帯状疱疹が顔にできると跡が残る?初期症状や原因・治療は?
顔の帯状疱疹の症状や原因・治療法について
帯状疱疹は日本人の多くの人が発症する可能性のあり、顔に発症してしまうと治療ができたとしても跡が残ってしまうことがあるという話があります。
原因ははっきりしており、早期に治療を行えば比較的容易に治るようなので、初期症状に気が付くのがカギとなっています。
本記事では帯状疱疹が顔にできると跡が残るのか、また初期症状や原因・治療方法はどのようなものなのかをお伝えします。
顔の帯状疱疹は跡が残ることがある?
抗ヘルペスウイルス薬の服用が遅れて症状が重くなってしまった場合、例え治療を行うことができたとしても跡が残ってしまうことがあります。
具体的には水ぶくれの後にただれができるようになってしまい、かさぶたができた後でもその傷跡が残るようになるのです。
傷跡といった重いものでなかったとしても、シミのような形で残ってしまうこともあるでしょう。
シミ程度の小さいものであれば肌のターンオーバーによって回復できるので半年もあれば消えると思われます。
しかし、ただれとなってしまった場合はターンオーバーでは回復できないのでレーザー治療といった専門の治療が必要となります。
従いまして、症状が重くなる前に医師に診てもらい対処しましょう。
顔の帯状疱疹の初期症状は?
顔にできる帯状疱疹の初期症状は、痒み・腫れ・痛み・痺れ・頭痛といったものになります。
まず、痛みや腫れまたは痺れについてですが、これは赤い斑点ができる前段階の症状となっていて神経痛のような痛みや痺れが生じるようになります。
最初は痛みや痺れのみが生じることが多いので、それが原因で眼科や整形外科、または歯科を受診する人がでてきます。
しかし、本来は皮膚科に行くのが良いのですがこの時点で、皮膚科に行く人は稀のようです。
そして痛みが生じてから少し経つと、腫れといった症状が出てくるのでその時点で気が付く人も多くいるようです。
また、それ以外にも赤い斑点が出る前に片頭痛や皮膚に違和感が生じてかゆみを感じることが多くなります。
初期の段階なら治療によって早く治る傾向にあるようですので、できる限り初期症状の段階で治療を受けるようにしてください。
原因について
帯状疱疹の原因は水疱瘡を起こすウイルスと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」なのですが、これは多くの人が持っているウイルスで、実は発症していないだけなのです。
日本人のほとんどの方が水疱瘡に幼い頃にかかったことがあるでしょうが、この時点でこのウイルスとの長い付き合いが始まっています。
水疱瘡が治ったとしてもウイルスは消滅しないで体内に残り続けているということなんです。
このウイルスが活発に動き出すスイッチは過労やストレスによって免疫力が低下することで入ります。
免疫力が低下するとこのウイルスの動きも活発化しだして帯状疱疹を引き起こします。
治療法は?
先ほど記載したようにあまりのも容態が良くないなら入院することになります。
それ以外なら薬物療法が基本となるでしょう。
この薬物療法は抗ヘルペスウイルス薬を内服することになり、ウイルスの増殖を抑えることが目的となります。
効果が発揮されるまではだいたい2~3日かかるので、その期間はどうにか耐えなければならないでしょう。
あまりにも痛みがひどい場合は鎮痛剤といった薬も用意してもらえるので、医師と相談して他の薬が必要かどうか判断してください。
また、腎臓の持病がある場合は薬の量を調整する必要上があるようなので医師にどのような持病があるのか、または内臓のどの部分に問題があるのかは説明するようにしましょう。
入院が必要?
どの病気にも当てはまることですが、症状が進みすぎて重度の症状を引き起こしている場合は入院するケースもあるようです。
帯状疱疹の場合は、広範囲に帯状疱疹が広がってしまった方、痛みがあまりにもひどい方、合併症を引き起こしてしまった場合が入院対象となるでしょう。
入院した場合は点滴治療が中心となって安静にして、休養をとらせる対応になるようです。
もともと免疫力が低下している原因はストレスや体力の低下にあるので、入院は体力回復とストレスからの解放に繋がり回復しやすくなるようです。
完治する?
基本的には完治するものではありますが、抗ヘルペスウイルス薬の内服の時期がいつになったのかによって完治にかかる時間はだいぶ変わってきます。
初期症状の時点で気が付き治療を開始したのならほとんど症状が出ないうちに治療をすることができますが、ある程度広がってしまった状態から治療を開始した場合は相応の時間がかかってしまうでしょう。
基本的に発症してから3週間~1ヶ月で治ると言われていますが、重症の場合は後遺症や神経痛が残り続けるので早めの治療が何よりも大切になります。
顔の帯状疱疹で頭痛が起こることもある?
「帯状疱疹と頭痛って全く関係ないのでは?」と疑問に思う方は多くいるでしょうが、実は関係があるのです。
これは帯状疱疹のウイルスが神経を刺激することで炎症を起こして血管周辺にまで影響を及ぼし最終的には血管も拡張されて偏頭痛が起きるようになるためです。
とにかく血管が拡張することによって頭痛が出ることがあるということを覚えておきましょう。
帯状疱疹による偏頭痛の痛みが生じるメカニズムは解明されているようですね。
日本人の約8パーセントが頭痛もちとなっていますが、この帯状疱疹のウイルス以外の偏頭痛は根本的な原因がいまだ解明されておらず、現在研究中ということです。
帯状疱疹が目に現れることも?
帯状疱疹は皮膚があればどこにでも発症するものなので、目の付近で発疹があると目にも炎症が起こるようになるので、目に対する治療も必要になってしまうでしょう。
顔には三叉神経という知覚神経が分布されておりそこにこの帯状疱疹ウイルスが感染してしまうと、目の神経にも伸びていることから目にも悪影響が出てしまうでしょう。
具体的には角膜炎や結膜炎、そして緑内障という良くある目の症状が出てしまうことがあるので、こうなると皮膚科と眼科による治療が必要になるでしょう。
三叉神経についてもう少し詳しく解説すると、この神経は第1枝~第3枝と3種類があり、このうち目に関する症状が出やすいのは第1枝領域に帯状疱疹ウイルスの悪影響が発生した時です。
顔の帯状疱疹を治すための日常の注意点
帯状疱疹は基本的に体力の低下とストレスの溜まり過ぎによって免疫力が低下することで発症するので、治すためにはその部分をどうにかする必要があります。
そのため、まず発症してしまった場合は会社を休むようにしてください。
どうしても仕事が忙しいとか、休んだ場合、仕事が溜まって大変なことになると思われている方は多くいらっしゃるしょうが、無理に出社してしまうと治療もなかなか進みませんし、最悪悪化して合併症を引き起こしたり後遺症を残してしまう可能性が高まるので、身体を優先するようにしましょう。
また、紫外線も帯状疱疹を悪化させる要因となるので、外出はできる限り短くしてください。
外出が必要な時は帽子をかぶったりして、できる限り帯状疱疹が生じている患部に紫外線を当てないようにしましょう。
帯状疱疹につきましては次のページも参考にしてください。
帯状疱疹につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では帯状疱疹が顔にできると跡が残るのか、また初期症状や原因・治療方法はどのようなものなのかをお伝え致しました。
どの病気でもそうですが、早期発見並びに早期治療が早く回復させるためのポイントになります。
症状が進行してしまうと治療しても跡が残ってしまう可能性があるので、女性にとっては特につらいことになってしまうと言えるでしょう。
発症するためのスイッチが免疫力低下にあるため、過度なストレスや体力低下には十分気を付けるようにしてくださいね。
本記事が顔にできる帯状疱疹の情報の参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。
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