水疱瘡の症状・感染期間・治療法は?跡はいつ消える?
水疱瘡の症状や感染期間・治療法について
水疱瘡は治療における対応を間違えてしまうと跡が残りやすくなってしまい、跡が残ってしまった場合はいつ消えるのか気になってしまいます。
そのためにも、感染期間について理解し、感染しないように対策することが大切です。
本記事では、水疱瘡の症状・感染期間・治療法について、また跡はいつ消えるのかを中心にお伝えしたいと思います。
水疱瘡の症状
水疱瘡の症状は、まず初めに発疹が出始めます。
この発疹が最初に出る箇所は頭皮になることが多く、その後に体に出始めて手足に出てくるパターンが多いです。
そして全身に発疹が出てしまいかゆみが生じて、赤い発疹が水ぶくれへと変化していきます。
この水ぶくれの時期がウイルスが一番活発な時期となっていますが、ある程度経過するとかさぶたになっていきます。
だいたい発疹からかさぶたまで5~7日程度かかるでしょう。
また、発疹が発生してから1~2日前に発熱やだるさといった症状が出ることもあります。
注意点は水疱瘡による発熱は市販薬で解熱するとライ症候群などの合併症を引き起こす可能性があるので、市販の解熱薬は使わないでください。
この辺りは医師にしっかり確認しましょう。
感染期間や経路は?
水疱瘡の感染力が強い期間はだいたい7~10日なのですが、それは発疹が出る前日から水疱がかさぶたになるまでの期間なので、知らない間に感染が拡大している危険性があります。
また、感染経路は「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」とすべての感染経路が該当するので、集団生活をしている中でたった一人でも感染している人がいるならそこから一気に感染拡大してしまう危険性があります。
空気感染してしまう病気は総じて感染を防ぐのが困難なので、予防接種によるワクチン接種が大切になります。
治療法について【何科を受診?】
水疱瘡になってしまった場合は、大人なら皮膚科に行くことが正解なのですが、子供の場合は小児科でも問題ありません。
子供の場合どちらがおすすめかというと、最初にかかるなら小児科がいいでしょう。
基本的に小児科は生まれたての新生児から子供に対して全ての病気を把握している医師なので、小児科の先生は赤ちゃんの湿疹治療の知識を非常に豊富に持っています。
そして湿疹と発疹の違いにも気が付く可能性が高いので、水疱瘡と見抜いて対応してくれる可能性が高いのです。
また、親の方は信頼できて通うことができる小児科を必ず見つけておき、何かあったらそこに行ける状態にしておくのがいいでしょう。
水疱瘡の跡はいつ消える?消す方法は?
水疱瘡の跡は基本的に残りません。
もし残ってしまうとすれば、かゆみに負けてかきむしってしまった場合でしょう。
病院では痒み防止のための塗り薬も処方してもらえるので、それを有効に使ってかゆみを抑えるようにしてください。
しかし、水疱瘡の水疱があまりにも大きい場合は、大きくて陥没が発生して跡が残ってしまう可能性があります。
この跡を残さないようにするにはやはり治療を早いうちから行って、かゆくてもかきむしらないことになります。
そして跡が残ってしまった場合は、形成外科や美容皮膚科の切除縫縮手術やケミカルピーリングを受けて人工的に跡を目立たなくさせる方法になるかと思います。
水疱瘡の時にお風呂に入っても良い?
水疱瘡になってしまった場合、お風呂に入るのは基本的に禁止となります。
なぜかというとお風呂に入ってしまうと水ぶくれや発疹が刺激されてしまい、かゆみが悪化してしまう危険性があるのです。
どうしても入りたい場合は、お風呂に入るのではなくぬるいシャワー程度にとどめておいてください。
しかし、発熱も伴う場合はシャワーすら避けた方がいいでしょう。
この場合は蒸しタオル等で水ぶくれを刺激しないように体を拭くようにしてください。
こすると水疱が悪化してしまうので気を付けて拭いてあげましょう。
また、通院している場合は医師からもお風呂に関してストップが出ていることもあるので、その指示をちゃんと聞いて実行するようにしてください。
保育園や幼稚園の出席停止期間は?
水疱瘡は強い感染症であるため、保育園や幼稚園、学校は出席停止となります。
この期間は明確には決まっていないので、医師に相談して問題なしと診断してもらってから出席するようにしましょう。
勝手に治ったと判断して出席させるのは良くありませんので、必ず医師の診断をしてもらって出席許可をとってください。
基本的に発熱や発疹から1週間程度でかさぶたまで進行する病気なので、目安は1週間とするのがいいでしょう。
かさぶたに軽く触るとぽろぽろと落ちてくるところまで進行すれば、ほぼ治りかけの状態になっているので医師から出席の許可をもらいに行ってください。
妊娠中の水疱瘡は危険?
妊娠中に水疱瘡にかかる危険は2種類考えられます。
一つは大人になってから感染するため症状が重くなりやすいこと、そしてもう一つは産まれてくる子供に重い障害が発生してしまう危険性があることです。
妊娠初期に水疱瘡になってしまうと、低確率ですが胎児に悪影響を及ぼし後遺症が発生する危険性があります。
逆に出産直前に感染してしまうと、生まれてすぐの赤ちゃんに感染してしまって重症化するケースがあるのでこちらも要注意です。
予防接種のワクチンの効果は?
水疱瘡の予防接種はインフルエンザの予防接種と違い高確率で感染を防げるものではありませんが、間違いなく意味のあるものとなっています。
基本的に予防接種のワクチンの効果は体内に水疱瘡ウイルスに対しての抗体をつくることなので、例え感染してしまったとしても無意味ではなく症状が軽くなりやすいのです。
注意点としては予防接種を受けた状態で感染した場合、症状が非常に軽くなるケースもあるのですが感染している状態には変わらないので学校への出席は禁止となります。
自分の症状が軽かったとしてもしっかりと水疱瘡ウイルスを持っているので、他の人にうつったらその人の症状が重くなることがもちろんあるのです。
そのため、ちゃんと病院に通って医師から出席許可をもらえるまでは家で待機するようにしてください。
水疱瘡につきましては次のページも参考にしてください。
水疱瘡に二回かかることもある?
水疱瘡は二回かかることもあるのかと心配している声がネット上にもちらほらと見受けられます。
これの答えはかかる可能性もあるが確率は非常に低いというものでしょう。
いろいろなアドバイスや医師が記載している記事を見た限りでは、「抗体が一度できてしまえば今後感染する可能性はほとんどない」とか「長期にわたって効果が持続する抗体ができるので二度かかることはないと考えられている」というものが基本になっております。
しかし、「まれに抗体の効果が消失する可能性があるので、二回かかる人もいる」という記述もありましたので、0%ではないと考えられていることもわかります。
基本的な考え方としては、まれなので一度かかったことがあるという人はそこまで心配する必要はないでしょう。
子供がいるから心配で仕方がないという人は、抗体検査を受けることで抗体があるのかどうかがわかりますので、確認してみられると良いでしょう。
水疱瘡につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では、水疱瘡の症状・感染期間・治療法について、また跡はいつ消えるのかをお伝えしました。
水疱瘡の跡が残ってしまうのは治療が遅れてしまったり、かきむしって水ぶくれを潰してしまった場合なので、早めに抗ウイルス薬やかゆみ止めを処方してかかなければ跡が残ることはありません。
また、予防接種を受けたとしても感染する可能性はあるので、感染した場合は医師の許可が出るまでは学校や保育園を休むようにしてください。
予防接種を受けてから感染した場合は抗体がある程度出来上がっているので、走り回れるほど元気な場合もあります。
そのため、たまに親が気が付かないで見逃される危険性もありますが、予防接種をしたとしても感染する可能性があることをしっかりと親は把握して感染が拡大しないようにしてくださいね。
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