帯状疱疹の症状と原因・治療・薬・後遺症やうつるのか?など
帯状疱疹の症状や原因・治療などについて
帯状疱疹は日本人では多くの人が悩んでいる病気で、厄介な症状があり後遺症をも発生させる可能性のある危険な病気です。
そのため原因や治療法について気にしている人も多くいます。
本記事では帯状疱疹の症状と原因・治療・薬・後遺症やうつるのかどうかを検証していきます。
帯状疱疹の症状は?
帯状疱疹の症状は最初のうちは、発疹は出ないでチクチクとした痛みが発生します。
この痛みが生じている箇所が、発疹が発生する場所となっているのですが、この段階で気が付ける人は皆無でしょう。
次に発疹が出始めて、痛みも大きくなります。
発疹が出る場所は顔やお腹以外にも様々な場所でできますが、基本的には背中や腰~お腹にかけての部分や太ももなどの皮膚の柔らかい部分に出やすいです。
この発疹が出た後は数が一気に増えていき、神経に沿って帯状に出てくるようになります。
この段階になると痛みが酷すぎて眠れなくなるので、こうなる前に必ず病院に行って診察してもらい薬を用意してもらいましょう。
また、ある程度時間が経てば発疹が水ぶくれになりやがてかさぶたになっていきますが、治療をしないと跡が残ったり重症化することもあるので早めに治療を開始してください。
原因について
帯状疱疹の原因は水疱瘡の原因となる水痘帯状疱疹ウイルスによるものです。
このウイルスはたとえ水疱瘡が治ったとしても消滅することはなく、感染した人の体内でひたすら生き続けます。
そして、このウイルスが再び暴れだすと水疱瘡ではなく帯状疱疹として症状が出てくることになるのです。
このウイルスが暴れだす原因は発症した人が、体力が著しく低下したり、ストレスが溜まりすぎることで免疫力が低下することにあります。
つまり、多くの人が持っているウイルスであるため、あまりにも弱ってしまって免疫力が低下すると、だれでもが発症する可能性があるということです。
治療法について
まず治し方は大きく分けて二つあります。
それは入院するかしないかです。
まずあまりにも症状が重く、痛みが酷すぎる場合は入院することになります。
そこで行われるのは安静にしながらの点滴治療が基本となるでしょう。
免疫力が低下している原因はストレスと体力低下にあるので、点滴治療を行いながら体力回復を行い薬による治療を並行して行うことになります。
入院するほど症状が重くない方は、安静にしながらの薬物療法が基本となるでしょう。
ここで使用される薬物は抗ヘルペスウイルス薬というウイルス増殖を抑える薬となるでしょう。
また、痛みが酷い場合は別に鎮痛剤なども処方してくれるので具体的な症状をきちんと説明するようにしてくださいね。
薬について
帯状疱疹の治療の基本は薬物療法になりますが、そこで用いられるのは先にも記載していますが、抗ヘルペスウイルス薬になります。
これはアシクロビル・バラシクロビル・ファムシクロビルなどで点滴や内服によって治療を行うことになるでしょう。
また、痛みが酷い場合はその薬に加えて消炎鎮痛薬やステロイドの内服を併用することになるので症状に合わせての薬選びになります。
また、この抗ウイルス薬は効果が出るまで2~3日かかるので、できる限り症状が重くなる前に薬をもらうようにしましょう。
症状が重く痛みが酷い場合はこの2~3日間すら耐えられなくなるので鎮痛剤が必須となってしまいます。
後遺症について
帯状疱疹の後遺症として代表的なものは帯状疱疹後神経痛になります。
これは治療が遅れてしまった為にウイルスによって神経が傷つけられてしまい、例え表面は治ったとしても神経の傷はなかなか回復しないので、痛みや感覚麻痺が残り続ける状態となってしまいます。
この痛みはなかなか重いもので、夜眠れないレベルの状態になることもあります。
これは免疫力と深く関係しているので、免疫力が低くなりがちの高齢者の方が発症しやすくなっています。
基本的に帯状疱疹の発疹から3日以内に治療を行えば後遺症は残らないと言われているので、早めの治療を心がけるようにしてください。
帯状疱疹はうつる?
帯状疱疹はうつることはありませんが、水疱瘡を発症したことが無い人には水疱瘡としてうつることがあります。
水疱瘡は一度発症したら再発することはない病気ですので、身近に発症したことが無い人がいるなら近寄らないようにして感染予防を行うようにしてください。
また、一番注意しなければいけないのが妊婦さんで、母親の方にはほとんど影響はありませんが、胎児に水痘帯状疱疹ウイルスが感染して影響を及ぼす可能性があるので非常に危険です。
帯状疱疹は水疱瘡と違って帯状疱疹はほとんど空気感染しないと言われているので、接触感染に気を付けるようにしてください。
かゆみが出ることもある?
帯状疱疹の基本的な症状は痛みですが、それ以外にかゆみがかなりの確率で発生するようです。
このかゆみや痛みは発疹が出る前から出てくることが多いので、予兆として感じる方も多いでしょう。
帯状疱疹は全身の皮膚のどこにでも出てくるので、具体的にどこがかゆくなるとは言えないようです。
基本的に帯状疱疹の症状は左右の片側に出るものではあるので、不自然に体の片側にかゆみが出てくるでしょう。
稀に、帯状疱疹のウイルスが2ヶ所以上の経路から広がってしまうパターンもあるので、体の数カ所が極端にかゆいというケースもあるようです。
再発することもある?
帯状疱疹が再発することは非常に稀ですが、ごくたまに再発する人もいるようです。
ですが、再発することは1%くらいと相当低く言われているのでそこまで気を使う必要はないでしょう。
また、再発するパターンは発症してからだいたい2年が経過した後になっているので、連続して発症することはありません。
しかし後天性免疫不全症候群(AIDS)や骨髄疾患などの治療を行っていると再発する可能性が高まるので、これらの治療を行っている人で帯状疱疹が何度も再発した人がいるようです。
基本的には再発しないけど、稀に再発する人もいるが普通は期間が必要という感じです。
ただ後天性免疫不全症候群(AIDS)や骨髄疾患などの治療を行っていると連続して発症するかもしれないと覚えておきましょう。
予防法について
帯状疱疹の予防法は予防接種を行うことと高い免疫力を維持することにあるでしょう。
まず予防接種についてですが、基本的には水疱瘡と帯状疱疹のウイルスは同じなのでどちらにも効果がある水痘ワクチンを接種することになります。
これは一説にはワクチン接種により発症率が約50%になると言われています。
ただ日本ではまだ保険適用外となっているため割高になります。
帯状疱疹の予防法として一般的な方法は先ほどの予防接種よりも、免疫力の維持となるでしょう。
とにかく免疫力を高い状態でキープできれば発症することはなく、原因となるウイルスを黙らせることができるので、発症する確率はほとんどなくなります。
もともと免疫力の低下は帯状疱疹以外にも様々な病気になりやすくなってしまうので、極力避ける必要があるでしょう。
帯状疱疹の予防というよりも、すべての病気からの予防と思って免疫力を高める生活をしましょう。
帯状疱疹につきましては次のページも参考にしてください。
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最後に
以上、いかがだったでしょうか?
今回は帯状疱疹の症状と原因・治療・薬・後遺症やうつるのかどうかを検証しました。
帯状疱疹は治療が遅れると跡が残ったり厄介な後遺症が発生することがあるため、できる限り早期発見ならびに早期治療を行うことが大切であることが分かりました。
予防方法も予防接種というものがありますが、根本的に大切なことは免疫力の低下を防ぐことにあるので、日々健康的に過ごすことが大切になります。
ストレス社会の日本でそれはなかなか難しいかもしれませんが、会社は健康まで守ってはくれませんので自分の体は自分で守るしかありません。
皆さんも常に健康には気を配りましょう。
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