帯状疱疹の原因は?20~30代はストレスやお酒・食事?
20~30代や10代の帯状疱疹の原因
帯状疱疹はある程度の年齢にならないとならない高齢者の病気と考えられていましたが、今では10代・20代・30代でも発症する人が結構いるのです。
その原因はストレスと言われていますが、はたしてそれは本当なのでしょうか?
本記事では帯状疱疹の原因は何なのかを年代別に考えて、治療法についてもお伝えします。
20~30代の帯状疱疹の原因は?
帯状疱疹のリスクが高いのは免疫力が低下しやすい年代であるのは間違いないので50~60代の方は発症しやすくなっているのですが、それとは別の20~30代の人たちもリスクが高いと言われているのです。
何故リスクが高いのか、それは免疫記憶細胞が約20年で数が減少して水疱瘡ウイルスを抑えることができなくなるからです。
だいたいの人は5歳までに水疱瘡になるので、そこから20年が経過する20代になります。
また、50~60代は子供がいる場合なら、子供に接するのが20~30代の方が多く、つまり水疱瘡ウイルスに接触しやすいのですが、そこから20年後がこの年代に当てはまるので、発症しやすくなっているとも言われております。
ストレスは関係している?
帯状疱疹とストレスは関係性があります。
まずストレスは溜めすぎると自律神経が乱れます。
そうなると興奮をもたらす交感神経が優位になってしまい、リンパ球のバランスが悪くなります。
免疫の主体であるリンパ球のバランスが崩れることはそのまま免疫力の低下に繋がるのです。
それ以外にもストレスを受け続けるとストレスホルモンが大量に生産されて、免疫機能を抑制するコルチゾールが分泌され続けることになりこちらも免疫力の低下に繋がるのです。
このようにストレスによって免疫力の低下が発生することで発症する確率が高まるので、間違いなく関係していると言えるでしょう。
お酒は関係している?
強いお 酒は動脈を拡げることになり皮膚過敏症を悪化させる可能性があります。
そのため帯状疱疹によって皮膚や神経が炎症を起こしている場合は控えるように促される飲み物となるのです。
それ以外にも帯状疱疹に効果がある薬の効果を弱めたり、副作用のリスクを高める可能性があるため良くありません。
ただ、発症の原因になったとは聞いたことがありません。
発症した場合は酒を飲むのは間違いなく良くないと言えるのですが、酒が原因で帯状疱疹が発生するという理論に基づいた話は見あたっておりません。
食事は関係している?
食生活が乱れていることや栄養不足が直接的に帯状疱疹に結びつくわけではありませんが、食生活が乱れていたり食事による栄養が偏っている場合は、体力が低下しやすくなり免疫力が低下しやすくなるので必然的に帯状疱疹になりやすくなってしまいます。
逆に、発症してしまった場合は免疫力を高めてくれる食べ物を優先的にとるように促されることになるでしょう。
具体的には生姜・ねぎ・にんにく・トマト・大豆・海藻類・緑黄色野菜・淡色野菜・鶏肉・梅干し・大根などがすすめられることになります。
これらは免疫力を高めたり疲れをとる効果がある食べ物なので、帯状疱疹以外の風邪の症状がある時にもおすすめできるでしょう。
10代の帯状疱疹の原因は?
20~30代で発症する理由はよくわかりましたが、なら10代でなる原因は何なのでしょうか?
考えられるのはやはり免疫力の低下でしょう。
もともと帯状疱疹が発生する理由は免疫力が低下することで原因となるウイルスが暴れだすことにあるのですが、それが子供でも当てはまるのでしょう。
免疫記憶細胞は約20年で数が減少して水疱瘡ウイルスを抑えることができなくなるとされているので、その定義からいささか外れてしまいますが、急激な免疫力の低下があった場合は発症するリスクは20年が経過しなくてもあるということです。
子供の帯状疱疹の原因は?
帯状疱疹は大人の病気として知られていますが、子供でも発症するケースは存在します。
これもやはり免疫力の低下が一番の原因となっているので、子供の場合でもあまりに免疫力が低下してしまうと発生するリスクがあります。
また、別の説では水疱瘡に赤ちゃんの時代にかかってしまうと、免疫が完成していないため水疱・帯状疱疹ウイルスの封じ込めがうまくできないことがあり、再発するまでの期間が普通の人よりも短くなるというものがあります。
つまり、あまりにも水疱瘡になったのが早すぎる人は再発する可能性が高くなるということなので、そのような人たちは免疫力の低下には人一倍気を付けるようにするべきでしょう。
なりやすい人は?
帯状疱疹になりやすい人というのは、免疫力が低下しやすい環境にあるかどうかです。
この免疫力は老化が進めば進むほど低下していくので、高年齢になるとどうしても発症しやすくなります。
実際に発症者の年齢別割合等を見てみても、50代以降は急増しております。
また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病と言われる方は発症しやすい傾向にあるようです。
ステロイド薬などの一部の薬は免疫力が低下してしまうので、薬の摂取から発症に繋がるケースもあるでしょう。
また、職場の環境が過酷で非常にストレスが溜まるという職場にいる人は発症する確率が上がるでしょう。
年末や連休後の仕事が溜まっている時期などは要注意です。
帯状疱疹はうつる?
帯状疱疹が人から人へうつることはありませんが、帯状疱疹は原因となるウイルスが水疱瘡と同じであるため水疱瘡にかかっていない子供たちにうつる可能性はあります。
そのため、身近に発症したことが無い子供がいる場合は感染予防を行う必要があるでしょう。
幸い水疱瘡とは違い空気感染力はないと言われているので、飛沫感染や接触感染に気を付けるようにしてください。
また、妊婦さんの胎児に感染することもあるようなので、妊婦さんへの接触も気を付けるようにしましょう。
ここでは帯状疱疹は人にうつらないけど発症していない幼児や妊婦さんへの接触は気を付けると覚えてください。
治療法について
帯状疱疹の治療の基本は投薬治療になります。
ここで使う薬はウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬になりますが、痛みがひどい場合は鎮痛剤も使うことがあるでしょう。
ただしこの痛みは通常の痛みと違い神経痛によるものなので、一般の鎮痛剤は効果が無い場合があります。
その場合は抗うつ薬や抗けいれん薬のような神経の痛みに対して効果がある薬を用いることがあるようです。
この痛みの部分は人によっては感じ方が異なることも多いので、医師と相談して治療法を考えることになるでしょう。
そのためどのような痛みがあってどのような悩みがあるのかは必ず医師にお伝えするようにしてください。
また注意事項としては必ず指定された期間は飲み続けることで、途中で自己判断のみでやめてしまうのは避けた方が良いでしょう。
それは治りが遅くなり再度痛みが生じる危険性があるのでしっかり医師に確認しましょう。
帯状疱疹につきましては次のページも参考にしてください。
帯状疱疹の原因につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では帯状疱疹の原因は何なのかを年代別に考えて、感染や治療法についてもお伝えしました。
若い年代の人でも免疫力が低下してしまうと発症してしまう可能性があるが帯状疱疹だと言うことが分かりましたね。
他にも様々な病気が若年齢化してきているので、これも子供たちの生活リズムが乱れがちで免疫力が低下していることが関係しているのかもしれません。
また、ストレスは免疫力低下の要因にもなり間違いなく万病のもとになってしまうので、生きていくためにはストレス発散方法を身に付けておくことが大切になりますね。
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