インフルエンザb型の症状や完治日数!熱が下がらない対処法は?
インフルエンザb型の潜伏期間や感染力など
インフルエンザb型はa型と比べると知名度が低いもので、症状や完治までの期間があまり知られていません。
そのため熱が下がらないといった症状に悩まされても対処法が分からないかもしれません。
本記事ではインフルエンザb型の症状や完治日数や、熱が下がらない時の対処法についてお伝えします。
インフルエンザb型の症状は?
インフルエンザはa型・b型・c型と3タイプあり、毎年大流行を見せるのがa型で稀に流行するのがb型となっています。
このインフルエンザb型の症状は発熱・頭痛・鼻水・喉の痛み・咳・吐き気・関節痛・筋肉痛・腹痛・下痢などでa型よりも下痢や腹痛といった消化器系の異常が出やすく、熱の症状に関しては38度以上になる人もいますが微熱ですむ人もいるのが特徴です。
この微熱とはだいたい37.0~38.0℃の熱で、人によっては平熱で済んでいるパターンもあるようです。
また、a型のように高熱が出なかった人は、インフルエンザではなく風邪と勘違いされてしまう人も大勢いて、そのまま風邪薬で済ませてしまう人もいるのです。
完治までの日数は?
インフルエンザb型の完治するまでにかかる日数は1週間から10日と言われていて、身体の状態が通常に戻ってからだいたい2日たてば体内のウイルスも消滅した状態になったと言えるようです。
他にも体力のある大人の場合は発熱しても2日で解熱してしまうケースもあるようで、a型よりも症状は軽くなる傾向にあります。
つまり、大人の場合、インフルエンザb型に感染して合併症を起こさない場合は潜伏期間や完治までの日数をすべて含めると、長い人でもだいたい2週間で全て治まるということになりますね。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザ予防接種の効果はあるの?期間は?
熱が下がらない対処法は?
インフルエンザb型にかかった場合、気管支炎や肺炎などの合併症を引き起こして熱が下がらないケースもあります。
数日経っても全く熱が下がらないのなら一度病院で診てもらうようにしてください。
自分で体を休めたり、水分補給をしたりと色々対処する方もいるかもしれませんが、万一に備えて、病院で診てもらうのが無難でしょう。
インフルエンザb型の感染力は?
インフルエンザb型はa型と同じく人から人へと感染する病気ですがa型よりも感染力が劣る傾向にあります。
それでも普通のウイルスに比べるとかなり強力な感染力を持っているので、発症してしまった場合は外出などは基本的に禁止となります。
ただし、a型と比べて厄介な点は症状が軽く済む傾向にあるので、風邪と勘違いされることが非常に多く、発症しても風邪と思い続けて病院に行かず普通に出勤や出席を続けてしまうこともあるので、大流行の原因になってしまうことがあります。
a型と比べると急な高熱といった特徴が無いので見極めるのは困難ですが、ニュースなどで流行するかどうかを報道しているので、それらの報道に耳を傾けて、流行時期に風邪のような症状が現れた場合はインフルエンザかもしれないと考えて行動するようにしてください。
潜伏期間は?
インフルエンザb型の潜伏期間はだいたい1~3日と言われていて、短い人は16時間、長い人では5日ほどあるとも言われています。
この潜伏期間中も感染力があるので、ウイルス保有者が気が付かない間にばらまいている可能性もあるでしょう。
ちなみに、最も感染力が強い時期は発症してから3日間と言われているので、この時期は感染者の方は特に気を付ける必要があります。
検査について
インフルエンザにはA型・B型・C型と3種類ありますが、基本的に行われる検査方法は鼻の奥にある粘液を綿棒で摂取して簡易キットを用いたものとなります。
簡単に検査結果も出るようになっており、だいたい15~30分もあれば結果が出るでしょう。
ただし、インフルエンザの検査はウイルスがある程度体内で増殖しないと検査キットを使っても正しい結果が出てきません。
具体的には症状がはっきりと出るようになってから12~48時間の間が病院に行って検査をして貰うタイミングとなります。
検査結果を得るためでしたら48時間以降でも問題ないのですが、抗インフルエンザ薬の効果は発症してから2日以内に行わないと効率よく出てこないので、基本的にはインフルエンザの検査は発症してから12~48時間の間に行うのがベストとなっております。
もちろん、簡易検査キットを使う以外にも、採血による検査やウイルス分離検査、PCRを用いた検査など、色々とありますが、率直に申し上げて他の検査は結果が出るまでに時間がかかるのでほとんど意味がなく、今では簡易検査キットを使っての検査が基本となっているようです。
タミフルやリレンザが効果的?
インフルエンザB型にはタミフルやリレンザが効果的とされています。
しかし一部の人たちからはB型にタミフルは効果が無いと言われており判断が付かなくなっている人も増えているのが実状です。
日本臨床内科医会によると、a型は平均して27時間でタミフルによる解熱をするのに、b型は44時間もかかるようです。
つまりa型よりも効果が低いと考えられてしまったことが効果が無いと言われている理由なのでしょう。
また、発見が遅くなりやすいことも原因と言えそうです。
このタミフルはインフルエンザが発症してから48時間以内に飲むことが一番効果があるので、遅れて発見してしまうのは薬の効きを悪くしてしまいます。
リレンザも同様にできる限り早く吸入することが大切なのです。
タミフルもリレンザもb型インフルエンザに効果があるので処方された場合は、用法容量を守って安心して使ってください。
イナビルが効果的?副作用は?
イナビルは2000年以降に登場したインフルエンザの特効薬で、よく効く薬として非常に有名です。
また、イナビルはリレンザと同じく吸入する薬となっています。
ただしリレンザとの違いはリレンザやタミフルは5日間服用するが、イナビルは1回だけ吸入することになるというところでしょう。
そんなイナビルですが下痢・胃腸炎・蕁麻疹といった副作用がでてくると言われていて、特に多いのが下痢の症状になっています。
稀に服用すると異常行動に発展するとも言われていますが、異常行動とイナビルの因果関係はいまだはっきりしておらず、厚生労働省より2014〜2015期のインフルエンザ治療薬と異常行動に関係性はないと言われています。
合併症について
あらゆる病気で怖いのが合併症を起こしてしまうことです。
インフルエンザによる代表的な合併症は肺炎でしょう。
インフルエンザウイルスに感染すると、気管などの粘膜の表面にある繊毛上皮細胞がダメージを負うことになるのですが、この細胞は細菌などの病原体を排出する力があるのでこの部分が負傷してしまうと細菌を排出する力が衰えてしまいます。
そうなると気道に菌が残りやすくなってしまうので肺炎を合併してしまうのです。
インフルエンザによる死亡原因の大半がこの細菌の二次感染による肺炎なので気を付けるべきものと言えるでしょう。
その他にも気管支炎・中耳炎・熱性けいれん・ライ症候群・インフルエンザ脳症といった合併症を引き起こす可能性があります。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザb型につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
Medical Note インフルエンザB型の症状の特徴――A型との違いはあるのか
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではインフルエンザb型の症状や完治日数や、熱が下がらない時の対処法についてお伝えしました。
インフルエンザb型はa型よりも症状が軽くなる傾向にあり、風邪と勘違いされることが非常に多いので気が付いたら感染が拡大したということも多いのが特徴です。
そのため、発症した人が気が付いていないとマスク等をしないこともよくあるので、流行する季節になったらまずは感染しないようにしっかりと予防を行うようにしてください。
感染者がウイルスをばらまいたとしても、しっかりと手洗いやうがいを徹底的に行ってウイルスを家に持ち帰らない及び放置しないようにすれば感染する確率は一気に低下します。
発症した後の努力も大切ですが、発症しないようにする努力も大切なので流行時期になったら皆さん気を付けましょうね。
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