過呼吸の対処法はキスやお酒?ビニール袋やタオル・姿勢など
キスやお酒など過呼吸の対処法について
ストレス社会日本で気を付けなければならないのがストレスによって引き起こされる病気です。
今回はそんな病気の一つである過呼吸に注目します。
「対処法はどういうものがいいのか?」「キスが有効とは本当か?」「お酒がいいという人がいるけど本当か?」…
気になるところがたくさんあるでしょうが、ぜひご覧になり疑問を解消していただければと思います!
過呼吸の症状
過呼吸の対処法に触れる前に、過呼吸とはどのような症状があるのかを確認しましょう。
過呼吸によって引き起こされる症状は非常に豊富です。
頭痛・指先や口のまわりのしびれ・失神・動悸・息苦しさ・手足のけいれん等があります。
このような症状が発生し余計に不安と恐怖を引き起こし悪循環になることもありますが、基本的に30分から1時間でおさまります。
しびれやけいれん、失神等が伴うこともあるため「非常に危険な状態」や「重い病気かも知れない」と心配になる方もいらっしゃいますが、あくまで一時的なものですので重病になることはほとんどありません。
過呼吸の対処法としてキスは有効?
では過呼吸の対処法をご紹介していきます。
まず最初は「キス」です!
そんな馬鹿な…と思う方もいらっしゃると思いますが、これ本当に事実なのです。
なので、まだブラウザバック(前のページに戻ること)はしないでいただきたいです^^;
ただし効果があるのは互いが互いを完全に信頼している場合であって、そうでないなら意味が全くありません。
むしろセクハラになる可能性もあるため絶対にしないでください。
原理を説明すると信頼できるパートナーからのキスによって、精神的に安心することが多いからです。
過呼吸は精神的な不安や恐怖からくることも多いためその不安が和らぐというのは非常に効果的な方法です。
お酒は有効?
酒が過呼吸に対して有効であるという話が昔ありましたが、これ真っ赤な嘘です。
酒に強い人はお酒の摂取量が増えても過呼吸になりませんが、酒に弱い人は過呼吸になる危険性があります。
つまり酒は過呼吸を治すのではなく過呼吸を起こす可能性を高めるものであるのです。
アルコールには刺激作用があり過呼吸の引き金になる危険性があります。
それを避ける方法はシンプルで飲まないようにすることです。
どうしても飲まなければならないのでしたら一気飲みなどは絶対せずにスローペースで適量を飲むようにしてください。
アルコールが過呼吸の直接的な原因にならなくても、酔ったことによる吐き気や腹痛などで気分を害し不安につながる感情が生じると、そこからのストレスで過呼吸になる危険性もありますので、お酒に弱い人はほどほどにしましょう。
ビニール袋が有効?
過呼吸になった時の正しい対処法を記載します。
ここで注意していただきたいのはこの「正しい」というところです。
一昔前では過呼吸になった場合、ビニール袋を口に覆うと効果的であると言われていましたが、これはそうとも言えないのです。
この方法をペーパーバッグ法というのですが、この方法は二酸化炭素を取り入れすぎる危険性があり逆にめまい・頭痛・吐き気等の症状を引き起こし事態を悪化させる危険性があります。
そのため、紹介したいのは安静にした体勢からゆっくり呼吸をさせること。
ここで大切なのは「ゆっくり」を意識することです。
それが難しい場合は次の項目で紹介するタオルを使う方法が有効になります。
タオルの使用について
過呼吸はストレスによる自律神経の乱れで引き起こされることが多い症状です。
過呼吸になってしまった場合に治す方法はゆっくりと呼吸をさせることにあるのですが、本人がパニックに近い状態になっている場合はゆっくりとした呼吸をするのも難しいでしょう。
そのようなときに有効なのがタオルなのです。
具体的な使い方は患者の口に当ててタオルの隙間から呼吸をさせるという方法です。
タオルを口に当てた場合、呼吸はしにくいのですが目が粗いため、できなくはないというところがポイントです。
この対処で早い呼吸をすることが結果的になくなります。
このようにタオルを使うと安静にしていれば数分で過呼吸が治まります。
それゆえ非常に有効な方法であるといえるのです。
過呼吸の対処法としての姿勢は?
もし過呼吸の症状が出た場合どのような体勢になればいいのか?
まず過呼吸になった場合に落ち着ける方法として横になることは非常に有効です。
その時に頭を高くするとより効果的なものとなります。
過呼吸は失神等で意識を失うことがあるため落ちる危険性のある椅子に座ることはおすすめできません。
ソファに座る場合も背もたれによりかかるようにしてください。
大切なのはとにかく楽な姿勢をとることです。
腹式呼吸がしやすい体勢にして胸による呼吸の乱れを防止しましょう。
対処法としての天突のツボについて
過呼吸への対処方法に実はツボ押しも効果的です。
意外かもしれませんが有効なのです。
有効なツボは「天突」、場所は鎖骨と鎖骨の間です。
「天突」は呼吸に関するツボであり、いびきや喘息、気管支炎、過呼吸等に効果があります。
この場所を斜め45℃ぐらいの角度をつけて深呼吸を3回行い軽く押します。
これを毎日続けることで過呼吸の予防にも繋がります。
ただし、強く押すのは危険なので必ず押すときは軽く押すようにしてください。
病院での対処法について
病院において、過呼吸の症状を抑えるために一番有効である科は心療内科になると思います。
もし病院に過呼吸の症状を相談する場合は専門医によるカウンセリングが重要になります。
基本的に過呼吸の原因はストレスであるパターンが多いため、そのストレスの原因を探りストレスを取り除く必要があるためです。
カウンセリングの結果、精神を安定させる抗不安薬や睡眠導入剤を処方されることがあります。
この時、効果がない場合は医師に必ず報告するようにしてください。
病院以外で薬に頼らずに治す方法としては、心理カウンセラーによるカウンセリングを受けるといったことやカイロプラクティック院や整体院などでも、過呼吸を改善させる施術を行っている施設があります。
社会人になったらなかなか逃れることのできないストレス。
過呼吸はストレスが溜まっているというサインでもありますので、病院にかかりたくないという方はストレスを溜めない方法を必ず身につけましょう。
しびれが出た時の対処法
過呼吸でしびれが出てしまう原因は酸素を吸い過ぎる事で血液のバランスが崩れてしまうことにあります。
また、血液の濃度以外に血管の収縮によって引き起こされている部分もありますので、それらをもとに戻す必要があるのです。
ちょっとしたしびれ程度ならゆっくりと息を吸って吐くという動作を10回程度繰り返すだけでほぼ改善されます。
それでも治らない場合は頭を高くして横になってみてください。
これでも改善されないのなら、病院に行って受診してもらったほうがいいです。
人によっては自分の二酸化炭素を吸うペーパーバッグ法を試す方もいますが、医師の方々も否定することが増えているので実行しないほうがいいでしょう。
窒息死するなんて極端な噂もありますが、そこまで危険視する必要はないでしょう。
過呼吸の対処法につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
元住吉こころみクリニック 過呼吸・過換気症候群の正しい対処法とは?紙袋は使うべき?
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
「過呼吸の対処法はキスやお酒?ビニール袋やタオル・姿勢など」と題しまして今回は過呼吸の対象法を色々と検証していきました。
文章の初めのほうにいきなりキスを紹介されて度肝を抜かれたかもしれませんが、実際に治った事例もあることと、なぜ治ったか証明するために逆に良い事例として紹介させていただきました。
その他の対処法も難しいものはそんなになかったと思いますので、もし過呼吸で悩まれている方や過呼吸で悩まれている隣人がいる方は、その対処法を頭の片隅にでも入れておいて「いざ!」というときに役立てていただけると幸いです。
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