爪の水虫の症状と塗り薬や飲み薬の効果は?病院の何科に行く?
爪の水虫の塗り薬や飲み薬の効果について
爪水虫はたくさんの人たちを悩ませている水虫の一種ですが、どのような症状を言うのでしょうか?
水虫の対処法としては効果的な塗り薬や飲み薬を使うといったものがありますが爪水虫も同じなのでしょうか?
本記事では爪の水虫の症状と塗り薬や飲み薬の効果について、また病院の何科に行ったらいいのかもお伝えします。
爪の水虫の症状は?
爪水虫は水虫の一種で日本人の10人に1人が感染しているといわれているかなりメジャーな症状と言えるでしょう。
しかも、水虫は「白癬菌」というカビ菌が原因で発症しており、家族内で一人でも感染者がいた場合、同じスリッパやマットを使うことで簡単にうつってしまうことになります。
そんな、爪水虫の症状は爪が白く厚くなって濁っていき、表面がボロボロになって筋のようなものができるようになります。
そしてある程度症状が進行すると爪の周りに炎症が発生して痛みを感じるようになるでしょう。
この段階まで悪化すると靴を履くと痛みが生じるようになるので歩くのも大変な状態になってしまいます。
基本的に、放置すると悪化するのが水虫なのでこれらの症状が見られた場合は水虫を疑って治療を開始してください。
塗り薬の効果は?
基本的に水虫は塗り薬で治療をすることになるのですが、爪水虫の場合は例外で塗り薬で治すことはできないと言われています。
なぜなら、爪のような硬い部分に塗ったとしても爪の奥まで薬が浸透することはないので、効果が薄いからです。
そのため、爪水虫の治療には基本的に飲み薬を使うことになります。
爪水虫に対して塗り薬を塗るのは全く効果が無いわけではないですが、効果が薄いものとなってしまうので、基本は塗り薬による対処はしないとお考えいただければと思います。
飲み薬の効果と副作用は?
飲み薬で治すことが基本の爪水虫なのですが、どんな薬にも副作用があるようにこの薬にも副作用はあります。
そのため、副作用によって服用そのものができない方もいるのです。
仮に、副作用のことをよく理解できずに飲んではいけない人が飲んでしまうと取り返しのつかないことになってしまうので注意してくださいね。
具体的には、もともとの肝機能に問題がある方や妊娠中の方、そして他の薬も飲んでいる方や高齢者の方は飲まない方が良いとされています。
水虫の飲み薬にも種類がありますが、共通した副作用として肝機能障害があるので、肝機能に問題がある人は要注意です。
また、使われる薬はラミシール錠、イトリゾール錠というものになり、これは外用薬では届かない位置にいる白癬菌を死滅させることができるでしょう。
治療は病院の何科に行く?
基本的に水虫の治療を行うのは皮膚科になります。
この爪水虫はある程度症状が進行しないと気が付かないことが多いので、発見が遅くなる傾向にあります。
ここで覚えておいてほしいことは、市販の水虫は足水虫を治すために作られた薬が中心なので爪水虫に対して効果が無いという点です。
そのため、病院に行って正しい薬を処方してもらうのが一番であると考えられています。
ただし、すぐに治るものではないので、爪が生え変わる最低でも6ヶ月程度は治療を行う必要があると言われています。
また、治療は飲み薬を服用することが基本となりますが、効果が薄かった場合はレーザー治療を実行することもあります。
ただしレーザーでの治療は通常の治療よりもいくらか割高になる点は理解してください。
手の爪にも水虫ができる?
爪水虫になる人の多くは足の親指の爪なのですが、手に発症することもあります。
足に比べると稀なのは事実ですが、手にも発症する可能性があることは把握しておいてください。
よくある感染経路は足が水虫になってしまい、手にうつってしまうというものなので、足に水虫ができた人は要注意ですよ。
ただし、手にできた水虫は足の水虫と違って靴を履くといったものがない分、治しやすいので、対処はしやすいものと言えるでしょう。
しかし、手の爪に感染して放置しておくと細かい手作業がやり難くなってしまうので、爪に変形といった症状が発生したらすぐに対処するようにしてくださいね。
爪の水虫の原因は?
爪白癬の原因は、カビの一種である白癬菌です。
厄介なことにこの白癬菌は人間のタンパク質を分解して発育していくので、放置するとどんどん増えていくことになります。
また、このカビは高温多湿な環境が好みなので靴下をはいた足の爪はまさに最適な環境と言えるでしょう。
そのため、足の親指に非常にできやすくなっております。
また、この白癬菌は爪の先端や横から爪の中に侵入して爪と皮膚の間に住み着くので、非常に洗い流しにくく意識していないと除去することもできないでしょう。
また、感染力もあるので家族内に感染者がいた場合、同じスリッパやマットを使って感染したり、飼っているペットが感染していてそこからうつされることもあるでしょう。
爪を剥がすと治る?ヤスリで削ると良い?
爪水虫の症状が進行してしまって歩行に問題が出るレベルまで行ってしまった場合は、爪を剥がして手術をするといった方法があります。
しかし、基本は内服薬を用いての治療やレーザー治療になるので爪を剥がすのは普通なら使わない手段です。
また、早く治す方法として稀に爪を剥がしてしまえばよいという記載がありますが、医者の方々の治療法を見た限り、早く治す方法としてもそのような手段は選ばれないので自分の手で、はがそうとはしないほうが良さそうです。
削って治す方法もはっきり言っておすすめできないやり方と言えるでしょう。
仮にどうしても削りたいという方は、皮膚科の先生に相談した上で判断するのが良いでしょう。
完治する?期間は?
水虫は発症した場所や種類によって完治までにかかる期間が変わってきます。
例えば足の水虫だった場合は2ヶ月程度あれば治療は完了すると言われていますが、爪の場合はしっかりと生え替わる必要がありますので、手の爪ならば3~6ヶ月、足の爪ならば6~10ヶ月程度の治療期間を考える必要があるようです。
爪水虫が感染している爪がなくなるまでは、飲み続ける必要がありますので、どうしても爪に感染してしまうと治療期間が長くなってしまうようです。
ただし、爪が伸びる速度が遅い人はもっとかかると考えてください。
こういったことから、水虫になった場合は爪水虫にまで及ぶ前に治療を施して治療が長期化するのを避けた方が良いでしょう。
長引くだけ通院期間が延びて治療費も積み重なっていきますので、それだけでも早く治す理由になるかと思います。
長い期間と感じてしまうかもしれませんが、指示された期間はしっかりと薬を服用するようにして勝手に止めたりしないでくださいね。
水虫に関しましては次のページも参考にしてください。
爪の水虫につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では爪の水虫の症状と塗り薬や飲み薬の効果について、また病院の何科に行ったらいいのかもお伝えしました。
爪水虫は足の水虫よりも治療に時間がかかり、塗り薬も使えない厄介な水虫であることがわかりましたね。
また、水虫は家族内に一人発症者がいるとそこから家族全員に感染する危険性があるので、感染していることに気が付けるかどうかも大切になります。
特に、爪水虫はある程度症状が進行しないと痛みといったわかりやすいものが出てこないので、発見が遅れがちです。
自分のことも大切ですが、他の人たちにうつさないことも大切なので何かおかしいと思ったら皮膚科に相談するようにしましょう。
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