情緒不安定の症状と原因と対策は?更年期や貧血で起こる?
情緒不安定の症状と薬など治し方について
情緒不安定は更年期になると起こる確率が上昇すると言われており、どうしたら症状を抑えられるのか対策法を模索している方や、更年期以外のところに原因があるのかなどを探している方もいます。
情緒が不安定になると、精神的にきつくなりやすく、早く治したいと思われるでしょう。
本記事では情緒不安定の症状と原因および対策について記載したいと思います。
情緒不安定の症状
情緒不安定の症状はいくつかあります。
すぐに泣きだしたりすぐに怒り出すようになって感情の起伏が激しくなる・自問自答の回数が増える・突如として不安に駆られて時間帯を気にしないで電話をかける・判断力が無くなり物事が決められなくなる・集中力が亡くなる・注意が散漫になるといった症状があるでしょう。
それ以外にも身体的な症状として首や肩のコリや頭痛・めまい・下痢・動悸・吐き気・頻尿・不眠・悪寒・息苦しさなどのものが出てきたりします。
情緒不安定の人はうつ病になる確率が高いので、うつ病の症状も出る場合もあります。
原因について
情緒不安定な状態になるには色々なことが原因として存在しております。
・鉄分不足によってセロトニンが不足してしまうため
・ホルモンバランスが乱れて自律神経も乱れてしまうため
・血糖値の急激な低下のため
・アドレナリンの過剰分泌によって脳が興奮状態になるため
・ストレスを受け続けたため
・幼少期のトラウマがあるため
・身体的に不健康な状態にあるため
・睡眠がちゃんととれず睡眠障害になっているため
このように原因は非常に多岐にわたっているため、原因を見つけ出し取り除くのに非常に時間がかかる傾向があります。
特に、生理や更年期によってホルモンバランスが崩れるのを防ぐのは日常生活の見直しといったところから入る必要があるでしょう。
対策について
情緒不安定の対策はとにかくリラックスできる環境を作ることです。
場所的に不可能だったらゆっくり深呼吸をすることでも構いません。
また、考え事にはまり込まないようにするために何かにあえて没頭するのもいいでしょう。
それ以外には精神的に不安定な状態になりにくくするためにできる限り家を居心地の良いものにして日常生活も見直されると良いかと思います。
「○○をすれば全部解決!」とはなかなかいかないので、やれることは全ててやりましょう。
例えば睡眠時間は7時間くらいはとるようにするとか、規則正しい生活をするようにするとか、軽い運動を取り入れてストレスを溜まりにくくするとか、アロマテラピーを取り入れるようにするとか、物事を整理するために今感じていることをいったんノートに書き出すようにするとか、セロトニンを増やす栄養素であるトリプトファンやビタミンB6をとり入れるようにするとか色々とあります。
更年期になりやすい?
更年期になると気分の浮き沈みが激しくなり、涙もろくなるといった症状が出やすくなります。
このような更年期によるトラブルを聞いたことがある人もたくさんいるでしょう。
その最大の原因の一つが更年期になることでエストロゲンの分泌が急激に減りホルモンバランスが崩れることで幸せホルモンと言われているセロトニンが減少することにあり、セロトニンが減少すると精神的に不安定になりやすくなってしまうのです。
そのため情緒不安定の状態になる確率が通常の状態よりもかなり上昇するので、更年期障害に悩まされている方はしっかりとケアを行う必要があります。
実際に更年期障害を患ってしまった人が同居人の中にいる場合、その人の豹変ぶりに驚いている人もたくさんいて、どうしたらいいのかネット上で相談している方が多数います。
貧血だとなりやすい?
鉄分が不足することで貧血になりやすくなることはおそらくほとんどの人が理解されていることでしょうが、実は鉄分が不足してしまうとセロトニンやノルアドレナリンの生成がうまくいかなくなるので、情緒不安定になってしまう確率が上昇します。
セロトニンは交感神経系と連動して、体内時計の調節する以外にも感情のコントロールを行ってくれる作用があり、抗ストレス作用や衝動行動の抑制と依存症の抑制といった作用をもたらしてくれます。
このセロトニンが不足するとやる気の低下や集中力の低下、怒りっぽくなりやすくなるといったものが起こったりするので情緒不安定状態になる確率が上昇するのです。
情緒不安定の治し方は薬が良い?
情緒不安定を100%治す薬というものは存在しませんが、原因によっては症状を緩和させる薬も確かにあるようです。
例えばセロトニンが不足しているのが原因だった場合、うつ病に用いられるSSRIというセロトニンを低下させないようする薬を処方されることもあるでしょう。
しかし、殆どの情報サイトにおいて「情緒不安定を改善するためには薬に頼りましょう」という記載はありませんでした。
ただし薬に頼るのはやめた方が良いという記載もないので、どちらが良いとかは一般論としては分からない状況です。
ですので薬を使うかどうかは自己判断ではなく医師に相談して判断するのが良いでしょう。
良い腸内環境は情緒安定にプラスに働く?
腸内環境をよくすることは健康的にプラスに働くことは多くの方が知っている事実でしょうが、実はその健康効果は心や脳にももたらしてくれると言われているのです。
分かりやすい相関関係を解説すると緊張やストレスが溜まっている不安定な状態になると、お腹の不調につながることは、ほとんどの方が経験したことがあるでしょう。
緊張するとお腹が空かなくなると言えば分かりやすいかもしれませんね。
つまり、脳内でトラブルを感じると胃腸にもトラブルが発生するということになります。
具体的には、腸内フローラには実は神経伝達物質の合成作用がありその作用によって、幸せホルモンと言われているセロトニンが効率よく分泌されるとのことです。
もともとこのホルモンは90%が腸内に存在しているといわれており、腸内環境が整っている人というのはこのセロトニンによる精神安定作用も強く働くと言えるでしょう。
情緒不安定な人との接し方
情緒不安定で辛いのは本人のみならず、周りの人たちもと言われております。
風邪の場合は具合が悪くなるので治療方法も何となく予想が付きますし、周りの人に対してはうつされるといった実害以外は特にないのですが、情緒不安定の場合は暴力的になってしまうことが多々あり八つ当たりされることが非常に増えます。
そして、その本人が性格が攻撃的になっていることに気が付いていないケースもあるでしょう。
そのため、情緒不安定の人と接するときは相手が情緒不安定だということをまず理解しなければなりません。
ここからが非常に難しいのですが距離を置いたほうが良いと説明する方やできる限り放置しないようにすることが大切と説明する方もいるので明確な答えは無いように思います。
コミュニーケーションを取る中で、適切な対応や適度な距離感を把握していこうというスタンスが大切なのかと思います。
同居人の場合は家事の負担を小さくすることも大切になります。
情緒不安定性パーソナリティ障害とは?
情緒不安定性パーソナリティ障害とは以前は人格障害と言われていたものです。
最近の医学業界では、人格障害は「持って生まれた性格で治らない」と差別用語のような扱いだと言われているようで、情緒不安定性パーソナリティ障害と名前を変えているようです。
これは人格形成の途上にある未熟な人格が根底にあることで自分と他人の境界線があやふやになって、自己重要感を感じられなくなるものだそうです。
そのため、常に見捨てられる恐怖にかられるようになって突拍子もない行動をとったりします。
情緒不安定のことに関しましては次のページも参考にしてください。
情緒不安定につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
LITALOCO 情緒不安定なときはどうすればいい?原因や診断、対処法などを解説します
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では情緒不安定の症状と原因を中心にお伝えいたしました。
情緒不安定は本人もつらいでしょうが、周りの人も本当に辛くなる症状です。
しかも原因が多岐にわたっているため、しっかりとした治療を行い治るは時間がかかることも多々あります。
しかし、絶対に治らない不治の病ではないので情緒不安定の症状に悩まされているならまずはお医者さんに相談されることが肝要かと思います。
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