心筋梗塞の原因はストレス?タバコやピル・スポーツが原因?
ストレスやタバコなど心筋梗塞の原因について
皆さん一度は聞いたことのある心筋梗塞。
この心筋梗塞には原因として、ストレス・タバコなどがあげられ、もしかしたらスポーツやピルも原因となっている?と言われております。
心筋梗塞になる方が増えているだけに原因をしっかりとつかみ予防したいところです。
本記事では死亡原因の第二位となる心臓病の中で代表的な、心筋梗塞の原因を調べてお伝えしていきたいと思います。
心筋梗塞の原因はストレス?
万病のもととはわかっているけど、なかなか溜めないようにするための対処が難しい「ストレス」。
様々な病気のもととなっているこのストレスは心筋梗塞の原因となることもあります。
何となく関係ありそうと感じている人もいるでしょうが、これはちゃんとした科学的根拠に基づいた理由があるのです。
まずストレスというものは血圧や血糖値を上げてしまい循環動態に悪影響を与えて、血栓をつくりやすくしてしまいます。
その他にもストレスは血圧の上昇やコレステロール値まで上げてしまい、そのすべてが心臓への負担となっていきます。
また、血圧の上昇は血管内壁が傷つき易くなってしまい、コレステロール値の上昇は血管壁に蓄積する確率を上げてしまい更に血管を狭めて血圧を上げてしまうことになるでしょう。
その他にもストレス解消のために甘いものを摂取する人も多くいて、そこから血糖値の上昇へと繋がりこれも心筋梗塞の原因へと繋がっていく可能性があります。
タバコも原因に?
ストレスと同じくらい病気のもととなっていると言われているのが「タバコ」です。
愛煙家の方にはつらい事実となってしまうかもしれませんが、このタバコは心筋梗塞の原因ともなっております。
その原因について詳しく解説すると、まずタバコを吸うことで一酸化炭素が体内に多く取り込まれます。
この一酸化炭素は赤血球にある酸素を肺から全身へ運搬するヘモグロビンと非常に高確率で結合してしまい、あらゆる体内組織を酸素欠乏状態へと追い込んで、動脈硬化を加速させます。
その結果心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる非常に重い疾患にかかりやすくなってしまうのです。
もちろん、タバコの量を多く吸っている人の方がより高い確率で心筋梗塞を起こしやすくなっているため、禁煙が難しくても量を減らすことも重要であると言えるでしょう。
ピルが原因に?
ストレスやたばこ、食生活の乱れによる生活習慣病から心筋梗塞になるということは、明確な原因はわからなくても何となく結びつく印象をお持ちの方も多かったかと思います。
ですが、今度はほとんど結びつかなさそうなピルと心筋梗塞の関係性について説明します。
まず先に低用量のピルである場合ほとんど副作用が無いということをご報告させてください。
この副作用はある程度の量のピルを飲んだ際に発生すると言われております。
ピルによる副作用は血液凝固能が進むため、血栓症を起こしやすくなってしまうということです。
つまり高血圧や高コレステロール血症の人にとって脳卒中や心筋梗塞が起きるリスクが高まることを意味しております。
そのためこれらの症状がある人やタバコを吸う習慣がある人は必ず医師に相談してピルを服用していいのか確認をとるようにしてください。
スポーツが原因になるなんてあるの?
サッカーがある程度お好きな方は覚えていることでしょう。
2011年8月4日に元日本代表サッカー選手である松田直樹選手が34歳で急性心筋梗塞によってなくなっております。
これは当時のサッカーファンには非常に衝撃的なニュースとなり日本サッカーファンを震撼させたあまりに大きな悲劇となっております。
ではこのようなケースがそれなりにあるのかというとそうではなく、非常にまれなケースと言われております。
たいていの心筋梗塞の患者は慢性的な運動不足・肥満・喫煙者といった人たちで現役アスリートでは本当に珍しいことだったのです。
この現象の理由として考えられるのが、もともと心臓に何らかの疾患を抱えていたのに見抜けなくてスポーツが引き金となってしまったというケースでしょう。
食事も要因?
そもそも心筋梗塞とは動脈硬化によって起こる病気です。
この動脈硬化はストレスやタバコの他に食事内容も大きな原因となります。
偏った食事により、高血圧や高コレステロール血症、肥満や糖尿病といった症状を引き起こし、そこから冠状動脈の詰まりを誘発して心筋梗塞へと発展していきます。
それらを改善するためによく言われるのが、食事療法。
つまりは食事内容や食事方法の改善となっていきます。
その改善方法の内容を簡単に明記すると、白砂糖をさけること・酒を飲みすぎないこと・刺激物は控えること・規則正しい食生活を心がけること・タンパク質は主に植物性の物からとること・食塩は制限すること・よく噛んで食べることetc……このように、少し挙げるだけでもこれだけの量があるのです。
つまり、これらの改善内容とは真逆な食生活を続けている人は注意が必要であると言えるでしょう。
その他の心筋梗塞の原因は?
今までに挙げてきた原因以外ではアルコールの飲みすぎや運動不足、肥満などが当てはまります
例えばアルコールには利尿作用があり大量に飲む人はトイレに何回も行くようになります。
その時点で脱水症状が起こりやすくなるので血管内で血栓ができる確率が高まるので危険です。
また、アルコールは肝臓で対応しきれない量を摂取する人も多いので、そのような人達は中性脂肪が血中に多くなってしまうというリスクを背負ってしまうことになるのです。
そして運動を全くしていない人は心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まってしまうという報告もありますので、運動をしない生活の人は注意してください。
また内臓脂肪が蓄積すると脂肪細胞から血栓を起こすPAI-1という物質を多く分泌され、心筋梗塞などの要因になるという話もあり、つまりは肥満は心筋梗塞のリスクを高めると言えるでしょう。
心筋梗塞が起こるメカニズム
今まで様々な事柄と心筋梗塞の関係性について触れてきましたが、ここで改めて心筋梗塞のメカニズムについて解説していきます。
心筋梗塞は動脈硬化によって冠動脈の血液の流れがなくなってしまうことが原因です。
こうして流れなくなることで心筋細胞の壊死が起こってしまい心筋梗塞になってしまいます。
つまり動脈硬化を防ぐ必要があるということです。
例外として遺伝とも関連するとは言われておりますが、心筋梗塞の患者の多くはタバコ・肥満・生活習慣病・過剰なストレス・運動不足など、一般的によく言われている事柄のどれかが当てはまって発症するものなのです。
心臓に関連するものに【うっ血性心不全】があります。
うっ血性心不全につきましては次のページを参考にして下さい。
予防法について
逆に考えると、今まで記載したストレス・タバコ・食生活の改善、運動することが心筋梗塞の予防となると言えます。
まずストレスを溜めない生活を行うためにも、自分なりのストレス発散術を身に着けることが大切です。
それが軽いウォーキングなどの運動であればなおいいでしょう。
次にタバコに関しては、量が少ない人はやめる努力をして量があまりに多い人は少しずつでも目標を立てて量を減らして禁煙生活にたどり着けるように努めることがプラスになるでしょう。
食生活の改善はまず肥満の方は肥満の解消をすることから始めるべきです。
それを踏まえたうえで「心筋梗塞の原因は食事?」記載したような改善策を実施するようにしましょう。
大切なことは血管をどれだけ労わる生活にできるかどうかです。
禁酒・禁煙・塩分制限・減糖質食・有酸素運動などやれることは多くあり、どれか一つでもいいので実行することから始めましょう。
心筋梗塞の内容につきましては次のページも参考にして下さい。
心筋梗塞の原因につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
ニューハート・ワタナベ国際病院 心筋梗塞 → https://newheart.jp/glossary/detail/cardiovascular-surgery_007.html
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は心筋梗塞にスポットを当てて、様々な原因からどうして心筋梗塞に結びつくのかを伝えてまいりました。
この病気の最も恐ろしいところは死に至るということもありますが、自覚症状のないまま進行して気が付いたら取り返しのつかない事態に陥っているというケースが頻繁にあることでしょう。
発症の理由に加齢も確かに含まれておりますが、若年性心筋梗塞というものもあるため若いからと言って不摂生な生活をしていては危ないかもしれません。
自覚症状が無いのですから「自分はきっと大丈夫!」と思わないで「もしかしたら自分も将来心筋梗塞になるかも」と思って、一つずつ自覚がある問題を解消していくのが大切です!
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