身浴やフットバスで体を温めましょう。
夏場はシャワーだけですませるのではなく、のぼせない程度にお湯に浸かるようにしましょう。
3つ目はマタニティースイミングやウォーキング、ヨガを行うことです。
これらは妊娠による便秘に効果があると言われており積極的に推進されているものの一つと言われております。
それ以外にはツボ押しなども方法として挙げられております。
吐き気につきましては次のページも参考にしてください。
二日酔いで吐き気が止まらない時の治し方は?ツボや薬は?
腹痛と吐き気の原因はストレス?更に便秘だと危険?
めまいと吐き気の原因【三半規管の関わり】高血圧だと危険?
生理前の吐き気・頭痛・腹痛などの原因は?いつから起こる?
妊娠と吐き気につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
マイナビウーマン 【医師監修】妊娠超初期でも吐き気がすることはある? 原因と対策
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は「妊娠の吐き気はいつから?それは生理前や生理後のもの?腹痛は危険?」と題しまして、妊娠における吐き気や腹痛の症状の原因について解説していきました。
今回のこの記事で妊娠による吐き気と生理前や生理後の吐き気について区別がついた方もいるのではないでしょうか?
子供が欲しい人にとってはすごく気になる妊娠症状。
この症状を間違えて認識してしまってひどく悲しむことになってしまったという事態はできる限り避けたいものです。
早く結果が知りたいからと言ってフライング検査を行うのも避けたい所です。
今回のこの記事が妊娠による吐き気についての参考になれば幸いに思います。
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