インフルエンザワクチンの効果の有効期間!水銀の毒性は?
インフルエンザワクチンの種類や有効期間
インフルエンザを予防するためにも大切なことがワクチンを接種することです。
しかし、この予防接種の効果の有効期間がどれくらいあるのか把握している人は少ないでしょう。
さらに予防接種において水銀が含まれている可能性があることはご存知でしたか?
本記事ではインフルエンザワクチンの効果の有効期間について、また水銀の毒性は大丈夫なのかを検証します。
インフルエンザワクチンの効果の有効期間
予防接種の効果は一般的に5ヶ月と言われていますが、この予防接種の効果が出るのはインフルエンザワクチンを接種してから、1~2週間後と言われているので、流行時期の1ヶ月前くらいに予防接種を行えば十分効果があると言えるでしょう。
インフルエンザのピークは12~3月という4ヶ月と考えると、11月に予防接種を受ければちょうどいいということになりますね。
この予防接種はインフルエンザを治す薬ではないため、潜伏期間中に予防接種をするのはほぼ無意味です。そのため、早めの摂取をするようにしてください。
水銀の毒性は?
インフルエンザワクチンに防腐剤として水銀が使われたりすることが多いのですが、この水銀の摂取に関しては非常に意見が割れているようですが、医師の見解や厚生労働省の意見を聞く限り、ワクチンにおける接種なら特に問題はないのように感じます。
一部医師の見解では「ワクチンに添加されているチメロサールは無視できるぐらい微量のものであり、また体内に蓄積されない性質を持っているので、過剰に心配する必要はない」と断言しており、厚生労働省もが新型インフルエンザ用のワクチンに添加されているチメロサールの安全性を訴えています。
その一方で水銀は脳機能に障害を引き起こして様々な障害の原因になるから、他のワクチンに含まれるアルミニウム・ホルムアルデヒド・グルタミン酸ナトリウムなどと一緒で絶対に摂取してはいけないと訴えている人もいます。
この方々の意見も説明がしっかりしているものが多いので、どちらが100%信じられるといったものではないのが難しいところと言えるでしょう。
インフルエンザワクチンの種類は?
ワクチンは生ワクチンや不活化ワクチンが代表的なもので、生ワクチンは生きているウイルスや細菌の病原性を弱めて作ったワクチンとなっています。
このワクチンを接種すると体内でその病気に対する抗体がつくられることになるのです。
次に不活性ワクチンは化学処理を行って病原性を無くしたウイルスから作られたもので、生ワクチンに比べると免疫力が弱いので、1回では効果が無いことがあります。
そして、インフルエンザワクチンとして日本で認可されているのがこの不活性ワクチンとなっています。
また、2013年のシーズンからインフルエンザのワクチンが3種類のワクチン株から作られる3価ワクチンから4価ワクチンへと変更されたのも話題となっております。
4価ワクチンの詳細は次のページを参考にしてください。
小児のインフルエンザワクチンの摂取量や回数は?
病院によってこれは見解や意見が分かれるところではありますが、とある病院では生後6か月以上で12歳までなら2回ずつ摂取が基本で、10月ごろに1回目を接種しておよそ2~4週間(可能なら4週間)あけて2回目を摂取するのが良いとされておりました。
そして13歳以上は1回が通常と説明しております。
摂取量は6か月以上3歳未満が大人の半分の量の0.25mlで、3歳以上が大人と同じ0.5mlになっていると説明しております。
この量の変更に対して不安を抱いている人も多いようですが、変更後の接種量はWHO推奨用量となっていて海外では当たり前の量なので心配ないとのことです。
インフルエンザワクチンの不足は大丈夫?
インフルエンザワクチンの製造元の一つである化学及血清療法研究所が出荷を始められない事態に陥って、ワクチンが不足すると2016年は騒がれ一時期は大問題にまで発展しました。
その後は他の製薬メーカーの協力もあったので不足することなく供給できるようになりましたが、騒ぎのもととなった化学及血清療法研究所は不正製造問題によって110日間もの長い期間業務停止を余儀なくされています。
そこで泣きっ面に蜂ともいわれるような状況が重なります。
それが熊本地震です。
この地震により製造がほとんどできなくなり2017年もワクチン不足が懸念されました。
しかし、この問題は他のメーカーが協力することで不足を免れるよう動いているようなので、よっぽどの問題(工場被災や製造問題発覚など)が起こらない限り通常は大丈夫でしょう。
値段は?
インフルエンザの予防接種は毎年のように行っておりますので、医療業界の方々も非常に慣れたもので、冬に差し掛かる時期になるとある程度の予防接種の金額もネット上に公表されております。
一部の方々は、それらを集計して全国平均価格などを算出しているようです。
2017年の11月に算出されたデータでは、全国平均は3524円となっており、昨年よりも178円も上昇しているようです。
この価格についてもっと詳しく見てみると、高いところと安いところは確かにありますが、傾向が良くわかりません。
東京や大阪といった大都市は高いというイメージでしたが、東京は3651円程度で、大阪も3460円程度でした。
東京は100円以上確かに高いですが、それ以上高いところは大都市以外でもいっぱいありましたし、大阪の場合はむしろ安いレベルです。
ちなみに、一番高かったのが岩手県の3780円でした。
医療費控除になる?
毎年多くの人が行っている予防接種ですが、これは医療費控除の対象になりません。
医療費控除の対象になるのはあくまで治療に使ったお金に対してなので、予防に対して使ったお金は対象外になってしまうようです。
これは予防として使うマスクにも同じことが言えるので、マスクも医療費控除対象にはなりません。
同じく予防に使う加湿器や空気清浄機も控除対象外になることが多いのです。
「市販の風邪薬がOKなら予防接種もいいじゃん!」という声が非常に多いのですが、医療費控除はあくまで医療を対象としたものとなっているのでその部分を理解してもらう必要があるのです。
なかなか腑に落ちない面もあると思いますが、これは法律でそうなっていると納得してもらうしかないでしょう。
インフルエンザワクチンは打たなくても大丈夫?
様々な医師や国からはできる限り予防接種は行うように促されていますが、インフルエンザA型は種類が非常に豊富で毎年予防接種を受けないといけないことも考えると億劫になってしまう人も多いでしょう。
実際にインフルエンザワクチンを打ったほうがいいのかどうかを、インターネット等で確認しようとすると「絶対に打たないほうがいい」派と「絶対に打ったほうがいい」という派がすごい勢いで論争を繰り広げていることが解るはずです。
それらの論争に辟易している人もたくさんいるようですが、医師からは可能なら打ったほうがいいという意見が非常に多く寄せられているようなので、ここでは時間がある人は打ったほうがいいと説明しておきたいと思います。
特に人込みに必ず出られる方は摂取しておくことを推奨します。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザ予防接種の効果はあるの?期間は?
打たない方が良い人は?
今度はインフルエンザワクチンを打たない人ではなく、打てない人について説明します。
まずインフルエンザの予防接種を受けようとした当日に37.5℃以上の熱がある人は打てません。
それ以外にも重篤な急性疾患にかかっている人やインフルエンザ予防接種でアナフィラキシーショックを起こした人は対象外となってしまいます。
それ以外にも心臓病や腎臓病などの病気になっている人や風邪をひいている人は予防接種を受けるのに医師と相談が必要となるでしょう。
特に多いのが風邪をひいている人で、発熱や咳の症状が出ている人は免疫力が低下しているので予防接種を受けたとしても抗体がうまく作られなくなってしまい、予防接種の意味が無くなってしまう可能性があるようです。
なので、当日はできる限り健康体で行くようにしてください。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザb型の症状や完治日数は?熱が下がらない対処法は?
インフルエンザワクチンの有効期限等につきましては次のページも参考にしてみて下さい。
Yomeishu インフルエンザ、予防接種の効果は?ワクチンの発症予防率と有効期間
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではインフルエンザワクチンの効果の有効期間について、また水銀の毒性は大丈夫なのかを中心にお伝え致しました。
インフルエンザワクチンに関しては絶対に使用してはいけないという説が一時期猛威を振るっていたので、インターネット上でも使ってはいけないことを後押しするような情報があふれかえっています。
そのため、その部分を鵜呑みにしてしまうと、漠然とワクチンは悪いものと考えてしまうようになるので、必ずそれらの情報を集めるときには根拠は何なのか、理由はあるのか、納得できる材料があるのかを確認して、今度は反対側の意見も参考にして正しい情報を吟味するようにしてくださいね。
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