蕁麻疹が治らない!子供や赤ちゃんの原因や薬など対策は?
子供や赤ちゃんなど蕁麻疹が治らない時の対策
蕁麻疹はすぐに治るものもあればなかなか治らないものもあります。
そしてなかなか治らないと正直焦ってしまいますよね。
それが子供や赤ちゃんであった場合はなおさらで、早急に原因を突き止め対処したくなるでしょう。
本記事では蕁麻疹が治らない子供や赤ちゃんの原因や薬など対策についてお伝えします。
蕁麻疹が1週間以上経っても治らない場合の対策は?
蕁麻疹の治療法の基本は原因を突き止めて、それを日常から取り除き、抗ヒスタミン薬やステロイド剤などを服用したりステロイド軟膏を塗ることになります。
それらを処方したり塗っていたとしても治らない場合は、根本的に生活を改善するとか、ストレスを取り除くよう試みる、着ている服の素材を変えてみるとか食事の内容をガラッと変えてみるといった今までやっていなかったことを試すしか方法はないでしょう。
また、治り難い蕁麻疹の場合でも根気よく治療を続けることで完治することもありますので、薬の服用を自己判断で止めないようにした方が良いでしょう。
一つの例ですが、蕁麻疹が全く治らない人が病院で診断を受けた結果、原因不明でストレスかもと言われていたが実は柔軟剤を変えたことが原因で、柔軟剤を再考し、アレルギー検査済みのものに変えたら治ったという話もあるので、食べ物や病気にのみこだわるのは危険かもしれません。
薬が効かない場合の対策は?
蕁麻疹の薬が効かない場合に考えられるのは、原因不明の蕁麻疹で慢性蕁麻疹になってしまっている場合と、他の病気が原因となっていて薬の効果が出ない場合です。
最も危険なのが他の病気になっている場合なので、蕁麻疹がいつまでたってお治らない場合は内臓疾患を疑い内臓の精査を行うのもいい方法と言えるでしょう。
この辺りは主治医の先生とよく相談しましょう。
子どもの蕁麻疹が治らない原因と対策
まず、蕁麻疹が治らない場合は一度病院に行って本当に蕁麻疹かどうかを確認してください。
似たような症状に血管性浮腫や多型滲出性紅班があるので、他の病気が原因となっている可能性があります。
そこで他の病気の可能性も排除し、蕁麻疹と判明しても治らない場合はとにかく原因の特定をするしかありません。
しかし原因が特定できなかった場合は、いろいろと試すしか方法はなくなります。
色々なことを試しつつ薬は服用し続けるのが良いでしょう。
具体的には、肌を刺激されることによって引き起こされる可能性が高いので服を着ている箇所に出ているのなら服や柔軟剤が原因となっていると考えて、服を一新して柔軟剤も変更しましょう。
食べ物によるアレルギーも考えられるので、一度食事の内容をがらりと変えて野菜中心の食事に短い期間でも切り替えるなどの思い切った行動が大切になります。
赤ちゃんの場合
赤ちゃんで蕁麻疹が治まらない場合は、必ず病院に連れていってください。
そして原因の特定を行いましょう。
蕁麻疹の原因は特定するのが困難な突発性蕁麻疹の可能性が高いのですが、悪化させないようにするためにも受診は必要なものとなるのです。
また、どうしても症状が治らない場合は普段から爪を短くして清潔に保ってください。
そして摩擦が原因の可能性もあるので、衣服は締め付けが無いものにするのもいいでしょう。
赤ちゃんの肌は柔らかく刺激に非常に弱いため、柔軟剤の変更などの影響も受けやすいのです。
そのため原因不明の場合は思い当たる原因を片っ端から試してみるのがいいでしょう。
蕁麻疹が治らない場合に考えられる病気は?
先に少し触れていますが蕁麻疹が治らない場合は他の病気になっている可能性があります。
例えば見た目が蕁麻疹に似ている血管性浮腫(クインケ浮腫)や多型浸出性紅斑になっている場合は蕁麻疹と症状が似ていますが、蕁麻疹に対しての対処法を施しても意味がありません。
また、それ以外にも肝臓や腎臓の機能が衰えていると蕁麻疹が出ることがあるので内臓に病気を抱えている可能性もあります。
一番最悪のケースは肝臓がんです。
それ以外にも甲状腺の病気を持っていると連鎖反応的に蕁麻疹が起きるケースもあり、甲状腺治療薬の投与によって蕁麻疹が改善する人もいるようです。
また、ピロリ菌に感染していても蕁麻疹になりやすくなると言われていて、ピロリ菌を除去することで蕁麻疹も治ったという人も多くいます。
蕁麻疹はどこに出る?
初めに説明すると、蕁麻疹は皮膚面があればどこでも発症する可能性のある病気なので人によっては口の中や気道、さらには胃腸にできることすらあります。
このケースでは呼吸困難や腹痛といった症状が出てくるので、直ちに病院に連れていくようにしてください。
一般的に特にできやすいのは腹部・股・大腿・臀部・乳房周辺といった部分なのでこの部分は特に注意するといいでしょう。
これらは服によって摩擦が必ず生じる部分でもありますので、できた部位に摩擦があるのか、服の素材は何なのか、柔軟剤は何を使っているのかを調べておくといいでしょう。
これらの部位でできた場合、その部分を解決すると治ったというパターンもよくあるので、アレルギー以外にも目を光らせるといいですよ。
蕁麻疹と湿疹の違いは?
蕁麻疹と湿疹はパッと見ただけでは区別がつかないことがありますが、原因や治療方法は異なります。
まず、湿疹の原因は金属などの刺激物と接触、皮膚表面がこすれる、内服薬などによって体内から発生すると言ったものです。
次に蕁麻疹の場合はアレルギーや発汗、ストレスなどが原因で発生します。
そして、症状も最初は似ていますが湿疹の場合は症状が進むと大きな水疱(すいほう)になっていきますが、蕁麻疹ではただ単に赤い斑ができるだけにとどまります。
また、湿疹の場合は治療にステロイドの外用薬(塗り薬)が主となって、軽症の場合は保湿剤だけで治療することになります。
蕁麻疹の場合はヒスタミンの働きを防ぐ、抗ヒスタミン薬の内服が主となります。
検査方法について
蕁麻疹は原因がアレルギーによるものと、アレルギーではないものの2種類で考えられているので、検査方法もそれに合わせて変わってくるでしょう。
具体的にアレルギー性のものかをチェックするために、血液検査などを行ってチェックします。
皮膚を用いる場合は皮膚に載せて針で突く「プリックテスト」と呼ばれるものや、原因として疑われている物質を皮膚に注射するというテスト方法もあるようです。
ただし、これらの検査で特に原因となるものが見つからなかった場合は、症状を悪化させる危険性は何なのかを探るようになります。
これを増悪因子と呼んでおりますが、よくあてはまるのがストレスや疲労なので、ストレスや疲労の蓄積がどうなっているのかをチェックすることもあります。
いまだに7割は原因不明といわれているのが蕁麻疹なので、これといった検査方法も確立されていないようです。
予防法について
蕁麻疹を予防する方法は蕁麻疹の原因となるものに触れないようにすることが一番です。
食べ物のアレルギーが原因ならそれに触らないように、また食べないようにして、虫などのアレルギーがあるならその虫が多くなる季節は活動範囲に近づかないように気を付け、汗によって蕁麻疹が起きているなら汗が発生したら必ずふき取るようにしましょう。
問題となるのが原因不明の蕁麻疹の対応です。
蕁麻疹は疲れやストレス、また食生活や生活習慣の乱れによって誘発または悪化してしまうことがあるので、まずはその部分を見直して発症しないようにしましょう。
また発症したとしても悪化しないようにするために、医師がすすめる薬の服用を行って体は健康を保ってください。
蕁麻疹に関しましては次のページも参考にしてください。
蕁麻疹につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
一般社団法人 福山市医師会 じんましん(特に慢性じんましん)について
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では蕁麻疹が治らない、子供や赤ちゃんの原因や薬など対策についてお伝えしました。
子供や赤ちゃんでも大人と蕁麻疹の症状が同じことが分かったと思いますが、子供や赤ちゃんでは痒みに対して我慢できないことが多いので、それに対する対策を講じる必要があることが分かりましたね。
そのために、大切なことは清潔に保つことと爪を短くすることで気が付かないうちにかかれてしまっても、跡が残らないようにしてあげましょう。
また、原因不明なことが多いのが蕁麻疹なのですが治すためには思い切った行動をとることが大切だということも分かりましたね。
本記事が蕁麻疹における参考として皆様のお役に立てるものになれば幸いです。
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