睡眠障害の原因【スマホ・ストレス・脳・病気】子供の場合は?
睡眠障害の症状の種類と原因!解消法など対策は?
睡眠障害は今では多くの方々を苦しめているものの一つです。
原因は非常に多岐にわたりスマホ・ストレス・脳の疲労・何らかの病気などいろんなことが考えられます。
これは大人だけではなく子供にも当てはまるのです。
本記事では睡眠障害の原因についてお伝えしたいと思います。
睡眠障害の原因
スマホ?
色々とある睡眠障害の原因の一つがスマホです。
スマホやパソコンから出てくるブルーライトを浴びると、脳が昼間だと錯覚するようになり睡眠時と目覚め時に作用するメラトニンの分泌が抑制されるようになり、なかなか寝付けないとか眠ったのに疲れがとれない等の睡眠障害が発生しやすくなります。
また、スマホをいじる体勢というのは首にかなり大きな負担をかけるので長時間その体勢をキープしていると血行不良になります。
いわゆるスマホ首と呼ばれるものなのですが、この首の状態になっている人は肩こりや首の痛みがひどくなるので寝付きが悪くなりやすいのです。
また、寝る直前にまでメールや電話をしている人は返事が来るかもしれないとしばらく待ってしまって、結局睡眠時間を削ることになり睡眠不足になることもあるでしょう。
ストレス?
睡眠障害の中でも最もやっかいなのがメンタル的な部分です。
すなわちストレスになります。
ストレスが溜まっている状態になると、興奮状態になるのでまず寝付きが悪くなりますし、イライラすることも非常に増えるので夢の中でも出てきたりして不快感とともに途中覚醒することも増えます。
また、ストレスがかかると90分と言われている睡眠のサイクルが短くなってしまい睡眠リズムが狂ってしまうとも考えられており、朝がなかなか起きられないということに繋がります。
それ以外にも、ストレスの原因が会社にあった場合は「寝たら明日が来る」という意識が強くなるので、心の中で眠りたくないと考えてしまうようになり、睡眠障害を引き起こします。
脳にある?
不眠症などの睡眠障害の原因は色々とありますが、その中でもよく言われるのが脳の異常です。
しかし、脳に何らかの異常があった場合は不眠症になると言うよりも、急に眠気が発生することの方が多いとも言われております。
ただし、脳の「扁桃体」という交感神経を活発化させることで危険を回避する指示を出す部分に異常が発生していると、活発化の頻度が急激に多くなるので、体が覚醒状態に近づいてしまいます。
こうなると質の良い睡眠が取れなくなるので、ちょっとした物音だけでも起きてしまう体になってしまうのです。
要するに、これは眠りそのものの質が低く睡眠時間をいくら確保しても疲れがとれない「熟眠障害」となってしまうということです。
何かの病気?
睡眠障害になってしまう病気というのは色々とあります。
例えば不眠症や過眠症も睡眠障害を引き起こす病気ですし「概日リズム睡眠障害」のような体内時計と睡眠サイクルが合っていないために日常サイクルに異常が出てしまい、うまく眠れなくなってしまうこともあるでしょう。
他には、「睡眠時無呼吸症候群」のように寝ている時に呼吸が止まってしまう病気もあります。
これは腎臓や心臓に非常に負担をかける病気で睡眠の質を著しく低下させます。
この病気を持っている方は何時間寝ても疲れが取れなくなるのです。
また、うつ病になってしまったという人もメンタル的に追い込まれているのでうまく眠ることができないでしょうし、座骨神経痛や椎間板ヘルニアのように姿勢によって痛みが発生する状態になっている人も満足な睡眠をとることができなくなってしまいます。
その他、咳や鼻水がひどい人も眠ることが困難になってしまうでしょうし、虫歯があって歯の痛みがひどい人も眠れなくなるでしょう。
このように睡眠障害の原因となってしまう病気や、睡眠に異常をもたらす病気は色々とあるのです。
子供の睡眠障害のよくある原因は?
子供によくある睡眠障害は、夜驚症・夢遊病・睡眠時無呼吸症候群・不眠症など色々とありますが、その原因がはっきりしていないケースも多いです。
まず、夜中に突然目が覚めて泣いたりおびえたりするようになる夜驚症は原因がはっきりしておらず、対策が難しいです。
ただし、不安な体験を多く経験したり怖い映像をたくさん見るとなりやすいと言われております。
夢遊病も原因は不明です。
睡眠時無呼吸症候群の場合は扁桃腺の肥大やアレルギーによる鼻内部の炎症によって引き起こされる例があります。
不眠症の場合はスマホの操作や過剰なストレス、服用している薬の副作用などが考えられます。
睡眠障害中でも多いのが不眠症で、一般的な対策として生活習慣を見直して、パソコンやスマホを触る時間を親が管理する必要があるでしょう。
ストレスが溜まっていることで寝付けない子供も多いので、学校での様子もよく把握しておくようにしましょう。
小学校や中学校などの学生生活でも子供によってはかなりストレスを溜めるものなのです。
子供のいびきは風邪など鼻づまりか無呼吸症候群?治療法について
睡眠障害の症状の種類は?
睡眠障害、いわゆる不眠症と呼ばれるものには実は種類が存在するのです。
たとえば、寝ようとしたのになかなか眠れないものは「入眠困難」と呼ばれるもので、体験したことがある人も多いでしょう。
そして、いったん眠りについたとしても何かしらの原因があって何度も起きてしまう「途中覚醒」、起きる時刻を設定しているのにその時刻よりも圧倒的に早く目が覚めてしまって、そからなかなか寝付くことができない「早朝覚醒」、眠りそのものの質が低く睡眠時間をいくら確保しても疲れがとれない「熟眠障害」となります。
このように色々と種類ありますが、きっとあなたの睡眠障害と思われる症状は、どれかに該当しているのではないででしょうか?
解消法など対策は?
睡眠障害の対策はいくつかありますが、まずはストレス対策でしょう。
ストレスが溜まりすぎると睡眠に対して大きく悪影響をもたらしてしまうので、ストレス解消法を身につけましょう。
音楽を聴いたり、温めのお湯に入るとか、ストレッチをするとか最も相性が良い方法を見つけましょう。
あとは睡眠に意識がいきすぎて、眠れないことを過剰に気にし過ぎる事でも、眠れなくなってしまいます。
眠れないと体がしんどかったりするので、眠りたい気持ちはすごく分かりますが、「眠れなくてもいいや」くらいの気持ちを持った方が眠りやすくなります。
あとは適切な睡眠時間は人によって異なりますので、日中の眠気が感じない必要な睡眠時間を見つけましょう。
8時間睡眠や6時間睡眠にこだわる必要はありません。
すっきり起きられる睡眠時間を見つけてください。
そして、体のスイッチが入りやすくするために朝起きたら日光を少し浴びて体内時計のスイッチを動かしましょう。
適度な運動習慣があれば睡眠の質も向上するので、仕事の内容が肉体労働系のものではなくデスクワーク中心の人は、ある程度の運動を日課にしてください。
もし、日中の眠気がひどいという方は15~30分程度の昼寝をしましょう。
それ以上の昼寝は睡眠に悪影響を与えます。
また夕方以降の昼寝は良くありません。
ナルコレプシー(過眠症)とは?その原因と改善法は?
ナルコレプシーは日中に強烈な眠気に襲われる病気で、夜にたくさん睡眠時間を確保しても眠気がおさまらないといった症状です。
このナルコレプシーは原因がはっきりしておりません。
一応はストレスなどの環境的な要因も関わっているとか、遺伝的な何かも関わりがあると言われておりますが、詳しいことは分かっていないのです。
もう少し踏み込んだ説をお伝えすると、これは脳内における覚醒コントロール機能の異常によって覚醒命令が出ずに眠気を感じるようになっていると考えられたりもしています。
このナルコレプシーを改善する方法は中枢刺激薬とよばれている薬を使うか、規則正しい生活をできる限り送るようにするというシンプルなものになっています。
睡眠障害につきましては次のページも参考にして下さい。
睡眠障害の原因につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では睡眠障害の原因を中心に色々とお伝えして参りました。
睡眠障害は解決も容易でないことから、多くの方がを苦しめられています。
人間関係から来るトラブルが原因のストレスなどというのは、簡単に回避するのは難しいかと思います。
とは言え、何とかして発散するなどして解消する方法を身につけるしかありません。
ただひたすら受け身になるのではなく、できることからやっていきましょう。
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