二日酔いで吐き気が止まらない時の治し方!ツボや薬は?
二日酔いで吐き気が止まらない解消法
お酒を飲む人にとっては当たり前といってもいい症状である、二日酔い。
この二日酔いは吐き気を伴うものではありますが二日酔いを治すために効果的な方法も実はあるのです。
また、二日酔いの症状がなかなか治まらない場合は要注意!
今回は二日酔いにスポットを当てて、原因究明と治し方の解説の他、下痢も伴う場合の原因についても触れたいと思います。
二日酔いで吐き気が止まらない原因
人間関係を構築するためのお付き合い、それが飲み会だったりします。
この飲み会により二日酔いの症状が出る人もたくさんいるでしょう。
しかし、この二日酔いの症状の一つである吐き気はどうして止まらないのでしょうか?
疑問に思っている方もいるかと思います。
まずこの吐き気の原因は脱水があげられます。
「なんでお酒を摂取しているのに脱水になるんだよ」と言われる方もいるかもしれませんが、ちゃんとした理由があります。
お酒を飲まれる方はよくわかると思いますがトイレがちかくなりますよね?
これが脱水のサインなのです。
アルコールには利尿作用があり、排出される尿は体液中の電解質を多分に含みます。
特に注意すべきなのはこの電解質であるナトリウムの量です、
このナトリウムの減少は血液中の水分量の減少にもつながって消化器系の臓器への血流も減少してしまい、消化器系の機能が悪くなり吐き気などの症状が起こってしまうのです。
その他にもアルコールは体内の糖分を不足させ低血糖症状態を引き起こし交感神経に影響して吐き気を促すこともあります。
これ以外にもアルコールを分解するために生じるアセトアルデヒドが体内を巡ることも原因となるでしょう。
治し方は?
何故吐き気が生じるかは分かったため、次は治す方法を探っていきます。
まずは有名な方法ですが水を摂取することでしょう。
とにかく水分補給が大切です。
脱水状態を緩和するためには水を補給することが必要であり、アセトアルデヒドの濃度を薄めるためにも水は必需品です。
たとえ嘔吐したとしても水だけは飲むようにしましょう。
嘔吐した場合は消化液で食道の粘液が溶けてしまう危険性があるため、水を飲んで粘膜についている消化液を洗うことが大切になります。
水分補給のコツとしては体温程度の白湯を飲むことがおすすめです。
お湯や冷水よりも吸収効率が高いのです。
少量の冷水であれば問題ありませんが、多く摂取する場合にはある程度温めた水を飲みましょう。
効果的なツボについて
参考URL:http://anniversary-event.com/archives/1588.html
飲み会によく行かれる方はご存知かもしれませんが、二日酔いに効果的なツボというのもが存在しております。
まず一つ目は合谷(ごうこく)です。
これは吐き気だけではなく頭痛・腹痛・下痢・便秘にも効果があります。
場所は上記の画像の位置、人差し指の付け根と手の甲の親指の間です。
長めに強く押すと効果があります。
参考URL:http://anniversary-event.com/archives/1588.html
次は内関(ないかん)です。
効果は吐き気の緩和の他、乗り物酔いにも効果ありです。
位置は画像のように手首から指3本分ほど下の位置にあります。
ここを反対の手の親指である程度力をいれて3~5分くらい押しましょう。
頭痛に関しましては次のページをご参照ください。
頭痛をこめかみ付近のツボで即効で治す方法
頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?
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効果的な薬について
二日酔いによる吐き気に対して効果的なのは水分補給でしたが、それ以外にも市販薬で治すと言った方法も、もちろんあります。
ここで注意点としてはまずこの二日酔いによる吐き気を抑える薬が二つあるということ。
一つは吐き気止め、もう一つは胃炎を抑える薬です。
吐き気を抑える薬を選ぶ際には乗り物酔い用のものを選ばないようにしましょう。
二日酔いと乗り物酔いは原因が違うため、乗り物酔い用を飲んでも効果がありません。
胃酸過多の方は胃炎を抑える薬がいいでしょう。
飲酒による食べ過ぎが原因の場合はこちらを選ぶのが良いと思われます。
ヨーグルトは効果的?
健康的な食べ物としても筆頭であるヨーグルトは二日酔いという場面においても活躍してくれます。
まず大量にお酒を飲んでしまうと、そのアルコールが原因で肝臓が常に稼働する状態になってしまい、たんぱく質不足になります。
このたんぱく質不足解消にヨーグルトが向いているためです。
このように効果的であるヨーグルトですが、一番の効果は飲む前に食べることであらわれます。
そうすることで脂肪の膜が胃の粘膜に張られるようになり、アルコールの吸収が緩やかなものとなってくれるのです。
注意点としてはこのヨーグルトの効き目は2~3時間程度であり二次会、三次会で飲むときには効いていない可能性があるため、長丁場には期待できません。
効果的な食べ物や飲み物について
水分補給や市販薬以外の解決方法には効果的な食べ物を摂ることがあげられます。
まずはしじみのみそ汁でしょう。
これが特に有効であり「めちゃくちゃ効く」と評判になることもしばしばあります。
このしじみなのですがオルニチンという二日酔いに効果があるアミノ酸が豊富に含まれており、血液に溶け込んで体内をめぐって肝機能の保護やアンモニアの解毒を行ってくれます。
そうすることで肝臓が本来の機能を取り戻しやすくなり二日酔いが治まりやすくなるのです。
他にはアルコールの吸収を妨げるタンニンを多く含む柿、アルコールを分解するグループフルーツなどがありますが、やっぱりおすすめはしじみの味噌汁です。
飲み物の場合は、血管収縮作用のあるコーヒーや牛乳、ナトリウムやカリウムを補給してくれるスポーツドリンクも効果的です。
二日酔いで吐き気があっても吐けない時の対処法
吐きたくても吐けないという症状に悩まされることもあるのが、二日酔いです。
ここでよく取り上げられる議論として、「吐き気があるなら吐いたほうがいいのか、吐かないほうがいいのか」というものがあります。
確かに吐くことで水分が失われて脱水状態にはなってしまいますが、吐き気を我慢したまま寝てしまうことで寝ている時に吐いてしまって気道に詰まって窒息する恐れがあり危険です。
そのため寝る前の状態であるなら、吐いたほうがいいと思います。
まず、この状態の解決方法は水分を多く摂取することでしょう。
そうすることで胃の中のものが水気を含むため、吐きやすくなります。
ただし、吐くことでミネラルが失われるのでミネラルを補給できるようにしましょう。
うまく吐くには可能ならば立ち上がって下を向いて吐くようにします。
吐き気に関しましては次のページも参考にしてください。
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二日酔いで吐き気に加え下痢が治らない原因は?
二日酔いのはずなのに、なぜか症状が長引いて下痢や吐き気が治まらないといった症状に悩まされた人はいませんか?
もしかしたらそれって二日酔いではなくて急性胃腸炎かもしれません。
その時はまず症状の違いを確認します。
もし急性胃腸炎であるならば、下痢や嘔吐の他に鼻水・咳・熱といった症状や唇や肌のかさつきといった症状が出てきます。
これらの症状に当てはまるならこれは二日酔いではなくて急性胃腸炎でしょう。
もし急性胃腸炎に感染していた場合は、まず市販の下痢止めや胃腸薬を飲まないようにしてください。
逆効果になる危険性があります。
もし何らかの薬が欲しいという場合には病院に行って処方してもらうようにしましょう。
下痢に関しましては次のページも参考にして下さい。
二日酔いには迎え酒?
二日酔いには迎え酒が効果的という通説がはるか昔から語り継がれておりますが、この行為は効果があるという人とないという人に別れているので、今でもどちらを信じたらいいのかは微妙です。
一説には二日酔いというのは基本的にアルコールが分解されて発生するものなので、さらにお酒を飲むことでアルコールの分解が阻害されるので、二日酔いによる気持ち悪さは薄れると言われているのです。
ただし、仮説ですので信ぴょう性は薄いのではないでしょうか?
これを真っ向から否定する医師の意見もあります。
これは実にまっとうな意見で「アルコールの分解物であるアセトアルデヒドが原因なので、そのアセトアルデヒドが発生する原因になっているお酒をさらに飲むことは負担が大きくなるだけで何の意味もない」というものです。
お酒で気持ち悪くなっているのにお酒を飲むことがいいことではないというシンプルな意見ですが、納得できるでしょう。
個人的にはこの後者を支持します。
二日酔いの原因や対処法につきまして、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は二日酔いに対して原因究明と解消方法を調べて参りました。
なんとな~く水分補給がいいと言われていた理由が、今回のこの記事により皆様よくお分かりになられたと思います。
お酒を飲むことで発生する脱水症状を解決するためには水分が必要、皆さんよく理解して覚えましたね!
対処方法がわかったからと言ってお酒を大量に飲むのはよくありません。
自分の体を労わることが大切です。
今回のこの記事が二日酔いに悩まされるすべての大人たちへの解決の手引きとなれば幸いに思います。
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