水疱瘡の症状【赤ちゃん・子供・大人】予防接種済なら軽い?
赤ちゃん・子供・大人の水疱瘡の症状
水疱瘡は子供や赤ちゃんがかかりやすい病気ですが、稀に大人だって感染することがあるのです。
そして大人が感染した場合は症状が重くなると言われています。
そこで今回は水疱瘡の症状を赤ちゃん・子供・大人でどのようなものなのかを解説して、予防接種済なら症状が軽くなるのかなどについて記載したいと思います。
水疱瘡の初期症状
水疱瘡の初期症状は発熱やだるさというものです。
これは人によっては全くない人もいますので注意してください。
また市販の解熱剤では副作用が出てしまうことがあるので、安易に使用するのは良くありません。
それ以外にも幼児の場合は機嫌が悪くなるケースもあるので見逃さないようにしてくださいね。
そしてそれらの症状が無い方でも、必ず発疹の症状が出てくることになります。
これは頭から出てきて体に出始めて最終的には全身に広がるといったパターンが多いようです。
そしてこの発疹はかゆみを伴うのでかゆみを我慢するのが一苦労となります。
痛みに耐えられるという人もかゆみには耐えられないということがよくあるので、早めに抗ウイルス薬とかゆみ止めの薬を処方してもらうようにしましょう。
赤ちゃんや子どもの水疱瘡の症状
赤ちゃんでも子供でも症状は同じで、発熱・だるさ・発疹の3つとなります。
このうち発熱は人によってことなり、ほとんど出ない人もいれば高熱が出る人もいるようです。
これらの3つの症状に加えて発疹による痒さが加わりますが、もちろんかくのは跡が残ってしまうので避けねばなりません。
そして、発疹は1~2日は水ぶくれに変わって最後はかさぶたになって落ち着いていきます。
発熱ではなかなか気が付くことができませんが、発疹が発生したら間違いなく気が付くことはできるのですぐに病院で受診をするようにしてください。
感染力が非常に強いので隔離される可能性があり、病院に行く前に病院に電話して水疱瘡の可能性があることを話しておくといいでしょう。
赤ちゃんの容態に気が付けるのは親だけなので、少しでも怪しいと思ったらすぐに動けるようにするのが吉と言えます。
大人の場合の症状
子供のうちに水疱瘡にならなかった人は大人になってから感染する可能性があります。
そして大人になってからのほうが、子供が感染するよりも症状が重くなるケースが多いのです。
症状は基本的に発熱・だるさ・発疹の3つに発疹による痒みが加わると思っていただければいいですが、大人の場合は発熱が高温になったり発疹が体の表面だけではなく口の中にまで発生してしまい食事をまともにすることができなかったり、最悪呼吸がうまくできなくなる危険性もあります。
そして発疹や水ぶくれに必ずついてくる痒みが、ただかゆいのではなく痛みを伴っていることもあるでしょう。
このようにかなり重い症状になることがあるので、一刻も早く病院に行くようにしてください。
口の中の症状は?
水疱瘡の症状が重くなると口の中にも水疱ができることがあります。
これははっきり言って痛いものとなるので、しみるものや味の濃いものは食べられなくなります。
そのため体の表面にできるよりも、よっぽど深刻な状況になってしまうので、早めの治療を心がけるようにしてください。
これは荒っぽいことを言ってしまうと、非常にたちの悪い口内炎のようなものなので、食事のたびに痛みが発生して食欲が低下してしまいます。
そのため食べやすいものや消化のしやすいものを用意する必要があるでしょう。
予防接種をしていると症状は軽い?
基本的に水疱瘡の予防接種は1回でも80~85%程度予防することができると言われています。
そして2回目の予防接種を受ければ、1回目でうまく抗体を作れなかった人でも予防することができるようになるので、感染率はぐっと下がります。
それでも100%とはいきませんが、かなり高確率と言えるでしょう。
しかし1回しか予防接種を受けていない人は、15~20%は感染する可能性があるので、この点は要注意です。
しかし感染した場合でもワクチンを接種しているため、症状がかなり軽くなって重症化することはほとんどなくなるようです。
中には2回予防接種をしたのにかかったという人もいるようですが、そのような場合は子供が本当に元気で走り回ることすらできる状態だったとのことです。
症状が軽い場合は外出しても良い?
水疱瘡は非常に感染力の強い病気なので、発症している場合は外出は禁止となります。
これは症状の重さや軽さは一切関係なく、発症しているのなら基本的に外出はしてはいけません。
どんなに症状が軽かったとしても、必ず医師に診断してもらって完全に治ったと言われるまでは、外出や学校に行くのは自重してくださいね。
どんなに症状が軽くても感染している人は間違いなく水疱瘡ウイルスを体内に持っている状態になるので、感染源になってしまう可能性があります。
仮に感染源になってしまうと、その子は学校に行きにくくなってしまうので、周囲の大人や親は子度の体調の変化を見逃さないようにしてくださいね。
お風呂に入っても良い?
水疱瘡になってしまった場合症状の程度にもよりますが、基本的にお風呂に入るのは控えるようにしましょう。
なぜかというとお風呂は水ぶくれや発疹の刺激に繋がってしまい、痒みが悪化してしまう可能性があるからです。
大人の場合は強い痛みを伴うことが多いので、痛みが悪化する危険性があります。
どうしてもお風呂に入りたい場合は、お風呂は控えてぬるいシャワー程度で済ませるようにしましょう。
しかし、発熱を伴う場合はシャワーを使うのも危険なので、蒸しタオルで水ぶくれや発疹を刺激しないように拭くようにしてください。
こすってしまうと、発疹や水泡が悪化してしまいかゆみがより増してしまうので気を付けましょう。
通っている病院にもよりますが、お風呂に入っているかどうかは医師からも確認されることが多いので、この部分も医師の指示に従うようにしましょう。
水疱瘡につきましては次のページも参考にしてください。
合併症について
水疱瘡は子供のころなら高確率で発症するものですが、合併症によってよろしくない状態になる恐れもあるのです。
具体的には皮膚の二次性細菌感染や脱水症状、ウイルス性肺炎、顔面神経麻痺、急性小脳失調症などがあてはまるでしょう。
これらの合併症の危険性は年齢によって異なる部分でもあります。
子供のうちにはそこまで心配しなくても良い場合でも、30代以降で合併症が発症した場合は死亡率が上がるので要注意といえるでしょう。
水疱瘡そのものはそこまで恐ろしい病気ではなく、感染力が強いので幼いうちにだれもがかかってしまうものではあるのですが、合併症が重くなってしまう可能性もありますので、おかしいと親が感じた場合はすぐに病院で診てもらいましょう。
水疱瘡の症状につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
病院なび 【医師監修】水疱瘡(水ぼうそう・水痘)の症状と治療 – 予防も治療も早めが肝心!
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
今回は水疱瘡の症状を赤ちゃん・子供・大人でどのようなものなのかを解説して、予防接種済なら症状が軽くなるのかを調べていきました。
水疱瘡は一度感染してしまえば抗体が出来上がってしまうので、二度とかからない病気ですが一度も感染していない人は大人になってから感染することがあります。
その時は呼吸困難や高熱、発疹に伴う痛みに悩まされることがあるので、症状が軽いうちに必ず病院に行くようにしてください。
口の中に水疱ができてしまうと、しみて痛いのでまともに食事がとれなくなってしまいます。
またお風呂はかゆみを悪化させてしまう危険性があるので、自重するようにしてくださいね。
今回のこの記事が水疱瘡における参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いに思います。
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