狭心症の予防法【食事・サプリメント・運動・お茶・薬】
食事やサプリメントなど狭心症の予防法
皆さんに知ってほしい情報として狭心症の予防方法があります。
狭心症は心筋梗塞まで発展する危険性のある重大な疾患です。
予防するためにはどのような対策があるのか気になるかと思います。
食事・サプリ・運動がいいのでしょうか?
本記事では狭心症の予防方法について記載していきます!
狭心症とは
狭心症は心筋が酸素不足になり胸が締め付けられる痛みや圧迫感が生じる疾患です。
これは心筋に酸素を送る冠動脈という血管が狭まることで、必要量の酸素が届かなくなって発生します。
この症状とは別に冠動脈そのものに強い痙攣が生じて起こる狭心症もあります。
冠動脈が狭くなるのは血管内の悪玉コレステロールが原因です。
この悪玉コレステロールが沈着して壁が厚くなると、血液の流れが悪くなり動脈硬化が発生し狭心症や心筋梗塞に発展します。
心筋梗塞と狭心症の差は冠動脈のふさがり具合にあります。
心筋梗塞は完全にふさがった状態で、心筋に血液が流れなくなり心筋が壊死します。
狭心症は完全にふさがる前の狭まった状態で、血流は途絶えていません。
狭心症の予防について
それでは、これから狭心症の予防法ついて、いくつか挙げていきたいと思います。
食事について
狭心症などの心臓病を予防する食事の内容を下記に記載致しますので参考にしてください。
①適正体重維持のため主食は玄米あるいは雑穀にしてよく噛んで食べる
②塩は制限し、ジュース・お菓子・果糖を避ける、コーヒーなどの刺激物も控える
③大豆製品からタンパク質を摂取する
④少量の飲酒は良いが飲みすぎない
⑤抗酸化食品を摂取する
⑥偏食過食はしない。1日3食腹八分目を心がける。
⑦野菜・海藻・きのこ類を摂取する
サプリメントについて
狭心症を予防するサプリメントとは、血液の流れをサラサラにする効果が期待できるものや血小板の塊を除去してくれる効果が期待できるものとなっております。
これらの効果が期待できるのはナットウキナーゼ・EPA・DHA・セサミン・エンゾジノール・ルチン等が含まれているサプリメントです。
ナットウキナーゼは血栓の排除や血液の流れをサラサラにする効果があります。
EPAの効果は血小板の凝集を抑制というものがありこれも狭心症に効果があります。
DHAはコレステロール値の上昇を抑える効果があります。
セサミンは血圧低下作用がありコレステロールを下げる効果があります。
エンゾジノールは血管を強化することができて血液の流れを理想的なものに近づけることが期待できます。
ルチンは血圧降下作用があります。
上記の通りそれぞれが狭心症に対して効果が期待されるので、食事による摂取が難しい場合、サプリメントによる摂取を行うと良いです。
運動について
狭心症の予防には生活習慣を整えておく必要でありその中でも適度な運動が効果的であります。
ただし避ける必要がある時間帯や避けたほうがいい運動もございます。
避けたほうがいい時間帯は起床後すぐ・食事後すぐ・入浴してすぐになります。
起床や食事の後は必ず時間をおいてから行いましょう。
その理由として心臓に二重負荷をかけてはいけないからです。
二重負荷は発作が起きやすくなるため避けるほうが良いのです。
避けたほうがいい運動は瞬発力を使う運動です。
行う運動はウォーキングや水泳などの有酸素運動にしましょう。
可能なかぎり毎日行いましょう。
薬について
狭心症の発作を予防する薬はカルシウム拮抗薬・硝酸薬・血小板凝集抑制薬等があります。
カルシウム拮抗薬は血管の平滑筋収縮を抑える効果があり、結果的に血管が拡張する効果となります。
血管拡張は酸素配給量の増加につながるため狭心症の予防に繋がります。
硝酸薬は全身の動脈拡張・冠動脈の拡張・冠攣縮の弛緩・冠血流の増加という抗狭心症作用があり予防に繋がります。
しかしずっと使用すると耐性ができるため長く使用することはでないようです。
抗血小板凝固薬は血液が固まるのを防いで血栓をできにくくし、狭心症へのリスクを減らします。
お茶について
狭心症の予防に実はお茶が効果的なんです。
お茶には血行を促進して血液をサラサラにする効果があるためです。
狭心症を予防するために良いと言われているお茶はヨモギ茶・ウコン茶・イチョウ茶葉・どくだみ茶・松葉茶・ハスの茶葉・こんぶ茶・そば茶・しいたけ茶などです。
狭心症の予防を意識して上記のお茶の摂取することも考えるといいかもしれません。
水分補給について【飲む量の目安は?】
お茶が効果的というお話をさせていただきましたが、水分補給そのものが狭心症を予防する方法の一つになります。
これは何気なく聞くと何の意味もないように思えるかもしれませんが、水分が不足した状態の血液というのは実はかなり濃くなっており固まりやすい状態なのです。
この状態の血液は血栓ができやすいので動脈硬化や心筋梗塞が発生する確率がかなり高くなっております。
水分が不足することで心臓発作を起こしやすくもなりますので、注意しましょう。
特に、気密性の高いマンションは春や秋でも乾燥してしまっていることが多いので、知らず知らずのうちに水分不足になっている危険性もあります。
水分補給の量は汗のかき方など個人差もあると思いますが一般的に推奨されている量の1日1.5リットルを目安にされると良いでしょう。
ただし、夏バテなどで食事が普通にとれていない人は、食べ物からの水分補給ができていませんので、意識して摂取量を増やされた方が良いでしょう。
ストレス解消について
狭心症の原因の一つにストレスがあります。
過度な緊張やストレスは心臓に負担になることも多く脈拍の乱れをひきおこすこともあります。
そのため自分に合ったストレス発散方法を見つけてストレスを溜めない生活を行うことが大切です。
もう少し詳しく記載するとストレスを脳が感じ取ると自律神経の交感神経を刺激します。
交感神経は身体を緊張させて活動性を高める働きがあり、循環器系に影響を及ぼします。
これらは血管の収縮まで引き起こして血圧を上昇させ心臓から酸素供給をしてほしい要求されるようになります。
つまり心臓の一部で酸素不足状態となってしまうのです。
狭心症の原因について
狭心症の原因は血管内が狭くなって血液の流れが悪くなることにあります。
血管内が狭くなる原因は糖尿病・高脂血症・高血圧などです。
糖尿病患者は高血糖状態にあるため血管内膜にコレステロールが沈着し血管壁を固くして柔軟性をなくし、動脈硬化に繋がります。
高脂血症はコレステロールの高い状態にあるため余分なコレステロールが血管内壁にたまりやすくなり動脈硬化を引き起こしやすくなります。
高血圧は血液の圧力が高いため、動脈の血管壁が厚くなってしまい血管内腔は狭くなってしまいこちらも動脈硬化を引き起こしやすくなります。
血管内が狭くなって狭心症が起こったとして、もし放置していた場合、冠動脈の閉塞が起きて心筋梗塞に繋がります。
心筋梗塞は心筋に血液が流れなくなり心筋が壊死するため発症してすぐに死につながってしまいます。
そのため狭心症の症状が出た場合、たとえ軽い症状であったとしても、必ず病院に行き診察を受けて症状を改善する必要があります。
狭心症の予防につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス 心筋梗塞、狭心症-その予防と治療
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
今回は「狭心症の予防法【食事・サプリメント・運動・お茶・薬】」と題しまして、様々な狭心症に対する予防法を記載してきました。
忍び寄る病と言われる心筋梗塞や脳梗塞。
これらを避けるためには常日頃健康に対して意識を向けて、体を労わる必要があります。
もし狭心症の症状が少しでも見られた場合、前述したとおり放置すると心筋梗塞に繋がる危険性があるため、病院で診察してもらうことが本当に大切になります。
皆さんが今回の記事で狭心症に対する予防の意識を高めていただけますと幸いに思います。
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