足の甲の捻挫のテーピングの仕方やサポーターや湿布など処置法
腫れや痛みなど足の捻挫の症状や骨折との見分け方と応急処置
足の甲の捻挫は起こりやすく、長くスポーツを行っている人なら1度はしたことがあるかもしれませんね。
そのためスポーツをしている方はテーピングの仕方やサポーターの使い方、湿布などの処置方法について知っておかれた方が良いでしょう。
本記事では足の甲の捻挫について触れてみたいと思います。
足の甲の捻挫の痛みを和らげるテーピングの仕方
足首の捻挫をした時のテーピングをするときは、この動画を参照しておくと良いでしょう。
体毛のある部分やテープによるかぶれを防止するためにアンダーラップを使います。
皮膚保護のために肌に直接巻くテープなので安心です。
不安な方は粘着スプレーを使うとより効果的でしょう。
この動画ではどの部分なのかも分かりやすく解説しているので、今現在足の甲の捻挫に悩まされていないという方でも参考になるでしょう。
動画を見てもらうと分かるように、一人でも簡単に巻くことができます。
アーチの部分に巻くようにテーピングで足の横から固定をし、足の裏側にもテーピングをして固定をします。
足の甲の捻挫で歩けない時の応急処置は?
足の甲の捻挫で歩けなくなるほどの痛みを感じることがあります。
足の甲が腫れて体重をかけると痛みが走るとか、足が痛いけれど具体的に細かい部位が分からないという場合はリスフラン関節捻挫の可能性が高いです。
そのような場合は急いで応急処置をしましょう。
捻挫や骨折の時の応急処置は対応の仕方が同じです。
それはRICE処置となります。
この処置は怪我をした時の応急処置ですので覚えておかれるといいでしょう。
まずはRest(安静)にする必要があるので、処置ができる場所に移ってください。
次にIce(冷却)を使って患部を冷やしましょう。
ある程度冷やしたのなら内出血や腫脹を防ぐために患部をCompression(圧迫)してください。
鬱血しないように注意しながら伸縮性のある包帯やテープを使って固定し、その後はElevation(高挙)します。
つまり、患部を心臓より高く上げるようにして内出血を抑えるのです。
手の場合は簡単なのですが、足の場合は横になる必要があるので、足の下にクッションなどを置くなどして高い位置をキープしましょう。
サポーターや湿布など処置法
基本的には応急処置をして、病院で診てもらうのが正しい処置法となるでしょう。
歩くことが困難なレベルの場合はすぐにでも診てもらった方がいいです。
まずはレントゲンで検査をしてもらって骨に異常がないのかを確認することになるかと思います。
その後は痛み止めをもらってそれを飲みつつ、ギブスやサポーターを使って固定をするとか松葉杖を使って生活をする必要があります。
仮に、痛みが軽いという人は湿布を使うという選択肢もありますが、湿布には血管拡張作用があるのでRICE処置をしてすぐには使わない方がいいようです。
熱っぽさや炎症がある程度引いた後に使いましょう。
4日ほど経過してもある程度痛みが残っているのなら、冷感湿布を使い、腫れや痛みがほぼ治まっているのなら温感湿布を使うのが良いでしょう。
この辺りは状態を病院の先生に診てもらい指示を仰がれると良いかと思います。
足の捻挫の症状
足の捻挫の症状は伸ばすと痛みがある・腫れる・関節が緩む・内出血などがあるでしょう。
基本的に捻挫というのは関節に過剰な力が加わることで靱帯が伸びきってしまって切れてしまうというものです。
このように靱帯損傷が発生することで皮下出血が発生して内出血となり腫れにつながるというメカニズムになります。
これは足の捻挫以外でも同じですので知っておかれるといいでしょう。
また、足の捻挫の場合はリスフラン関節捻挫の可能性があります。
これは足首の捻挫と勘違いする可能性が高いので要注意です。
横文字ですとわかりにくいですが、具体的には足根中足関節のことで足の甲を前後に2つに分ける位置にある関節のことです。
この部分は指の骨と足の甲の立方骨をつなぐ骨で、ジャンプをして着地をする時などの足にかかる体重の衝撃をやわらげる作用があるので、スポーツ選手はかなりの負担がかかる部位なのです。
病院に行くのは必須?
足の甲の捻挫は痛みがひどかったり腫れがひどい場合は病院ですぐに検査をしてもらうのが正しい判断でしょう。
基本的に負傷をして捻挫になった人は必ず痛みが発生するのですが、骨折の場合はその痛みも重く腫れがひどくなるので、見た目でも危険度が伝わることでしょう。
その場合はすぐに病院に行ってください。
しかし、疲労骨折のようなケースでは何となく足の甲が痛いというレベルで済むことがあるので、非常に分かりにくいです。
しかし、いつまでたっても痛みがなくならないという人は病院で一度診てもらうようにしましょう。
はっきりとわかるような捻挫や骨折ならば動きやすいのですが、軽度ですと動かない人も多いので、痛みの程度や見た目の状態とは関係無しに異変を感じ取ったのなら確認するためにも診てもらいましょう。
お風呂に入ってもいいの?
基本的な考え方なのですが、捻挫においての応急処置は冷やすことにあります。
これは血管の拡張を抑えて痛みや腫れを減らす方法なので、効果的なのです。
従いまして、このようなタイミングで温めるのは良くありません。
捻挫して1-2日は患部の血管が切れている状態なので、この時にお風呂に入るのは避方がけましょう。
痛みがある程度引いて炎症も治まり始めたら、患部を温める必要が出てくるのでお風呂に入るのも有効な方法となってきます。
結論として、ある程度の痛みや腫れが引くまではお風呂に入らない方が良いということになります。
全治までの期間はどのくらい?
足の甲の捻挫の場合、軽度なら1週間程度で治るようですが、中度になると2週間程度かかるようになり、重度になると1ヶ月程度かかってしまうようになります。
ただし、これはあくまで目安なので、応急処置の対応やその後の治療の対応次第で短くもなりますし、長くなってしまうこともあるでしょう。
特に、足の甲の場合は日常生活においてあまり運動をしない人たちでも必ず負荷をかけてしまう部位なので、絶対安静にすることがなかなかできないのです。
靱帯を損傷している可能性もありますので、痛みがひどい人は一度診てもらって、テーピングによる固定方法なども説明してもらった方がいいでしょう。
足の甲の捻挫はクセになる?
捻挫がクセになるのかならないのかという議論がありますが、同じ場所を繰り返し捻挫してしまう人もいるので、捻挫グセというのは存在していると多くの方がおっしゃっております。
特に多いのがスポーツ選手や運動系の部活動を行っている学生でしょう。
捻挫によって負傷した場所が癒着して固まってしまった結果、関節の可動域が狭くなっているのに、そのまま過負荷なトレーニングを再開した結果再び痛めるというケースです。
また、ジャンプを多く行うようなバスケットやバレーボールといったスポーツの場合は足の甲の捻挫が癖になってしまうこともあります。
特に、足の甲は捻挫してしまうとなかなか治ってくれませんので、完全に治りきらないうちに無理矢理復帰した結果繰り返すようになったというケースも存在しているようです。
場合によっては剥離骨折を併発して重症化してしまうのが足の甲の捻挫なので、治す時は無理をしないで治すようにしましょう。
捻挫に関しましては次のページも参考にしてください。
膝の捻挫を早く治す方法や応急処置・リハビリ法!サポーターは有効?
足の甲の捻挫につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
TENTIAL 足の甲が痛い!?捻挫の特徴や治療法を解説
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では足の甲の捻挫に対する様々な情報を記載いたしました。
足の甲の捻挫は痛みが分散することも多く、どの部位が原因なのか分からないことが多々あります。
従いまして、自己判断をせずに病院で診てもらうのが無難だと思います。
また応急処置は大切になりますので、参考にして頂ければと思います。
LEAVE A REPLY