帯状疱疹の治療法【食事・薬・点滴】と期間や費用
食事や薬など帯状疱疹の治療について
帯状疱疹は治療が遅れてしまうとなかなか症状が治まらなく、非常にしんどい思いをしてしまうことになります。
そのためにも大切なのが適切な治療で、食事療法や薬物療法、点滴などを行う必要があるようです。
本記事では帯状疱疹の具体的な治療法と期間や費用を中心にお伝えしたいと思います。
帯状疱疹の治療時の食事について
帯状疱疹において大切なことは免疫力を高めることと、栄養を摂って体を健康に保つことになります。
その中で食事は重要なファクターとなるのです。
特におすすめするのは抗菌作用・解毒作用・鎮痛作用がある生姜や疲労回復効果があるネギ、細胞が老化してしまうことを防ぐ抗酸化作用がある大根などでしょう。
特に生姜は血行促進や免疫力向上と言った効果もあるので帯状疱疹が出てしまった場合に一番効果がある食べ物と言えます。
それ以外には梅干し・鶏肉・長いも・トマト・白菜・ブロッコリー・納豆といったものも該当しますので、食事にうまく取り入れて免疫力向上と体力回復及を行いましょう。
病院に行くべき?
基本的に帯状疱疹の発症が確認された場合は病院に行くことが大切になります。
早めに症状に気が付いて抗ウイルス薬を投与してもらえれば症状の悪化を抑えることができるので早めに回復することができるようになります。
一般的に病院に行くなら皮膚科を受診されると良いでしょう。
帯状疱疹は早く治療すれば容易に治せる病気なので放置するのが一番やってはいけない行いと言えます。
ちなみに発疹が頭や顔に出た場合は目に影響を及ぼすことがあるので、この時は皮膚科以外に眼科にも行く必要があります。
さらに症状が悪化して後遺症が残ってしまった場合、難聴などの耳の症状が出ることもあるのでその時は耳鼻科に行くようにしましょう。
どんな薬が使われる?
帯状疱疹の治療で用いられる薬は抗ウイルス薬のファムビル錠・ゾビラックス錠・バルトレックス錠・ビダラビン軟膏などがありますが、軽症の場合は内服薬や塗り薬で充分治療ができるようです。
重症の場合は点滴治療が追加されるでしょう。
基本的にこれらの塗り薬や内服薬はウイルスの増殖を抑えるためのものでウイルスを死滅させる薬ではありません。
また痛みがひどい場合は非ステロイド性抗炎症薬のような鎮痛剤も処方されることになります。
点滴を行うこともある?
症状が軽い場合は基本的に塗り薬や内服薬で治すことができるのですが、症状が重い場合は点滴注射を行うことがあります。
点滴を行う際には外来で行われることもありますが、入院した上で行うこともあります。
一刻も早く症状から解放されたい場合は即効性が高い点滴治療がおすすめとなっているので、なかなか通院できない人には良いかもしれません。
治療の流れと期間
点滴を受けるか否かで治療の流れと期間が変わってきますが、基本は投薬治療と塗り薬になりますのでそちらの流れを説明します。
発症してから病院を受診して帯状疱疹であると診断された場合、抗ヘルペスウイルス薬を処方されることになるので、この薬を指示された量を塗るか飲むかしてもらいます。
そうするとだいたい2~3日ぐらいで効果が出始めてウイルスの増殖が止まります。
あとは定められた期間薬を飲み続ければ症状は治まるでしょう。
このように効果を発揮するまで期間があるので、効いてないと自己判断しないで必ず医師の指示に従って服用を続けてください。
それ以外にも生活習慣の改善なども促されることがあると思いますが、免疫力の低下は回復力の低下を招いて症状がなかなか治らなくなってしまうのでその指示にも従うようにしてください。
治療費の目安
帯状疱疹の治療費は場所や病院でかなり変わっているので目安程度にしか説明できませんが、点滴を行った場合は診察代込みでだいたい3,000~4,000円、薬は一週間分でだいたい5,000~8,000円となるでしょう。
薬はジェネリックにできるかどうかなど、処方された薬次第でも料金が変わってくるので一概には言えませんが、他の人たちの意見を統括するとだいたいこのような費用になると思います。
しかしこれに帯状疱疹の再発予防として水痘ワクチンを加えた場合保険が適用できないので、プラス1万円ぐらいの費用がかかってしまうようです。
帯状疱疹で家にいる時は安静にしておくことが大切?
帯状疱疹は免疫力が低下することで発症しやすくなり、症状も重くなるので安静にしておくのが良いのですが、治るまで時間がかかるケースも多いので、ずっと安静にしておくことは難しいでしょう。
体を温めて血行が促進されることで痛みが和らぐのがこの帯状疱疹ですので、自宅で安静にする方々は体を温めるような状況を作ると良いでしょう。
夏場においては冷房で冷えた部屋で冷たいものをたくさん摂取すると痛みが増加する可能性もありますので注意しましょう。
治療中は仕事を休むべき?
世の中には様々な病気があふれていますが、病気になった際に一番気になるのが学校や仕事に行ってもいいのかどうかですよね。
もし感染力が高い病気であるならば、会社からストップがかかる可能性もあります。
帯状疱疹の場合は自己判断で休むかどうか判断する必要があるため、症状がひどい場合は休むようにしましょう。
また、営業とかで顔を良く見せる必要がある人は顔に帯状疱疹ができた場合は人に会うこともできないので会社からストップがかかることになるかもしれません。
休めるなら休んだほうがいいですが、どうしても会社に出てくださいと言われてしまったら出るしかないでしょう。
帯状疱疹の症状について
帯状疱疹の症状は、最初のうちはピリピリとかチクチクするような痛みが発生します。
これは発疹が出る数日前から感じ始めるものなので、何らかの違和感を感じるようになるのです。
この痛みを感じた部位に発疹が起こるのですが、この段階で帯状疱疹と気づくのは患者でも医者でもかなり難しいようです。
痛みが発生してから数日が経過すると痛みがひどくなって発疹が出始めます。
痛みの段階では気が付かない人でも具体的に発疹の症状が出始めると「自分の体に何かが起きている」と感じるようになるので、多くの人が病院を受診することになります。
そこから更に時が経過すると神経に沿って帯状に発疹がでてきます。
こうなると痛みが非常にひどくなり夜眠るのも困難なほどになってしまうでしょう。
再発する原因と予防法
帯状疱疹は100人に1人は再発する可能性があるので、再発予防には気を付けたほうがいいでしょう。
再発する原因も基本的には同じ水痘帯状疱疹ウイルスで、免疫力が低下すると発症してしまいます。
ただし、基本的には2年ぐらいは水痘帯状疱疹ウイルスに対しての免疫を持った状態をキープできるので発症しません。
それ以降は免疫力が低下してしまうと再発してしまうこともあるでしょう。
また、免疫抑制薬を投与中であったり後天性免疫不全症候群(AIDS)や骨髄疾患などの治療を行っている状態だと2年以内に再発する可能性もあるので気を付けてくださいね。
帯状疱疹につきましては次のページも参考にしてください。
帯状疱疹の治療につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では帯状疱疹の治療法と期間や費用についてお伝えしました。
帯状疱疹は早期治療を行えば早く治すことができるので、発疹と痛みといった症状が出たならば早めに病院に行くことをおすすめします。
しかし、最も大切なことは発症しないことなので、免疫力が低下しないような生活を送るようにするのが大切になってくるでしょう。
発症してしまうとかなりしんどい思いをしてしまうので、そうならないためにも健康な体を維持していきましょう!
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