心筋梗塞の前兆をチェック!背中・左肩・歯の痛み・血圧など
背中・左肩の痛みなど心筋梗塞の前兆のチェック項目
心筋梗塞の前兆には、背中の痛み・左肩の痛み・歯の痛み・左手小指の痛みと様々なものがあります。
本記事ではこれらの様々な前兆の症状についてお伝えしていこうと思います。
早く気づければ、早期治療へと繋がり治る確率も一気に上がります。
ただ、前兆がないケースもあると言われており怖いところもありますが、気づけるケースであれば何とか早々に対処したいところです。
心筋梗塞の前兆としての背中や左肩の痛み
心筋梗塞の前兆に左肩の痛みや背中の痛みがあります。
心臓に近い部分である背中の痛みは何となく理解できるかもしれませんが、なぜ左肩が痛むのか、よくわかりませんよね?
それではその痛みの理由についてお伝えしていきます。
まずこれは放散痛と呼ばれるものです。
この放散痛とは本当に痛い場所ではなくて、全く違うところが痛む現象です。
つまりどういうことかというと心臓の痛みが肩の痛みとして出ているということです。
これには理由があって心臓が脳に痛みを伝えた際に、痛みを伝える神経伝達回路が心臓部から脳のものと左肩から脳のものまで一緒であるため、脳の痛みの信号を左肩がキャッチして左肩への痛みが生じます。
背中の痛みは心臓からきており心臓から背中にかけて全体的に圧迫されるような鈍痛が発生することもあります。
歯の痛みについて
心筋梗塞の前兆として歯の痛みが生じることがあります。
こちらもなかなか結び付けることが難しいものだと思いますが、実はこれによって助かっている人も結構いるのです。
これも先ほど説明した放散痛が原因となるのですが、心臓の痛みが歯の痛みとして現れるということです。
しかし、背中の痛みや肩の痛みでは病院に行かない方でも歯の痛みで病院に行かれる方は結構いるようで、心筋梗塞による歯の痛みから歯医者に行っても、実際には虫歯ではないため異常なしと言われるのです。
過去に心筋梗塞のサインとして歯の痛みがあると知っている方において、虫歯が無いと言われた後に内科に行き心電図を撮った結果、心臓に異常があることが分かったというケースが存在します。
血圧について
心筋梗塞になる一番の原因が高血圧と言われているのですが、一部見解では心筋梗塞によって高血圧になる人がいると言われております。
このように考え方に違いはありますが、高血圧の人は心筋梗塞に気を付けた方がいいことは変えようのない事実であると言えるでしょう。
動脈硬化の症状が出る⇔高血圧になるという図式が成り立つことで、動脈硬化の症状が悪化しやすくなり、血液の流れがより阻害されるようになることで心筋梗塞の確率が上がることになるでしょう。
医師によっては高血圧こそが心筋梗塞の一番の要因であるとまで言わしめており、一番注意を向けるべき点となっております。
動悸の症状について
心臓に疾患が出ている場合の前兆には動悸・息切れ・胸の痛みもあります。
この動悸は狭心症や心筋梗塞が進行している時によく出る症状です。
これは心臓に血液を送る血管の内壁が狭まったことで心臓に血液が足りていないことを示しており、ちょっとした動作でも突如として動悸が発生するようになります。
例えば、健康体であれば運動をした直後や緊張を感じている時に起こる動悸が、何気ない動作で起こるようになった場合は要注意であると言えます。
左手小指の痛みについて
心筋梗塞の前兆に左手小指の痛みやしびれがあります。
実はこれ、心臓の冠動脈が動脈硬化していることで酸素が不足していることのサインなのです。
この症状はかなり多いと言われており、ここから症状がある程度進行すると左肩の痛みや心臓の痛みが生じるとされております。
一見すると関係ないと思われる、左手小指への痛みやしびれと心筋梗塞ですが、これは心臓に負担がかかっていることの証明と言えるでしょう。
この他にも動悸や息切れといった症状があるのなら、早めに診察を受けるようにしましょう。
心筋梗塞の前兆は心電図で分かる?
心筋梗塞の発作は時間とともに特徴的な変化として心電図に現れると言われており、心筋梗塞の疑いがある方はまず心電図で確認することになるでしょう。
さらには心電図の変化により閉塞を起こした責任冠動脈の推察を行うこともできると言われており、頼ることのできる検査と言えます。
実際に実例としてあげた「歯の痛み」の項目で記載したケースでは、虫歯が無いのに歯が痛んだことで心筋梗塞の前兆だと理解して、内科にて心電図をとって心臓への疾患が見つけられたものであるため、決して軽視していいものではないようです。
心筋梗塞の前兆は耳たぶに表れる?
生活習慣によって血液がドロドロになり、血管が狭くなってしまうことで発生する動脈硬化や心筋梗塞ですが、血液がドロドロになってしまって流れが悪くなってしまった最終結果が心筋梗塞なので、そうなる前に悪影響を強く受けてしまっている部分とし毛細血管が多い部分が挙げられます。
その毛細血管が多くなっている部分の一つが、耳たぶです。
動脈硬化が発生すると毛細管が詰まっていくので耳たぶに栄養が届かなくなってしまい、皺が発生します。
この皺のでき方は人によって異なります。
大きな皺ができることもあれば、細かい皺が発生することもあるようです。
それ以外には動脈硬化になりそうな状態になるということは、血液に脂質が多すぎるということで、目頭の上部に脂肪の塊ができてしまうことがあります。
ほかにはアキレス腱の周囲に脂肪の塊ができやすくなってしまうのでアキレス腱が一気に太くなるというケースもあります。
具体的には2cmを超えるとよくないとのことです。
耳たぶの項目もそうですが、それ以外に一つでも当てはまるものがあった場合は病院で診てもらったほうがいいでしょう。
その他の心筋梗塞の前兆としてのチェック項目
心筋梗塞におけるやや特徴のある前兆をご紹介してきましたが、それ以外にも前兆はあります。
それは、めまい・呼吸が苦しくなる・息切れ・突如として冷や汗が出る・吐き気・腕や顔の腫れ・胸の痛みなどです。
この他にもここで紹介する前に出ていた肩の痛み・歯の痛み・動悸・高血圧・左手小指の痛みやしびれが追加されます。
ここまで記載した前兆にいくつか当てはまるものがあるのなら、必ず医師に相談してください。
特に胸の痛みは15分以上続くなら心筋梗塞の疑いがより強くなるため注意しましょう。
注意点としてはこのような痛みを感じない無痛性心筋梗塞というものもあって、痛みを生じる前兆がわからないケースがあるということです。
それでも冷や汗やめまいといった症状は発生することがあるため痛み以外のサインを見逃さないことが大切です。
心臓に関連するものに【うっ血性心不全】があります。
うっ血性心不全につきましては次のページを参考にして下さい。
前兆を感じた時の対策
心筋梗塞で最も大切なことは早期の発見です。
早期発見をすることができればほぼ100%の確率で治療することができる病気なのです。
そのため大切なことは前兆を感じたらすぐに受信すること、または定期健診で血液検査や心電図を受けるようにしましょう。
最も大事なことは心筋梗塞を起こさないような健康的な体を手に入れることです。
そのためにも、生活習慣病を予防して、肥満の解消やストレスの解消、禁煙や適度な運動を行ってリスク要因を減らしていくようにするべきです。
心筋梗塞に関しましては次のページもご参考にしてください。
心筋梗塞の前兆につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
Medical Note 心筋梗塞に前兆はあるのか?心筋梗塞の原因や症状について解説
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は若年層にも発症することが増えている心筋梗塞について、前兆症状がどのようなものがあるのかをご紹介してまいりました。
もはや若いからといって大丈夫といっていられないのです。
年齢に関係がないなら若いうちでも前兆を知っていることが大切になります。
未然に防ぐことができれば自分が発症したとしても生存確率も上がりますし、周りの大切な人だって救えるかもしれません。
本記の内容を何かあった時の知識として役立てていただければ幸いに思います。
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