うつ症状の状態と原因や治療法【改善法】
うつ症状の状態と治療について
うつ病は今や現代病となっており悩まされている人は100万人以上と言われています。
しかしながらその中で治療など何かの改善法を取り入れている人は少ないのが現状です。
それは自分がうつ症状がある状態だという認識がなかったり、うつかもしれないと思いつつも改善方法を知らなかったりするからです。
このページではうつ病の状態や治療・改善法を中心に記載したいと思います。
うつ症状の状態
次のような症状が一時的ではなく1ヶ月以上続き、心が晴れることがない状態だとしたら、うつの傾向があると考えられるでしょう。
あなたはいかがでしょうか?
気分が沈んでやる気が出ない
気分が憂鬱で全く何もする気が起こらなくなる状態になります。
仕事などしなければならないことに対してもできない、あるいは何とか気力を振り絞って行うという感じになります。
貧血と「うつ」の症状は似ている所があるとも言われています。
貧血に関しましては次のページをご参照ください。
楽しめることがほとんどなく気持ちに張りがない
今まで旅行が好きだったり、刺しゅうが好きだったり、ゴルフが好きだったりと趣味など好きなことがあったのに、それをやっても楽しめない状態になります。
テレビのどのようなものを見ても面白いと感じられません。
仕事など物事に集中できない
何かに集中しようと思っても気が重かったり散ったりして集中できなくなります。
今まで興味があり集中できたことに対しても、集中できなくなったりします。
夜よく眠れない
寝つきが悪かったり、夜何度も目が覚めたり、朝早くに目覚めて眠れなかったりします。
そして睡眠不足により体がだるくなります。
疲労感がある
夜よく眠れないことで体がだるく慢性的な疲労を感じるケースもあれば、夜は眠れているのに慢性的に疲労を感じる場合もあります。
人の言うことがよく理解できない
人に何か言われても、注意力が散漫になり、なかなか頭に入っていかない状態になったりします。
悲しい気持ちになる
今の自分の状況を考えた時に悲しい気持ちになる場合もあれば、はっきりとした理由がわからずに悲しみの感情が湧き出てくる場合もあります。
人と話すのが面倒になる
家族であったり、親しい友人であっりしても会ったり話したりするのが面倒になったりします。
気持ちが落ち着かない
不安や焦燥感があり、気持ちが何か落ち着かない状態になったりします。
「うつ」になると坐骨神経痛の症状が出やすかったり、反対に坐骨神経痛の症状があると「うつ」になりやすかったりします。
坐骨神経痛に関しましては次のページをご参照ください。
うつ病の原因について
うつ病になってしまうのにも何かしらの原因があります。
ここではその原因を挙げてみたいと思います。
精神的なストレス
最も大きな要素と言えるでしょう。
仕事や家族、学校などでの他人の言動など対人関係によって緊張、不安・恐怖、悲しみ、怒り、焦り、憎しみ、嫉妬心など負の感情を頻繁にあるいは長く持ち続けることで精神的ストレスとなり、やがてうつ病になります。
その他、何かに取り組んだけど失敗したなどで、精神的にショックを受けるような出来事があった時にうつ病になったりします。
精神的ストレスが腰痛をもたらすこともあります。
腰痛に関しましては次のページをご参照ください。
自律神経の乱れ
人間には自律神経という神経が備わっており、体温調節や食べ物の消化・吸収など生命を維持していく上で必要な活動を私たちが無意識のうちに行ってくれています。
この自律神経の働きは精神面にも作用しており、この働きが乱れることでうつ病になってしまうケースがあります。
自律神経に関しましては次のページをご参照下さい。
栄養不足
人間の体は食べているものから作られています。
精神活動は脳内で神経伝達物質というものが行き交うことによって正常に行われます。
神経伝達物質はたんぱく質により作られますので、栄養不足に陥ることで精神活動がうまく行われなくなり、うつ病になってしまう要因になります。
治療及び改善方法
ここまでうつ病の症状や原因について記載してきましたが、どうすれば治るのか?という治療法や改善方法を記載したいと思います。
十分な休息を取る
うつ症状が出ている場合、かなり精神的に疲弊しています。
そのままの状態を長く続けていくと更に状態が悪化し深刻な病気にもなりかねません。
あなたは十分頑張ってきました。
精神的負担を減らせるよう、まずは思い切って休息を取るようおすすめします。
家事をされている方はご家族に理解してもらい、できる限りの家事を手伝ってもらいましょう。
お仕事をされている方は、一旦休職されるのが理想です。
ただ、なかなか難しい場合はせめて就業時間を短縮してもらい、休息する時間を増やしましょう。
真面目なあなたには、なかなかできないかもしれませんが、うつ病になるということは現状の何かが間違えているということです。
ここは開き直って勇気を出して、今までと違う行動を起こすことで違った展開になっていく可能性が広がると思います。
十分な睡眠を取る
家事や仕事の時間を減らし、十分な休息が取れる状況を作ることで精神的負担が少なからず減ると思います。
家事や仕事の時間を減らすことに対し、罪悪感など持つ必要はありません。
自分を許してあげましょう。
それが正しい選択と信じて。
そうすることで、睡眠の質も上がると思われます。
睡眠不足が要因で体のだるさなど体の不調が起こっている部分については取り除かれていくことが期待できます。
体の不調が少しでも改善されると、精神面にも良い効果が出てきます。
しっかり睡眠時間を確保し、かつ規則正しい生活を送りましょう。
不眠症につきましては次のページをご参照ください。
心理カウンセリングを受ける
十分な休息や睡眠をとっても、うつ状態が残る・・・そのようなケースもあるかと思います。
どうしても、精神的ストレスを受けた負の感情が脳に残ってしまっているからです。
その改善法の1つにカウンセリングを受けるというものがあります。
カウンセラーはあなたの辛かった過去の経緯をしっかり聞いてくれ、あなたの心を癒してくれることが期待できます。
日常生活において相談できる相手がいるというのは心強いものです。
自律神経の働きを整える
「心理カウンセリングを受ける」のところで記載したのと同様、休息・睡眠でうつ状態が改善しない場合の治療の選択肢として、自律神経を整える施術を行っている施設を利用するのも1つです。
整体院やカイロプラクティック院などで自律神経を整える施術を行っているところがありますので家の近くにそのような施設が無いか探してみられると良いかと思います。
適度な運動を行う
ウォーキングなど「いちにいちに」と規則正しいリズムの適度な運動を他の改善法と並行して行うことをおすすめ致します。
リズム運動を行うと先に記載した神経伝達物質の1つであるセロトニンがしっかり分泌されるようになる事が期待できます。
セロトニンは精神を安定させてくれます。
抗うつ薬を服用する
診療内科などの医療機関を受診するのも選択肢の1つです。
あなたの状態を診断し、医師が適切な処置をしてくれるでしょう。
主な治療法としては薬物療法になるかと思います。
基本的な考え方としては薬物を使わなくても人間にはうつ状態を克服する力は備わっているものではあります。
しかしながら薬物を使うことでより早期にうつ状態を克服するケースもあります。
ただその一方で、処方された薬物が合わなかったり、一旦薬物療法を始めた結果、そこからなかなか抜け出せなくなったり、薬物を飲み続けることで無気力感が増したりするケースもそれなりにあるようです。
従いまして、診療内科を選択する際は十分自分に合いそうか事前に調べた上で利用されるのが良いかと思います。
以上主なものを6つ上げましたが、心身の健康維持の為の基本項目である、規則正しい生活、ストレスの排除、バランスの良い食事はしっかり意識していきましょう。
うつに関する内容につきましては次のページも参考にして下さい。
うつ病で仕事ができない場合の対策は?
うつ病になると何をするにしても気力が湧かなくなりますので、可能であれば会社を休んでうつ病改善の治療に専念した方が良いでしょう。
確かにうつ病になりながらも仕事をそのまま続けるという選択肢もあるかもしれませんが、仕事はしたいと思って実践されても、かなりしんどい場合は、一刻も早く治すことに集中するしかないと思います。
ただ、この治す方法については、はっきりと解決方法は出ておりません。
仮にそれが出ているのなら、日本ではうつ病患者が激減していることでしょう。
実際には長期間うつ病に苦しんでいる人がたくさんおり、病院と薬に向き合いながら苦しんでいる人が多いのが実状なのです。
そしてそういった方々が悩まれるのが仕事のことになります。
選択肢としては仕事を続ける・仕事を減らして貰う・別の部署に移る・休職するなど色々とありますが、うつ病になっている状態で長期間耐えるのは厳しいものがありますので、休めるなら休んだ方が良いでしょう。
うつ病につきましては次のサイトも参考にしてみて下さい。
磐田こころのクリニック うつ病について
最後に
うつ病で悩まされている人は100万人を超えると言われていますが、実際に何かしら改善法を取り入れている人は多くはありません。
うつ病は日々辛い上、深刻な病気にもなりかねないので、思い切って早めの対策を講ずることが肝要です。
うつの原因は精神的ストレスから引き起こるケースが多いです。
上記うつ症状があると感じる人は精神的ストレスを取り除く為に、まずは十分な休息と睡眠を確保することが大切です。
そして第三者の支援を受けたり良い生活習慣を心掛けたりすることで早期改善を目指しましょう。
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