皮膚病の乾癬の原因は?漢方薬や市販薬・治療法は?うつる?
漢方薬など皮膚病の乾癬の治療法について
皮膚病の一種である乾癬はいろいろと謎に包まれた病で、原因はいったい何なのか、治療方法は市販薬・漢方薬で良いのかといった疑問を持っている方が結構いらっしゃっています。
本記事では皮膚病の乾癬の原因は何なのか、市販・漢方薬など治療法はあるのか、うつるものなのかどうかを中心にお伝えします。
皮膚病である乾癬の原因は?
皮膚病である乾癬の原因ははっきりとした医学的根拠に基づいた立証がなされておらず、現時点では原因不明となっています。
データ的には日本人より欧米人の方が発症確率が高いこと、そして戦前より戦後の日本の方が発症確率が高いことから、食生活や私生活が何らかの原因となっていると言われていますが、何れも医学的に立証されていません。
今のところ、有力となっている説が肥満・高血圧・高脂血症になるような食生活をしている方はそうでない方と比べて発症確率が高くなっているので肉類や高脂肪などカロリーの高い欧米系の食生活は発症原因となっているというものです。
他にも冬に悪化する傾向があること、そしてストレスが過多だと悪化すると言われていること、睡眠時間が不規則であったり寝不足が続いていると発症しやすくなるとも言われています。
乾癬を治すには漢方薬が効果的?
原因不明で現代治療においても完治することが少ない尋常性乾癬は漢方治療が効果的と説明している方々もいます。
実際に漢方を用いる医師はステロイドを長い期間使っても全く治らなかったのに、煎じ薬を毎日飲み続けて日常生活の見直しを行い食生活も欧米式のものから純日本風のものに変更することで完治したと説明されている方もいます。
他にも漢方を推奨している方はいましたが、その方々は必ず食生活や睡眠などのライフスタイルを見直しも必要だと口々に述べているので、乾癬にはライフスタイルの見直しは必須なのでしょう。
今現在乾癬に悩まされている方は、一度漢方を取り扱う専門医に相談してみるといいかもしれません。
効果的な市販薬は?
市販薬で進められている多くの商品がステロイド薬となっていました。
これは乾癬によるかゆみや熱っぽさを抑えて皮膚表面を整えるために使えると多くの方が説明されております。
それ以外には乾燥しがちな肌をしっとりと保つことができる低刺激な入浴剤をおすすめしているところもありました。
また、頭皮に乾癬ができた場合はアトピー・乾癬用シャンプーを使うといいでしょう。
頭皮に乾癬ができてしまうとフケがひどくなってしまい、人によっては脱毛が発生してその部分だけ毛が抜け落ちてしまうようになるので、円形脱毛のようになってしまいます。
そうならないようにするためにも、頭皮にできてしまった場合はアトピー・乾癬用シャンプーを使いましょう。
他にも乾癬の症状としては毛細血管への過剰な血流が発生するようになるので、それを整えるために血行を整える作用がある石鹸を使うことが推奨されていました。
治療法について
尋常性乾癬の治療法は外用療法や内服療法、光線療法などがあります。
そしてそれらの治療法と並行して生活習慣改善や食生活改善が行われることになるでしょう。
また、先にあげた治療法を全部試してみても改善が進まない、または症状の悪化が止まらないといった状態になった方は生物学的製剤を用いての治療を行うようになります。
まず、外用療法とは先にも触れていますが、何らかの塗り薬を使う治療の事で活性型ビタミンD3外用薬やステロイド外用薬を使った治療を行います。
次に薬物療法では免疫作用の過剰な働きを抑える薬や外用療法で使う薬の効果を上げるものが処方されるようになるでしょう。
また、光線療法では紫外線の中でも効果があると言われている中波長紫外線(UVB)を行うことになります。
これは全身に広がっていた場合は行うことができませんが、局所的だった場合は有効な方法となるでしょう。
温泉が効果的?
温泉にはよく肌に良いとかアトピー性皮膚炎に良いというものを見たことがあると思いますが、乾癬にも効果があるとうたっている温泉が結構あります。
例えば、とある温泉では美肌効果・消毒効果・炎症鎮静効果があるので、皮膚トラブルに悩まされている方々にもってこいの温泉であるといったものです。
確かに、温泉は皮膚トラブル改善には良いというお話はたくさんあるので、乾癬にも効果があると言えるのではないでしょうか。
特に、乾癬はストレスによって悪化しやすいとも言われているので、ストレス解消にもつながる温泉は多かれ少なかれ効果があると考えられます。
乾癬はうつる?
この乾癬は異常なまでの速度で皮膚の角質化が起こるのが原因であるため、ウイルスや細菌が原因ではありません。
そのため、他の方々にうつすことはないのです。
特に注意が必要なのが、爪にできる爪乾癬で、これは爪水虫に症状が非常に似ているため爪乾癬と気が付かないうちは人にうつしてしまうかもしれないと思ってしまって活動範囲を狭める方もいらっしゃるかもしれません。
見た目からは水虫に見えてしまうのでプールや温泉といった公共の場では非難を浴びてしまうことも考えられます。
その点には注意してください。
乾癬の症状は?
乾癬(かんせん)はアトピー性皮膚炎といった皮膚病と比べて知名度が低いものとなっています。
その理由は発症する人がアトピー性皮膚炎などに比べると少ないからでしょう。
この乾癬とは別名炎症性角化症と呼ばれています。
そしてこの乾癬は頭皮・耳・顔・爪・首・背中・腕・足といった部分や全身に発疹が出るようになり、発症した部位で皮膚が赤く盛り上がって行くようになり、そこから時間経過とともに拡大していきます。
その後は白銀色の角質化が発生して剥がれ落ちていくでしょう。
そして、この状態を繰り返すようになります。
更にこの症状は一度きりではなく、これを何度も繰り返すようになり慢性化していくことになるでしょう。
発症した場所によってはかゆみ・熱っぽさ・腫れぼったさを感じるようになる人もいるようです。
また頭皮にできた場合は髪が伸びるといった現象も痒みに繋がってしまうこともあり、人によっては脱毛に繋がってしまい、局所的にハゲが発生してしまうようになります。
また、発症した人によっては関節炎を併発して手足の指・脊椎・仙腸関節など様々な部位の関節に痛みが生じるようになってしまうでしょう。
皮膚に出る症状に蕁麻疹がありますが、蕁麻疹につきましては次のページを参考にしてください。
乾癬性関節炎とは?
乾癬性関節炎とは関節に症状が出てくる関節炎と皮膚症状がでる乾癬が合わさった病気です。
関節炎になると指の関節やかかと当たりに痛みが出て腫れてきてしまいます。
乾癬になると炎症を伴う紅斑が発生するようになり、皮膚のかけらもよく剥がれ落ちるようになって角質が厚くなっていきます。
具体的な症状として手足の指全体がソーセージのように腫れてしまう指趾炎や、末梢関節炎のように指の第一関節が腫れて痛みを伴うこともあるでしょう。
関節炎が長く続くことで関節の変形に繋がってしまうこともあります。
皮膚の病気である乾癬に、腫れと痛みが発生する関節炎が合併している病気と認識して頂ければと思います。
乾癬に関しましては次のページも参考にしてください。
乾癬につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では皮膚病の乾癬の原因は何なのか、市販・漢方薬など治療法はどのようなものなのか、うつるものなのかどうかをお伝えしました。
原因がいまだ不明ではあるものの、日常生活の過ごし方によってなるかならないかがおそらく変わってくる病気に該当するので、治したい、あるいは予防したいという方はまず私生活を見直すことから始めましょう。
また発症してしまってから完治させるのは容易ではないので、発症していない方はできる限り発症させないことを第一にしてください。
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