インフルエンザ脳症の症状と予防法は?

インフルエンザ脳症の症状と予防法は?

インフルエンザ脳症の症状と予防法について

インフルエンザ脳症とはどのような症状なのでしょうか?かかってしまうと致命率が8~9%というデータがあり命に関わる可能性があります。

従いまして、できる限りインフルエンザ脳症にはかからないようにしたいものです。

症状や原因予防法などインフルエンザ脳症全般について記載したいと思います。


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インフルエンザ脳症の症状

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インフルエンザ脳症は主に5歳以下の子供(乳幼児)に発症します。

けいれんや意識障害など急速に進行する症状がみられます。

脳症は急に起こります

インフルエンザにかかったその日から1~2日くらいで発症します。

1日も経たないうちに、血管が詰まったり、多くの臓器が働かなくなったりと命に関わる可能性もあるので、以下に記載する症状があるからと言って、必ずしもインフルエンザ脳症とは言い切れませんが、早目の対処が必要です。

具体的な症状としては

けいれん

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体が硬直しガタガタ震えます

けいれんの持続時間が15 分以内だったり、繰り返さなかったり、左右対称のけいれんだったりした場合で意識障害が無ければインフルエンザ脳症の可能性は低いです。

意識障害

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時間が分からない、今どこにいるか分からない、人(親を含め)が誰だか分からないなどの症状が現れたりします。

痛みにあまり反応しない、呼びかけてもあまり反応しないといったこともインフルエンザ脳症で起こる意識障害の症状です。

異常な言動がある

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自分の手を噛むなど食べ物と食べ物でないものの区別がつかない、無いものがいるなど幻覚症状が起こる、意味不明なことを言い出す、異常な恐怖感をいだく、急に怒り出したり、泣き出したり、大声で笑い出したりするなどが例として挙げられます。

38度以上の高熱が出る

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インフルエンザにかかった時の症状として高熱や咳、鼻水、全身の倦怠感、体の痛みなどの症状が出ます。

頭痛や嘔吐

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初期症状としてと嘔吐が出やすいです。

頭痛と嘔吐が激しい時には、インフルエンザ脳症を疑う必要があります

 

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インフルエンザ脳症の原因

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インフルエンザ脳症の原因ははっきりと分かっていませんが、次のようなことが原因として考えられています。

インフルエンザウイルスは、まず鼻から侵入します。

そして鼻の粘膜に付着して、ここで増えて体中に広がっていきます。

そして脳内にもウイルスが侵入しようとするのですが、脳症は、脳にウイルスが侵入する前に起こります。

では何故脳にウィルスが侵入する前に起こるのか?という仕組みですが、インフルエンザウィルスといのはすごく強力です。

人間の体を外的から守る免疫がこのウィルスと戦うのですが、ウィルスが強力な為、相当なダメージを受けます。

このダメージによって免疫である白血球はサイトカインといわれる物質が放出させます。

本来、サイトカインというのは人体の細胞に作用して、細胞の機能を調節するという重要な活動を行っています。

ところが白血球から過剰にサイトカインが放出され、アレルギーと同じような過剰な免疫反応が起きると考えられます。

この過剰な免疫反応で、脳の中でむくみが起き、脳内の圧力が高まり、脳は延髄を圧迫するようになります。

延髄が圧迫されることで、けいれんや意識障害、異常な言動などの症状が引き起こされるのではないかということです。

また解熱剤の多くは、脳内のむくみを促す働きがあるのではないかと考えられています。

従いまして、インフルエンザ時の解熱剤の使用は要注意です。

脳のむくみは短時間に進行するために、数時間のうちに状態が悪化しやすいです。

 

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ロキソニンなど解熱剤がインフルエンザ脳症の原因に?


インフルエンザウイルスは非常に強力で高熱を発することも多々あります。

そのため、とりあえず何か強力な風邪薬を飲ませようと考える人が多いのです。

しかし、15歳未満の子供が対象となっている場合は一部の解熱鎮痛剤はインフルエンザ脳症を引き起こす可能性があると言われているので十分注意しなければなりません。

使ってはいけないといわれている成分は、「サリチル酸系」と呼ばれるグループで、具体的にはアスピリン・バイアスピリン・バファリン配合錠・エテンザミド・ポルタレンなどの薬とされています。

薬を使う場合は医師に確認しましょう。

 

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インフルエンザ脳症の治療

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基本的には厚生労働省の研究班によるガイドラインに基づいた治療が行われます。概要としては

①支持療法といって、心肺機能の安定化、意識の改善、けいれんの管理・治療、体温の管理、高次医療機関への搬送などが行われます。

必要に応じて人工呼吸器の使用や点滴、けいれんに対応する薬の投与、解熱剤の使用などが行われます。

②特異的治療といって、脳症を引き起こす免疫異常の抑制、インフルエンザウィルスの抑制などが行われます。

原則抗ウィルス薬、ステロイドパルス療法、ガングロブリン大量療法といった投薬による治療法となります。

 

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インフルエンザ脳症の予防法

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予防法は何と言ってもインフルエンザにかからないようにすることです。

うがいや手洗いの実施、人ごみを避ける、栄養バランスの取れた食事をする、睡眠をしっかり取るなど規則正しい生活を送る、ストレスがあまりかからないようにするなどです。

インフルエンザ脳症は主に5歳以下の子供がかかりやすいので、親がしっかり注意してあげましょう。

そして子供の場合は大人に比べると効果は少し低いのですが、インフルエンザ予防接種を受けるということも予防法の1つです。

インフルエンザにかかった場合は安易に解熱剤を使わない方が無難でしょう。

使用の際は医師と十分相談すべきかと思います。

 

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インフルエンザ脳症は成人した大人でもなるのか?

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大人でもインフルエンザ脳症になる可能性はあります

ですので、やはりインフルエンザ予防はしっかりした方がいいでしょう。

また解熱剤などの薬の服用にも注意した方が良さそうです。

風邪をひいた子供が解熱剤や抗生物質など色々な薬を飲んだ後にインフルエンザ脳症になって死亡したケースが多くあるという報告もあるようです。

大人でもインフルエンザにかかった場合は解熱剤を使わない方が無難かもしれません。

例えばボルタレン(ジクロフェナク)、ポンタール(メフェム)はインフルエンザ脳症の発症が増えたり、死亡率が高かったりするという報告があります。

アスピリンという解熱剤も「ライ症候群」という肝臓が機能しなくなるというインフルエンザ脳症になる可能性があるので、使用しないこととなっています。

ロキソニンについては賛否両論があるようです。

ただしロキソニンは小児についての安全性は確立しておらず、適応はないようです。

基本的に使われる解熱剤はアセトアミノファンだそうです。こういったことは、お医者さん側が十分注意をしているようですが、知っておくと良いでしょう。

インフルエンザ脳症の後遺症は?

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後遺症については約25%の人が残ると言われています。

知能低下、運動麻痺(自分が意識して運動を行おうとしても、十分に力が出せない状態)、てんかん(様々な発作を繰り返す脳の病気)起こす、嚥下障害(えんげしょうがい:食べ物や水を飲み込む時の障害)、視覚・聴覚の障害、などがみられます。

このような後遺症はある程度の回復は見込めるようですが、完全に回復させるのは難しいようです。

 

インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。

インフルエンザワクチン 2015年度は4種類の4価

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その他・インフルエンザ脳症について

発症率

1年間に100~300名くらいです

海外での発症

海外では日本と同様のインフルエンザ脳症という症状は認識されていないようです。

解熱剤などの投与が原因で発症するとされるライ症候群というものが知られています。

つまり、解熱剤の副作用(薬害)としてインフルエンザ脳症のような症状が起こるという認識をされていることです。

やはりインフルエンザでの解熱剤には十分注意した方が良いように思われます。

アシルカルニチンとインフルエンザ脳症

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ある研究で、インフルエンザ脳症の重症患者さんは40度の高熱になるとアシルカルニチンという物質がかなり上昇するという現象が出るそうです。

すると体全身にむくみが起き、脳内もむくみインフルエンザ脳症を発症するのではないか?という仮説をたてています。

ちなみにこのような現象が起こる体質をもっているのは日本人の2~3%だそうです。

 

インフルエンザでの食事は果物やヨーグルト?予防の食事は?

インフルエンザウイルスの生存期間や消毒法・感染の仕組み

 

インフルエンザ脳症の症状と予防法は?のまとめ

インフルエンザ脳症は大人も発症する可能性はありますが、主に5歳以下の子供が発症しやすいです。

症状としてはけいれん、意識障害、異常な言動、高熱、頭痛と嘔吐などです。

進行が早く命にも関わりますので早い対処が必要です。

原因は解明していませんが、強力なインフルエンザウィルスによって免疫がダメージを受け、過剰な免疫反応によって起こるのでは?や解熱剤を使うことによって、脳内がむくみ脳症が起こるのではないか?とか高熱になるとアシルカルニチンという物質がかなり上昇する体質の人が起こるのではないか?という原因が考えられています。

治療は厚生労働省の研究班によるガイドラインに基づき行われます。

予防法としてはまずインフルエンザにかからないよう、うがいや手洗いのど生活習慣において十分注意することの他、予防接種を受けるのも大切です。

また解熱剤の使用も十分注意を払う必要があります。

インフルエンザ脳症にかかると致命率が8~9%、後遺症が25%人において残ると言われています。

従いまして、インフルエンザの流行る12月~3月はできる限りかからないよう注意したいものです。


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