インフルエンザ予防接種したのにかかる?症状は軽い?
インフルエンザ予防接種をしても感染する?
インフルエンザ予防接種は一部の人からは、打ったのにかかるなら意味が無いと痛烈に批判されることがあります。
しかし、予防接種は全く無意味なものというわけではなく、発症したとしても「症状が軽い」といった効果があるので行ったほうが良いと説明する人もいるのです。
本記事ではインフルエンザ予防接種したのにかかるのは本当か、そしてその場合の症状はどうなるのかをお伝えします。
インフルエンザの予防接種をしたのにかかることも?症状は軽い?
予防接種したのに感染してしまうことは結構あります。
そのため一部では「予防接種しても感染する危険性があるなら、予防接種は役に立たない」と痛烈に批判している方もいて、その意見に賛同してかどうかはわかりませんが予防接種をかたくなに否定する人もいます。
ここで最近騒がれている国による陰謀論まで持ち出すと収拾がつかなくなるので自重しますが、予防接種が全く意味がないというわけではありません。
確かに、予防接種をすれば感染する確率は下がりますが、場合によっては感染してしまうことはあるのです。
しかし、すでに体内に抗体がある状態なので、発症したとしても症状が非常に軽いものとなって高熱が出ないですぐに体調が元通りになる傾向があります。。
このように無意味なものではないので、予防接種は人込みに良くいかれる方は行ったほうがいいものと言えるのです。
予防接種を受ける時期は?
インフルエンザの予防接種の友効な期間は一般的に5ヶ月となっていますが、予防接種の効果が出るのはインフルエンザワクチンを接種してから1~2週間後なので時期を考える必要があります。
日本でインフルエンザが流行する季節は12~3月という4ヶ月間が多いので、そのことを考えると11月に受けるのがベストと言えるでしょう。
注意点としては予防接種は薬というわけではないので、潜伏期間中に予防接種を行った場合ほとんど効果が無いものとなるので、流行時期より早めに受ける必要があるでしょう。
予防接種の間隔は3週間?
インフルエンザにおける予防接種は子供のうちは2回受けることが推奨されているのですが、連続して受けることは良くないとされているので、1回目からある程度時間をおく必要があります。
これは病院の先生によっていくらか見解が分かれているところではありますが、一般的には1回目から2~4週間は空けてほしいと言われているので、3週間ぐらい空ける必要はあるでしょう。
これは子供だと1回の接種量が少ないから行われているわけではなく、免疫力の低い子供だと一回の摂取では効果が低いため2回行う必要があるのです。
2回目のワクチン接種は免疫が増幅している状態で行うことになるので、1回目よりも非常に高い免疫力を付けてくれます。
また、13歳以上は1回で大丈夫と言われていますが、免疫力の低い人は2回接種した方が良いケースもありますので、医者に相談するようにしてください。
費用について
インフルエンザの予防接種は病気ではないので、健康保険がきかず全額自己負担で、料金設定も病院で独自に設定しております。
そのため病院によって金額が結構上下するので、前もって確認するようにしてください。
価格が定まっていないものであるため、地域差もかなりあるものとなっていて、安い病院では1000円、高いところでは5000円ほどかかるところもあるようです。
だいたい平均して3000円となっているのでその金額を基準として考えられるといいでしょう。
また、子供の料金は大人よりも安く設定されていることが多く、1回目より2回目を安く設定していることも多いので気になる方は病院に確認してみましょう。
副作用は大丈夫?
インフルエンザの予防接種によって副作用が出る人もいます。
この副作用が出る確率は症状が軽いものならだいたい10~20%と言われていて結構高確率なものなのです。
この症状は注射したところが痛くなるとか熱くなるといったもので、2~3日で治まります。
接種を受けた5~10%の人は副作用として多少重いものがでてきて、例えば発熱・悪寒・倦怠感・下痢・嘔吐・めまい・頭痛・リンパ節の腫れといった症状が出てくることもあるようです。
これも通常は2~3日で治まるようです。
稀に重篤な副作用としてアナフィラキシーショックやギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎といったものが出ることがあると言われています。
予防接種で蕁麻疹が出ることも?
インフルエンザの予防のために、ワクチン接種を行った場合、先の章では触れませんでしたが副作用として摂取数日後から湿疹や蕁麻疹といった症状が出てしまうケースがあります。
アナフィラキシー症状の一種として蕁麻疹がでてしまうこともあるでしょう。
このインフルエンザの予防接種だけでなくインフルエンザになってしまった時に、子供の場合は蕁麻疹が出てしまうこともあるようです。
もちろん、インフルエンザの症状に蕁麻疹のような湿疹症状はないのですが、子供の免疫力が低下して蕁麻疹が発症してしまうケースもあるようです。
何れにしても予防接種の後に蕁麻疹が出た場合は、予防接種の副作用と言えるので、早めに病院を受診して検査してもらいましょう。
アナフィラキシーショックの場合は重篤な症状につながる恐れもありますので、放置は絶対にいけません。
赤ちゃんはいつから予防接種を受けても良い?
症状を口で説明できない赤ちゃんは、可能な限り予防接種を受けさせて、発症させないようにしたいものですが、あまりに早い時期だと対象外になってしまいます。
赤ちゃんの予防接種は生後6ヶ月で受けることができるようになりますが、あくまでこれは任意接種なので費用は全部自己負担となっていることは理解してください。
また、この年代の予防接種は1回で満足する効果を得られないことが多いので、基本的に2回目が必要となっています。
そして1回目と2回目の間は3週間程度の期間を空けるのが一般的のようです。
授乳中に予防接種を受けても良い?
赤ちゃんが風邪やインフルエンザにならないようにするために、最も大切なことは一番そばにいる母親が風邪やインフルエンザにならないことになります。
そのため、予防接種を行いたいと考えているママはたくさんいるのですが、授乳中は悪影響が出ると考えて自重している人もいるようです。
しかし、日本の場合、病原体を無くしたウイルスによってワクチンが作られているので、ワクチン接種の影響がママの体にのみあらわれて、母乳に影響が出ることはないと言われております。
そのため、授乳期間中であっても予防接種は問題なく受けられると言っても良いでしょう。
実際に出産したばかりのママは出産前よりも体力が低下しており病気になりやすい体になっているので、早めの対策を行うのは良い行いと言えるのではないでしょうか。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザ予防接種の効果はあるの?期間は?
妊娠中に受けても良い?
授乳期間中ならいいということは、妊娠期間中ははたしてどうなのかというと、受けたほうが良いという声が圧倒的に多いです。
特に気になる文面は「妊娠期間中にインフルエンザになってしまうと重篤化する可能性が高い」という点で、この考えにのっとってWHO(世界保健機関)では妊婦さんが優先的に予防接種を受けれるように促しているようです。
現代日本でもその考え方に習って、妊婦さんは優先して受けれるようになってきています。
ただし、受けたほうが良いと説明している人でも重いアレルギーがある人は副作用のことを考えて自重したほうが良いという人や、妊娠初期は避けたほうがいいかもしれないと言っている人もいるので事前に予防接種を行う前にお医者さんに相談するようにしてください。
特に妊娠の時期に対する見解は医者によってバラバラなようなので、予防接種を行う予定の病院に尋ねるようにしましょう。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザb型の症状や完治日数は?熱が下がらない対処法は?
インフルエンザ予防接種の効果につきまして、次の資料も参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではインフルエンザ予防接種したのにかかるのは本当か、そしてその場合、症状はどうなるのかをお伝えしました。
インフルエンザの予防接種はインフルエンザを100%防いでくれるものではありませんが、予防接種を行った人は発症した場合でも症状が軽くなる傾向があるので無意味ものではないことがわかりました。
ただし、そこでかかる料金は病院によってバラバラなので予防接種を行う予定の病院に問い合わせることがベストということでしたね。
また、子供の場合は2回行う必要があり2回目は1回目から間隔を空ける必要があるということでした。
これらの予防接種をうまく使って、親も子もインフルエンザにならないように気を付けて日々過ごすようにしましょう。
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