男性の血尿で痛みなし!痛みあり!の原因は?がんの可能性も?
男性の血尿の原因と治し方について
血尿が発生すると人によってはものすごい焦りを感じたりするもので、一体原因は何なのか気になって仕方なくなったりします。
男性の血尿で痛みなしのケースの原因、あるいは痛みありのケースの原因として何があるのか?
これはひょっとしてがんの可能性もあるのだろうか?など色々気になってしまうかと思います。
本記事では男性の血尿について色々とお伝えしていきます。
男性の血尿で痛みなし!原因はがんの可能性も?
まず男性に多い血尿の原因は、ガン、尿路結石、尿道炎などがあります。
この中で痛みが発生しない男性の血尿だとガンのケースが多いでしょう。
ガンになってしまうと血管に食い込んで出血が発生し、血尿が出るようになったりするのです。
特に気を付ける必要があるガンは前立腺がん・膀胱がん・腎盂尿管がんと言われているようです。
ただし、ある程度症状が進むとガンであっても痛みが出るようになるようです。
痛みありの場合の原因は?
痛みがある血尿と言えば尿路結石が挙げられます。
尿路結石による血尿は尿管で結石が移動することで皮膜を傷つけてしまうので血が出るといったものになりますが、腰に強い痛みを感じるようになるので、痛みを感じたらまずは尿路結石を疑われると良いでしょう。
また尿道炎のような炎症が起きるものでも血尿が出ることがあります。
膀胱炎は女性の発症例が多いのですが、尿道炎は男性の方が発症例が多いです。
これは尿の出始めに痛みが出るようになり、残尿感を覚えるようになるので、これらの症状が出ているのなら要注意ということになります。
根本原因はストレスも?
よく聞く表現の中に、「ストレスが溜まりすぎて胃の痛みが悪化した」とか「ストレスで髪の毛が薄くなってしまった」というものがありますよね。
その中には「ストレスで血尿が出てしまった」というのものも聞いたことがある人はいるのではないでしょうか?
このストレスによって血尿が出るかどうかですが、ストレスがかかりすぎている場合は尿路結石になる可能性が高まるるので、血尿が出る確率を上げる一要因にはなるかと思います。
それ以外にも、腎臓の炎症が起きている糸球体腎炎になっている時に免疫力が低下するまでストレスを溜め込んだり疲れがたまっているケースが見られ、すると血尿が出ることがあると言われております。
勿論、がんを始めとした病気の背景にはストレスが絡んでいると言われますので、ストレスが原因の要素の1つであることは否めないでしょう。
血尿の色は?
血尿とは尿に血が混じる状態なのですが、実は病気の種類よって血尿の色もかなり異なるようです。
まず、薄い赤色やワイン色だった場合は尿道や膀胱での出血の可能性が高くなっております。
これがコーヒーのように黒ずんでいたり赤茶色になっている場合は血液が尿に混じってから排出されるまで時間がかかっているというサインなので尿が作られている腎臓に何らかのトラブルが発生している可能性が高くなります。
また、尿の色がオレンジ色や濃い赤色になっている場合は膀胱がんや前立腺がんといった悪性腫瘍の可能性があるようです。
このように、血尿でどこが悪いのかをある程度推察することができますので、まず血尿が出たのなら医師に相談するようにしてください。
血尿が出たら焦ってしまうのが人間なので、早めに診てもらうようにしましょう。
残尿感・腹痛など血尿以外の症状は?
血尿に伴って様々な症状が出る場合もあります。
まず、ガンによって血尿が出ている時は最初のうちは症状は血尿以外感じないでしょうが、症状が悪化することで様々な症状を引き起こしていきます。
例えば、胃がんによて血尿が発生しているのなら、ある程度症状が進行すると吐き気・貧血・体重減少・食欲不振・鳩尾(みぞおち)の痛み・嘔吐・吐血・血痰・下血・不眠・動悸・腹水・骨折・黄疸といった症状が出るようになります。
膀胱がんの場合は下腹部の痛み、頻尿や排尿時の痛みといった症状が出たりします。
次に急性腎炎による血尿の場合、頭痛・食欲不振・むくみ・頻尿・血圧上昇・腎機能低下といった症状が出るようになるでしょう。
尿路結石による血尿の場合は、残尿感・頻尿・発熱・悪寒・むくみ・背中や腰の痛みといったものがあります。
このように、血尿以外に症状が出てくるケースは色々あり、何かの病気になっている可能性がありますので、病院を受診しましょう。
血尿は若い男性に多い?それとも高齢者?
まず基本的なこととして、血尿が出る確率が高いのは男性よりも女性です。
女性は5人に一人が膀胱炎になると言われているので、膀胱炎からくる血尿症状が出てしまうため、男性よりも圧倒的に女性のほうが血尿が出やすいと言われているのです。
また、一般的に血尿が出る確率は年をとっている方が高いのですが、若年者を中心に広がっている急性糸球体腎炎という病気のせいで、若者も血尿が出る確率が高まっていると言われているのです。
この病気は、血尿以外にもむくみ・高血圧・頭痛・吐き気といった症状が出てくるので、血尿症状が出た時点で病院で診てもらうようにしてください。
何科で診察・検査する?
血尿が出てしまったら病院に行ってどのような病気になっているかを診てもらうのがベストだと思います。
基本的に泌尿器科に行くのがいいですが、腎臓内科も血尿で診てもらうのは間違っていないと言われているので、そちらを選ぶのも良いでしょう。
とりあえず、片方の科で診てもらって異常が見つからなかったら、いかなかった科で診てもらうといった流れで問題ないと思われます。
ただし、目に見えてわかる血尿なら膀胱鏡を含めた精密検査が必須なので、泌尿器科を最初に受診したほうが良いでしょう。
子供の場合は窓口として小児科を選ぶのもいいです。
治し方は?
まず血尿がどのような理由で発生している血尿なのかをはっきりさせないといけません。
この血尿の原因がガンだった場合は放置して治るものでもなく薬で治るものではないので、いち早く病院で治療を施してもらう必要があります。
次に、尿道炎の場合は治療の基本が抗菌薬を用いてのものとなるので放置して治るものではありません。
この時に用いられる薬はアジスロマイシン、シタフロキサシンといったものになるようですが、この病気で活動している菌は耐性を持つものが増えつつあるとのことで、効果が無いケースもあるようです。
そのため、いくつかの薬を試すことになると言われております。
尿路結石による血尿が出ている方はいくつかありますが、小さな結石の場合は放置していたとしても尿と一緒に排出されるので放置といった手段もなくはないようです。
このように自然排石が期待できる時には、鎮痛薬を注射し痛みをやわらげて、水分補給を行うようにするようです。
自然排石ができないのなら、体外衝撃波砕石術・経皮的腎尿管砕石術・経尿道的尿管砕石術のような特別な治療法を実行することになります。
大切なことは、自分の血尿が一体何によって引き起こされているかなので、まずはすぐ病院に行くことを考えましょう。
血尿に関しましては次のページも参考にしてください。
血尿につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
大宮ヴァグリーンクリニック 血尿(おしっこ、尿に血が混じる)
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では男性の血尿について色々と記載していきました。
血尿が出た場合に大切なことは、まず何故血尿が出ているのかを明らかにすることなので、泌尿器科に行って診てもらうようにしましょう。
他に出ている症状から推測することもできなくはないですが、ガンの可能性がある時点で放置するのは危険です。
速やかに確認してもらいましょう。
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