酒粕のダイエット効果は?甘酒にラーメン・焼く・鍋・味噌汁など摂り方
酒かすのダイエット効果と摂り方について
酒かすは健康に良い上にダイエット効果があると言われています。
なぜダイエット効果があるのか?またどのような摂り方【甘酒・ラーメン・焼く・鍋・味噌汁など】があるのかなどを中心に記載したいと思います。
酒粕のダイエット効果について
酒粕がダイエットに効果的と言われる理由は酒粕にレジスタントプロテインというたんぱく質が含まれていることが第一に挙げられます。
このレジスタントプロテインは体内に入ると、体の脂肪分や老廃物を体の外に排出する働きがあります。
また第二に酒粕の栄養素の特徴的なところはナイアシンと食物繊維が他の食材に比べて豊富という点があります。
食物繊維は便通を良くし、体内の老廃物を排出するという働きがあります。
ナイアシンは糖質、脂質、およびタンパク質の代謝に関与し、代謝が良くなり太りにくくするという効果が期待できます。
また更に食物繊維は血糖値の上昇を防ぐといった働きがあります。
血糖値の上昇が抑えられるとインスリンという食べ物から摂取した糖分を体に蓄積する働きが抑えられます。
また消化に時間がかかるといった点もありますので、腹持ちが良くなり食べ過ぎの抑制にも繋がります。
こういったことから酒かすはダイエット効果が期待できると言えるわけです。
その他、酒粕はビタミンB群が豊富で、このビタミンB群は皮膚や粘膜を正常に保たせる働きがあるので美肌効果も期待できます。
綺麗に痩せられるという二重のメリットがあります。
血糖値が高いと糖尿病の危険性が高まります。糖尿病に関しては次のページをご参照下さい。
摂り方について
では次に酒粕をの摂り方についていくつか紹介したいと思います。
甘酒として摂取する
「甘酒ダイエット」という名を耳にしたことがあるかもしれません。
「甘いお酒でダイエットなんて」と思われるかもしれませんね!・・・その思いは半分合っていて半分間違えています。
甘酒には2種類あります。
酒粕を使った甘酒と米麹を使った甘酒。
ダイエットで耳にする甘酒は米麹を使った方です。
酒粕を使った市販の甘酒には基本的に砂糖が入っていて、カロリーは高めなので上記酒粕の効果があったとしてもダイエットには向かないと言った方が良いかもしれません。
酒粕の甘酒でダイエットをする場合は自家製にして砂糖を控え目にするのが良いでしょう。
甘酒の作り方は簡単です。
①200CCの水を沸騰させる②50gの酒粕を水に入れる
②弱火で溶かすようにしてかき回す
③砂糖を入れ、かき回して完成
ちなみに甘酒(酒粕・米麹何れにせよ)でのダイエット方法としては1食をこの甘酒に置き換えます。
いきなり今日からというのは厳しいかもしれません。
まずは朝昼晩の何れかの食事において(酒粕甘酒の場合、酒粕には約8%のアルコールが入っていますので、夜がいいかもしれません)1~2品を甘酒に変え徐々に1品ずつ減らし、甘酒のみにするといいでしょう。
1食を甘酒に変えるなんて!と思われるかもしれませんが、実際にやってみると最初の方は何か体がふらつき「大丈夫かな~」と思ったりするかもしれませんが、やがて慣れてくる(私の経験では1週間くらい)かと思います。
ただし甘酒以外の食事ではしっかり栄養バランスを考えて摂りましょう。
バランスの良い食事につきましては次のページの「バセドウ病の食事量と栄養バランス」の項をご参照下さい。
タイトルにはバセドウ病とありますが、ここに書かれている栄養バランスの良い食事法に関しては全ての人共通になります。
ラーメンとして摂取する
京都の伏見にある「玄屋」というラーメン屋さんでは「酒粕ラーメン」をメニューに加えられています。
酒粕はガン予防や美容に効果があることをPRされています。
また手軽にご家庭で作るラーメンに酒粕を入れることで、いつもとちょっと違った味を楽しめそうですね。
皆さんインスタントラーメンに酒粕を加えられたりしているようです。
シンプルでいいなと思った酒粕ラーメンのレシピを1つ紹介させていただきます。
【材料】(2人分)
中華めん2玉、酒粕1/2カップ、白すりごま大さじ4、味噌(できれば白みそ)大さじ2、ごま油大さじ1、水または昆布だし3カップ、塩少々、胡椒少々、にら1/2束、きくらげ8枚、ザーサイ大さじ2
【作り方】
1.中華めんは表示通り茹でて水気をきる。
2.酒粕、白すりごま、味噌をフードプロセッサーなどで滑らかに混ぜ合わせる。
3.にらは適当な長さに切り、きくらげは戻して大きければ切る。ザーサイは細切りにする。
4.鍋に②と水または昆布だし、ごま油を入れ火にかけ、湧いたらきくらげとザーサイを入れ少し煮る。
5.味をみて足りなければ塩で調味し、胡椒をお好みで加える。
6.最後ににらをいれ一煮したら器に盛った麺にかける。
7.熱々を召し上がれ!
8.野菜はもやしや人参、キャベツなどあるものでOKです。ザーサイとにらが入ると香りがいいです。
9.あれば生姜、にんにくすりおろしをスープに加えると美味!
出典:cookpad http://cookpad.com/recipe/1752770
ガンに関することは次のページをご参考にして下さい。
焼いて摂取する
酒粕を焼くレシピを考えられている方も多いようです。
単純に酒粕をフライパンやオーブンで焼いて食べるわけですが、ちょっと焦げ目がつくくらい焼いて砂糖をつけて食べる感じですね。
味は同じように焼いても美味しいと感じる時もあれば今ひとつと感じる時もあるとか。
酒粕と造る時に使われたお酒の銘柄や保存期間などにも味が左右されるかもしれないようです。
焼いた酒粕をお酒のつまみにしている人もいるようです。
お酒のつまにみお酒、面白いですね。
個々人で、どうやって食べると一番美味しいと思うかを探ってみるのも楽しいかもしれません。
酒粕鍋として摂取する
冬にはお鍋がいいですね。
美味しくて野菜もいっぱい摂れてすごくヘルシーです。
更に酒粕を入れるとよりヘルシーになります。
酒粕を鍋として摂取するならば味噌鍋でしょうか。
味噌と酒粕は相性が良いように思います。
色々とレシピを見た中でお酒のメーカーであるサッポロビールさんが紹介している「鮭と酒粕のみそ鍋」が見た目もよく美味しそうなので紹介したいと思います。
【材料】(4人分)
生鮭の切り身3~4切れ、絹ごし豆腐1~2丁、白菜1/4~1個、大根1/2本、にんじん1本、しめじ1パック、まいたけ1パック、小松菜1/3わ、ねぎ1~2本、だし汁3カップ、牛乳1カップ、みそ大さじ2、酒粕100g
【作り方】
1.鮭、豆腐、野菜は、それぞれ食べやすい大きさに切っておく。にんじんや大根、白菜のしんなど、少し堅いものは小さめに切ると、火が通りやすい。
2.土鍋に、だし汁を入れて中火にかけ、牛乳、みそを加えて混ぜる。温まってきたら、酒粕を加え、泡だて器でしっかりと溶き混ぜる。
3.煮立ってきたら、堅い野菜と鮭から先に入れ(鮭のだしが出る)、あとは適宜具を加え、煮ながら食べる。
出典:サッポロビール株式会社 http://www.sapporobeer.jp/recipe/0000000258/
酒かすの栄養につきましては次のページもご参照下さい。
水素水を飲むことや筋力アップすることもダイエットに効果的と言われています。
これらの内容につきましては次のページをご参照ください。
味噌汁として摂取する
先にも書きましたが、味噌と酒粕は合います。
身近な料理である味噌汁にダイエット効果のある酒粕を入れる・・・いいですね。
お好みに合わせていつもより味噌の量を少なくして酒粕を加えるだけでできるので簡単です。
これだと毎日でも酒粕を摂ることができるかと思います。
その他の酒かすの料理につきましては次のページも参考にしてみて下さい。
酒かすの栄養や効能は?
酒かすの栄養素は色々とあります。
その中でも特に取り上げられるのが、タンパク質・カリウム・ビタミンB群・パントテン酸でしょう。
この酒かすに含まれているタンパク質はレジスタントプロテインとも呼ばれており、消化されにくいタンパク質なので小腸まで達することが可能で脂肪を吸収する作用をもたらしてくれます。
その結果、コレステロール値の改善作用や肥満抑制作用が期待できるので、ダイエットにも有効という話があるのです。
また、酒かすには遊離リノール酸が多く含まれているので、チロシナーゼの働きを抑制することができ、メラニン合成やシミ防止作用も期待できるでしょう。
つまり、お肌の味方になってくれると言うことです。
それ以外にもビタミンB1は糖質をエネルギー源に切り替える作用が増しますし、ビタミンB2によって粘膜が保護されて皮膚が健康的になり、ビタミンB6によって髪の毛や皮膚の成長も促進さることが期待できるでしょう。
このように、カスと呼ばれているとは思えない効果があるのです。
肌荒れにつきましては次のページを参考にしてください。
酒粕のダイエット効果につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
Woman.excite 酒粕はダイエット効果あり?美肌にも効果が期待できる嬉しい食材
最後に
酒粕にはレジスタントプロテインというたんぱく質が含まれていて、この成分が体内の脂肪分や老廃物を体の外に排出しようと働いてくれます。
また食物繊維も豊富で便通を良くしようと働いてくれます。
それ故、ダイエット効果が期待できます。
酒粕を使ったダイエット法としては1食を酒粕にするという方法があります。
ただこの時の注意点としては酒粕以外の食事においてはしっかり栄養バランスを考えた食事になるよう注意する必要があります。
その他の酒粕の楽しみ方としてはラーメンに入れたり、焼いたり、鍋に入れたり、味噌汁に入れたりといった色々なレパートリーを取り入れられるという点があります。
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