5月の花粉症アレルギーは喉の痛みや頭痛も?原因はイネ科?
5月の花粉アレルギーの原因や喉の痛み・頭痛など症状について
花粉症において代表される花粉にはスギ花粉があります。
花粉症の一般的な症状としては鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、鼻づまりがありますが、その他にも喉の痛みや頭痛を伴う場合もあります。
このページでは5月に起こる花粉症アレルギーの原因と対策および症状として喉の痛みや頭痛が起きやすいものなのかどうなのか?といったことを中心に触れてみたいと思います。
5月に花粉アレルギーを起こす人は増えている?
花粉症のピークと言われる3月4月。
ところが5月に入って、もう辛い花粉症シーズンを終えられると思ったものの5月に入っても治らない。
そういう方は増えています。
少し前までは花粉症と言えばスギ花粉が飛散する春だったのですが、近年では春夏秋冬と1年を通して花粉症で悩む方が見られるようになってきています。
花粉症で悩む人の2割は1年中花粉症に悩まされているというデータもあります。
花粉症の時期に関することは、次のページをご参照下さい。
5月の花粉症は喉にくる?
5月の花粉症は喉に来やすいと感じている方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら5月に飛ぶ花粉が喉を痛くしやすいというわけではありません。
ただ花粉症が長期に及ぶと喉の痛みを発症しやすくなるということは言えます。
花粉症で鼻が詰まると、どうしても口呼吸になりがちになります。
すると喉の粘膜が乾燥します。
喉の粘膜は湿り気があることで、細菌やウィルスが体内に侵入してくるのを防いでくれるのですが、乾燥すると、進入しやすくなるのです。
すると喉に炎症が起き、痛みが出てきたりします。
つまり花粉症で喉が痛くなるケースの症状の現れ方として、鼻が詰まる→口呼吸になり喉が乾燥する→喉に炎症が起きる→喉が痛くなるという流れがあります。
そして花粉は2月頃から増えてきて3月・4月とピークを迎えるという流れがあるので、5月も花粉症の症状が続いている人は症状が長期におよぶので、喉の痛みを伴いやすいと言えます。
鼻づまりのことに関してましては次のページもご参考にしてみて下さい。
頭痛が起きやすい?
頭痛に関しても特別に5月が多いというわけではなく、3月でも4月でも花粉症の症状として頭痛が起こります。
花粉症で頭痛が起こる背景としては鼻粘膜や喉の炎症により、鼻の奥にある副鼻腔がウィルスや細菌に感染し副鼻腔炎になった場合が考えられるのと、鼻づまりから、取り込む酸素の量が少なくなり、頭部が酸欠状態になった場合があります。
その他にも、睡眠不足が考えられます。
また花粉症の薬の副作用で口が渇くことに伴い喉が乾燥し、炎症が起き、痛みが出ることも考えられます。
こういったことから花粉症の症状が長引いた方が、頭痛も起こりやすいと言えるので、多少5月に頭痛が起きやすいところはあるかもしれません。
花粉症における頭痛に関することにつきまして、次のページにも記載していますのでご参考にしてみて下さい。
5月の花粉症の基本的な症状
5月の花粉症の基本的な症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみであり、スギ花粉による症状と特に変わりません。
ただこの時期に出る花粉症の場合、花粉症患者さんの20~30%の方に口腔アレルギー症状を起こす人がいます。
口腔アレルギーとは特定の果物や野菜を食べた時に口の中がかゆくなったり腫れたりする症状です。
アレルギー症状としてアトピー性皮膚炎や紫外線アレルギー、じんましんがあります。
これらの内容につきましては次のページをご参照下さい。
アトピー性皮膚炎 成人型の症状と原因・治療について
紫外線アレルギーの治療薬など対策は?グッズや食べ物は?
蕁麻疹が顔に出る原因について 危険?対処法は?
減汗性コリン性蕁麻疹の治療はお風呂がいい?
コリン性蕁麻疹とは?温熱蕁麻疹とは?その違い
原因はイネ科?
画像出典:http://michikusanojikan.at.webry.info/
5月に飛ぶ花粉は15種類以上あると言われていますが、5月に入ってもアレルギーが続く場合の原因はイネ科の花粉症である可能性が高いです。
イネ科の中でもカモガヤの花粉が原因になっているケースが一番多いとされています。
その背景にスギによる花粉症の方の半数がカモガヤによる花粉症を発症すると言われていることが関係していそうです。
ちなみにカモガヤの花粉の飛散時期は5~7月になります。
あとヒノキ花粉も飛散時期が3~5月なので可能性があります。
花粉症と食物アレルギーとの関係性は強いとされ、何かしらの花粉症にかかっている方は食物アレルギーを起こしやすいと言われています。
特にカモガヤなどイネ科の花粉症の方は、食物アレルギーを起こすことが多いようです。
ですので先に記載した5月の花粉症では口腔アレルギーの方が多いと言うのも理解できるように思います。
カモガヤは多年草で日本全国の河川敷などにたくさん生えており、誰もが普段の生活で触れる機会のある植物ですので注意が必要です。
花粉症で咳が出て、夜眠れない場合の対策につきましては次のページをご参照下さい。
5 月の花粉の種類
画像出典:http://helloocean.exblog.jp/9351569/
5月の花粉症の原因となっている花粉はカモガヤやヒノキの可能性が高いと記載しましたが、5月は他にもたくさんの種類の花粉が飛んでいます。
挙げてみますとハンノキ、シラカバ、ホソムギ、ネズ、コナラ、リンゴ、ハルガヤ、イチョウ、ケヤキ、松、ヒメスイバ、ギシギシ、オリーブなどがあります。
花粉症の原因となっている植物が分かれば多少は対策が取りやすくなると思いますので、このような植物が自分の生活圏内に存在していないかチェックしてみると良いかもしれません。
1年を通しての花粉に関することにつきましては次のページをご参照下さい。
5 月の花粉症の対策について
対策としては応急的なものと根本的なものがあります。
今まさに5月で花粉症で悩んでいる場合は応急的な対策が必要でしょう。
5月まである程度期間がある場合は次の5月に備えて根本的な対策をとるのが良いかと思います。
対策としては次のようなものがあります。
①応急的な対策(薬や注射、レーザーなどの治療はお医者さんと十分相談しながら進める必要があります。)
a.マスクをする
b.室内を空気清浄機で清める
c.室内を加湿器で潤す
d.帰宅したら、家に入る前に服を払う(服についている花粉を払い落とすため)
e.帰宅したら手洗いとうがいを行なう。うがいは鼻うがいが理想です。鼻うがいのやり方については次のサイトをご参考にして下さい。
http://afun7.com/archives/1541.html
f.5月に飛散する植物が家の近くにある場合は窓を閉めておく
g.病院で処方された薬や漢方薬、市販薬など薬を飲む、あるいは点眼薬や点媚薬を使う
h.レーザー治療を行なう
i.病院で注射を受ける
病院における花粉症の最新の治療法につきましては次のページご参照下さい。
ヨーグルトも花粉症対策として効果があるとされています。
ヨーグルトによる花粉症対策に関することにつきましては次のページをご参照下さい。
その他の花粉症に関する内容は次のページをご参考にしてください。
花粉症薬おすすめの市販薬 妊婦や子供用は?
花粉症対策 食事やお茶、アロマ、グッズなど
花粉症の注射の種類と効果と費用は?副作用は?
花粉症で病院に行く時期や受診科は?薬や注射・費用は?
②根本的な対策
a.規則正しい生活を送り、しっかり睡眠を取る
b.昼はしっかり活動する(ゆっくりした生活をし過ぎるとアレルギー症状を起こしやすくなるところがあります)
c.バランスの良い食事をする。食べ過ぎない(1日2~3食で腹7~8分目)
d.適度な運動を行なう
e.ストレスがあまりかからないよう思考を変えたりストレス発散をうまくやったりする
f.自律神経の働きを整える
自律神経のことに関しましては以下のページをご参照下さい。
自律神経を整える方法 ツボ・アロマ・運動・食事・呼吸法
自律神経失調症の症状と原因と改善方法【治し方】
自律神経失調症を改善する食事は?
自律神経失調症とは?症状は?痛みや吐き気・ほてりなど
最後に
5月の花粉アレルギーの原因となる植物の主なものとしてはイネ科のカモガヤやヒノキが挙げられます。
症状としては基本的にはスギ花粉と同じで鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、鼻づまりになりますが、花粉症が長期に及ぶと喉の痛みや頭痛をひき起こしやすいところがあるので、5月の花粉症は多少このような症状の起きるケースが多いかもしれません。
5月の花粉の種類としては15種類以上と1年の中でも多い月です。
対策としては応急的なものと根本的なものがあり、今まさに花粉症で悩まされている場合は応急的な対策を取りつつ、並行して先々の為に根本的な対策をとっていくのが最良と思います。
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