手の湿疹の症状【痛い・かゆいなど】と原因や治し方
痛い・かゆいなど手の湿疹の症状と治し方
手の湿疹は主婦の天敵で、多くの主婦を苦しめています。
症状は痛いと感じる時もありますが、かゆいと感じるケースも多くあります。
当然ながら辛い症状のため、たくさんの方が湿疹の治し方を探しています。
本記事では手の湿疹の症状と原因や治し方についてお伝えします。
手の湿疹の症状は?痛い?かゆい?
手に湿疹の症状が出る種類は複数あるため、それぞれ紹介していきます。
手に湿疹ができる代表的なものは手湿疹で、主婦にできることが多く主婦湿疹とも呼ばれています。
症状は指先がかゆくなることと、かゆくなる部位に直径1mmくらいの水疱がたくさんできることです。
慢性湿疹も手にできる湿疹の1つで、これは水疱の症状はありませんが湿疹と異常なまでのかゆみが特徴となります。
異汗性湿疹は手にできたあせものような存在で、小さな水疱が現れます。
皮脂欠乏性湿疹は冬の気候や加齢によって肌の乾燥が進むと、粉を吹く状態になり湿疹が出るようになります。
漏脂性湿疹は基本頭皮のような油の多い場所にできる湿疹なのですが、手にもできることがあり赤い湿疹が出てくるようになるでしょう。
最後にアレルギー性皮膚炎はかぶれや紅斑ができて、ひどい時は腫れあがったり水疱ができる時もあります。
原因について
手に湿疹の症状が出るものは色々あることはわかっていただけたと思いますが、それ以外にも全身に出る湿疹が手にも出てくることがあります。
一つ一つにスポットを当てるといささかきりがないので、今回は手湿疹にスポットを当てて解説していきます。
手湿疹の原因で考えられるのが、ストレス・手の乾燥・血行不良・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患といったところでしょう。
ストレスが溜まりすぎてしまうと血行不良になってしまい、代謝機能が低下してしまいます。
すると肌のターンオーバー(細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み)が遅れ気味になるので回復に時間がかかってしまい湿疹が悪化しやすくなるのです。
それ以外にも乾燥しすぎていると湿疹が出やすくなってしまうので水を使う作業を頻繁に行っている人は注意が必要でしょう。
治し方は?
手の湿疹には様々な種類があり、その種類によっては薬が効くか効かないが変わってくるので、まずはどのような湿疹なのかを把握する必要があります。
これは医師に診断してもらうことが最も基本でおすすめなのですが、どうしても病院に行きたくないという方は自分で判断するしかありません。
まず、手の湿疹は大きく分けて3つに分けられます。
それは「乾燥型」「湿潤型」「乾燥と湿潤混在型」です。
まず、乾燥型の場合は保湿剤による治療を行うようです。
原因はとにかく乾燥していることなのでワセリンなどを使って保湿することもあります。
湿潤型で炎症がひどい場合はステロイド軟膏を使った治療が中心となるようです。
ステロイドは強い薬なので必ず医師の説明を受けた上で用法容量を守るようにしてください。
そして乾燥型と湿潤型が混在している場合は、保湿剤を塗りつつもステロイド軟膏を炎症部に塗ることになるようです。
このようにタイプによって治療法もバラバラなので、正確に判断してもらうためには一度医師に診てもらうことを強くおすすめします。
ハンドクリームやオロナインは効果的?
手の湿疹は油分が無くなって乾燥したために起きているケースが多いので、乾燥を防ぐという点においては普通のハンドクリームやオロナインを使うことは有効とも言えるでしょう。
ただしオロナインや普通のハンドクリームには抗炎症作用はないので湿疹・ただれ・炎症・痒みを抑える効果は低いです。
むしろ悪化する危険性もあります。
ちなみに、オロナインで効果があるのは「ひび・あかぎれ」と説明されていますが、逆に注意書きに「湿疹、ただれ、かぶれ、虫刺されには使用してはいけない」という旨が書いてあるのです。
ただしハンドクリームの方は種類が豊富で、抗炎症作用が含まれているものもあるので、それでしたら湿疹にも使えるものとなっていることが多く、すすめることができるでしょう。
従いまして購入する時は値段とか名前だけで判断するのではなく、実際に何に困っているかを明確にして「湿疹に効果がある」のような文面があるかを確認し、逆に「湿疹には使わないでください」などと書いてあるのは選ばないように注意してください。
リンデロンなどステロイドが効果的?
湿疹の症状が酷くて病院に行った場合はリンデロンといったステロイドが処方されることがあります。
具体的にはリンデロンVG軟膏という抗生物質とステロイド剤を合わせて作った軟膏やアンフラベート軟膏のようなステロイドを使って作られた軟膏が処方されます。
また、ステロイドを使う場合は乾燥型なら保湿クリームの役割もはたせるステロイド外用薬は有効的ですが、湿潤型の湿疹では効果が無いこともあるので医師にどのような症状があるのかを診てもらった上で薬を処方してもらうようにしてください。
市販薬でもステロイド系の薬は売っていますが、上記のように湿疹だったとしてもあまり効果が無い時もあるのでまずは医師に診てもらうことを優先してください。
完治する?
手の湿疹にも非常に種類があり、何が原因かを調べるのも手の湿疹になってしまった場合大変なのですが、手湿疹のような主婦湿疹になってしまうとなかなか完治しない人も多いのです。
それは、原因が温水・石鹸・機械的刺激などで活動的な主婦なら毎日触れる必要があるものだからです。
そのため手湿疹とは10年以上も付き合っているという人はかなり多くいます。
従いまして、そのような方々が完治したい場合はとにかく悪化しないようにするために水仕事の時はゴム手袋を使う・水の温度をぬるま湯にする・石鹸は低刺激にする・ハンドクリームをよく使う・保湿剤を寝る前は手につけて木綿の手袋をする・乾燥を防ぐなどの悪化しないための予防法を実践するしかありません。
その上で医師に処方された薬を使って治療を進めるようにしましょう。
実際に似たような予防と治療を並行して行うことで完治したと報告している人もいるので間違いなく効果はあるはずです。
手の湿疹はうつる?
基本的に湿疹はうつるものではありません。
例え水疱ができてその汁が他の人に付着したとしても細菌感染のように他の人たちにうつっていくものではないということです。
しかし、稀に水虫が手にできて湿疹ができている場合は、水虫がうつってしまうことはあるでしょう。
こういった事から基本的な考え方としては湿疹でできた水疱が破れて出た汁に触れても感染しないと思うといいでしょう。
夏に悪化しやすい?
夏は温度が高く日差しも強いため汗が出やすくなってしまい、汗による塩分などの刺激を受けやすくなってしまうので手の湿疹が悪化してしまうことがよくあります。
それ以外にも紫外線の影響を夏は受けやすくなり日光湿疹になってしまうこともあります。
日光湿疹は紫外線を浴びることでできる湿疹と言われているので、夏場にできやすいのです。
また、実際に冬の寒い時期よりも夏の暑い時期の方が手湿疹が悪化したという話がよくあるようで、夏に辛い思いをされている人はたくさんいるようです。
湿疹に関しましては次のページも参考にしてください。
頭皮湿疹のストレスなど原因は?かさぶたなど治療法や市販薬は?
手の湿疹につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
皮膚とアレルギーの情報サイト かゆみナビ かゆみを伴う皮膚湿疹 手にできる湿疹のいろいろ
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では手の湿疹の症状と原因や治し方についてお伝えしました。
手の湿疹には種類があるため、その種類によっては治し方が異なっています。
そのため湿疹に効くと聞いて試してみた薬が全く効果が出ないなんてこともあるのです。
そうならないようにするために、まずは湿疹には種類があることを把握して、どの種類の湿疹なのかを知るようにしてください。
そうすれば対応しやすくなるかと思います。
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