紫外線アレルギーの治療薬など対策!グッズや食べ物は?
紫外線アレルギーへの治療薬・グッズ・食べ物などの対策
4月くらいから夏にかけては紫外線の最も強い時期です。
紫外線アレルギーのある方にとっては大変辛い季節かと思います。
本記事では紫外線アレルギーの症状や原因、治療薬やグッズ、食べ物などの対策を中心に記載したいと思います。
天気が良い日は、やはり晴れやかな気分で過ごしていただきたいなと思っています。
紫外線アレルギーの症状
画像出典:http://hidamari62.blog.fc2.com/blog-entry-285.html
紫外線アレルギーの症状としては次のようなものがあります。
皮膚に表れる症状
腕や顔など日に当たる部分において赤くなる、湿疹・じんましん・みずぶくれなどの発疹が出る、腫れる、かぶれるといった症状が出る。
目に表れる症状
目が充血する、涙が出る、異物感がある。
全身に表れる症状
頭痛がする、発熱する、吐き気がする。
蕁麻疹のことにつきましては次のページをご参照ください。
蕁麻疹が顔に出る原因について 危険?対処法は?
減汗性コリン性蕁麻疹の治療はお風呂がいい?
コリン性蕁麻疹とは?温熱蕁麻疹とは?その違い
頭痛のことにつきましては次のページをご参照ください。
頭痛をこめかみ付近のツボで即効で治す方法
頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?
紫外線アレルギーの顔の症状
紫外線アレルギーは顔が赤くなる他に、かゆくなることもあります。
目の症状は上記の通りですが、その他、唇が赤く腫れあがったり、ヒリヒリした症状や水ぶくれになったりすることもあります。
アレルギー症状の1つにアトピー性皮膚炎や喘息があります。
これらに関する内容は次のページをご参照ください。
アトピー性皮膚炎 成人型の症状と原因・治療について
気管支喘息と喘息性気管支炎の違いは?治療法と発作時の対応
喘息の原因はストレス?大人になってからの発症は治る?
紫外線アレルギーの原因について
紫外線アレルギーの原因としては内的な要因と外的な要因の二つが考えられています。
内的な要因としては、抗体量が一定量を超えるというものです。
紫外線アレルギーを起こす人は、体内の免疫が紫外線を悪いものと判断して、攻撃する為に抗体を作り、紫外線から体を守ろうとします。
この抗体の量が一定量を超えた時に紫外線を浴びると、体内で炎症が起きてアレルギー症状が出るというものです。
もう一つの外的な要因としては化粧品や日焼け止めです。
化粧品や日焼け止めに含まれる成分である紫外線吸収剤(紫外線を吸収して、熱エネルギーに変えて外へ放出させようというもの)によって紫外線が肌に吸収されます。
この吸収で化学反応が起き、細胞を損傷しまうので、様々なアレルギー反応が起こるというものです。
顔だけに紫外線アレルギーが発症する場合は化粧品や日焼け止めが原因となっている可能性が高いです。
紫外線吸収剤に関しては次のページをご参照下さい。
紫外線アレルギーの検査方法について
画像出典:http://meddic.jp/
紫外線アレルギーの検査方法ですが、「光線過敏症検査」というものを行います。
紫外線に含まれる「UVB」や「UVA」という特別な光線を皮膚に浴びせ、反応をみます。
異常反応が出たら、パッチテストを行ったり、血液検査を行ったりします。
このような検査で、紫外線アレルギーかどうかを判断します。
紫外線アレルギーの検査でかかる費用はだいたい4,000円から5,000円です。
代表的なアレルギー症状に花粉症があります。
花粉症に関する内容につきましては次のページをご参照ください。
花粉症の治療方法 最新・最前線は?目の療法は?子供は?
花粉症!ヨーグルトの種類や食べ方は?食べ過ぎ注意?
花粉症で病院に行く時期や受診科は?薬や注射・費用は?
5月の花粉症アレルギーは喉の痛みや頭痛?原因はイネ科?
花粉症の時期は?病院での薬・注射などの治療法や対策は?
紫外線アレルギーの対策について
紫外線アレルギーになると、なかなか治りにくいところがあります。
ですので、アレルギーを起こさないようしっかり対策を取ることが大切です。
紫外線アレルギーの対策には次のようなものがあります。
グッズなどを使って日光を浴びないようにする
最も基本的な対策ですが、重要な対策です。
常にUVカット素材の長袖や長いパンツを着用し、帽子や手袋、日傘やサングラスといったグッズを活用して日光に当たらないようにします。
帽子については「UVケア」「UV加工」「UVカット」などの帽子をかぶると良いです。
日傘も「UVカット」のものを使った方が効果があります。
10時から14時の日差しのきつい時間帯や日差しのきつい日は外出を控えた方が良いです。
また曇った日でも快晴の日の85%くらいの紫外線が降り注いでいますので、はやり対策が必要です。
症状が重い方は、家の中でも窓に紫外線カットのフィルムを貼ったり、UVカットのカーテンを閉めたりするのは効果的です。
ちなみに気象庁から紫外線予測が出されていますので、チェックされると良いでしょう。
紫外線予測は次のサイトです。
日焼け止めクリームを塗る
日焼け止めクリームの成分には「紫外線吸収剤」を含んでいるものと、「紫外線散乱剤」を含んでいるもの、それから両方含んでいるものがあります。
「紫外線吸収剤」というのは紫外線を吸収して、熱エネルギーに変えて外へ放出させ、皮膚に紫外線が届かないようにしようというものですが、先に記載していますように、このような化学反応が紫外線アレルギーの原因になっている可能性もあるので、避けた方が無難かもしれません。
一方の、「紫外線散乱剤」は酸化チタンの無機粉末などを使って紫外線を散乱させたり反射させたりするもので、化学反応は起こらないことから皮膚への負担も少ないとされています。
従いまして、紫外線アレルギーの方にはこちらのタイプがおすすめかと思います。
紫外線に効果のある食品を食べる
紫外線に効果のある栄養素は、ビタミンC、B群、D、パントテン酸です。
各栄養素を含む具体的な食べ物としては次のようなものがあります。
ビタミンC・・・赤ピーマン、黄ピーマン、ゆず、アセロラ、パセリなど
ビタミンB群・・豚肉、うなぎ蒲焼、レバー(鳥・豚)、さんま、さば、豆類など
ビタミンD・・・うなぎ蒲焼、鮭、さんま
パントテン酸・・うなぎ蒲焼、レバー(鳥、豚、牛)、卵、たらこ、納豆
紫外線対策レシピにつきまして、次のサイトを参考にしてみて下さい。
サンドラッググループ 【健康レシピ】~紫外線対策編~|2018.8月
冷やす
ここまでの対策は予防策になりますが、もし症状が出た場合は炎症を抑えるために冷やします。
注意点は過度に冷やし過ぎないことです。
その他の紫外線に関する内容につきましては次のページをご参照ください。
紫外線で目が痛い時の目薬は?日焼けの影響で充血?
紫外線量の多い時間帯【各都道府県の月別データ】 グラフ
赤ちゃんへの紫外線の影響は?湿疹アレルギー対策グッズは?
紫外線アレルギー病院の受診科について
紫外線アレルギーの疑いを持った時に、何科で診てもらうのが良いかということですが、皮膚科が良いでしょう。
皮膚科を受診し検査を行います。
5~9月頃は紫外線だけではなく熱中症にも注意する必要があります。
熱中症に関する内容は次のページをご参照ください。
犬の熱中症の症状や後遺症・死亡の危険は?処置や予防法は?
熱中症の頭痛の治し方は?吐き気や寒気を伴う場合は?
赤ちゃんの熱中症のサインは?対策グッズなど予防法は?
熱中症の予防法は?食べ物や飲み物など対策について
熱中症の治療のガイドラインや病院にかかる期間及び後遺症
熱中症の症状【寒気・発熱・頭痛・下痢・吐き気など】と処置
紫外線アレルギーの治療薬について
検査で紫外線アレルギーと診断されると、次のような薬が処方されます。
ただ薬で治すということではなく、症状を緩和させるというものになります。
非ステロイド消炎剤
軽い症状の場合に使われます。
大きな効果は期待できないようです。
市販されている薬の多くはこのタイプですが、逆に薬剤によってアレルギー反応をひきおこすこともあるので、医師の判断なく、この薬を使うのは避けた方がいいです。
ステロイド消炎剤
ステロイド消炎剤はかなり消炎効果が期待できるとされています。
副作用が懸念される薬ではありますが、正しい使い方をすれば、ほとんど副作用の心配はないとされていますので、使う際は医師にしっかり使用法を確認されると良いでしょう。
紫外線アレルギーは治るの?
多くの日本人を苦しめているアレルギーですが、このアレルギーはいわば体質とによるものであることから、一生付き合っていかねばらなないと諦めている人も多いでしょう。
紫外線アレルギーもアレルギーの一種なのでどうしようもないという気持ちが出てしまうものとなっています。
しかし、アレルギーの状態によっては原因を追及することで治療を行うことも可能という見解もあります。
例えば、内服薬が原因だった場合は別の薬を処方するようにすれば良いとか、何らかの病気によって紫外線アレルギーが出るというケースもありますので、その場合はそちらの病気の治療を行うことで治ることも考えられます。
しかし、アレルギーは治すことがなかなかに難しいものであるのは事実なので、根気よく向き合っていく必要があるケースが多いと言えるでしょう。
症状を抑えることはできますが、完治させることは難しいというのが基本的な考え方かと思います。
最後に
紫外線アレルギーには皮膚や目の他、頭痛など様々な症状があります。
主な原因としては、体内の抗体量が一定の量を超えるという内的な要因と化粧品や日焼け止めなどによる外的な要因があります。
対策としては「グッズなどを使って日光を浴びないようにする」「【紫外線吸収剤】の入っていない日焼け止めクリームを塗る」「紫外線に効果のある食品を食べる」「冷やす」などがあります。
治療薬には非ステロイド消炎剤とステロイド消炎剤がありますが、ステロイド消炎剤の方が効果は高いです。
正しく使わなかった場合、副作用の懸念がありますので、医師の指導をしっかり守って使用されると良いでしょう。
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