帯状疱疹の痛みのピークやいつまで続く?緩和する方法は?
帯状疱疹の痛みのピークや期間について
帯状疱疹は痛みを伴うとっても辛い病気です。
そのため発症する期間はいつまでなのか、痛みのピークはどの時期なのか、緩和する方法はあるのかなど気になるかと思います。
本記事では帯状疱疹の痛みはいつまで続くのかおよびピークや緩和する方法についてお伝えします。
帯状疱疹の痛みのピークやいつまで続く?
痛みのピークの症状が出るのはだいたい皮膚の炎症や発疹といった症状が出てから7~10日と言われていて、この期間は、激痛で夜も眠れなくなったりちょっと触っただけでも痛いので服を着るのも困難になり、服のこすれでも激痛が生じるためうかつに動けなくなってしまいます。
このような痛みに苦しむ前に、早めに病院に行って薬を処方してもらうのが良いです。
痛みの症状がひどい場合は鎮痛剤も処方してもらえるので、痛みがひどい場合はそのことも説明して痛み止めを処方してもらうようにしましょう。
緩和する方法は?
あまりに痛みがひどい場合は神経ブロック注射を行うのも1つの方法なのですが、動くのも億劫という状態の場合はまず患部を温めるようにしてください。
例えばカイロを用いて帯状疱疹が生じている部位を温めて血行を良くすることができれば痛みが緩和されます。
逆に冷やすのは絶対に良くなく血管が収縮してしまい栄養が行かなくなって、炎症が悪化して治りが遅くなります。
確かに冷却することで痛みは一時的に緩和されますが最終的には悪化してしまうので絶対に行わないでください。
それ以外では寝る時に湯たんぽを用いるとかゆっくりと入浴することも効果的です。
水痘帯状疱疹ウイルスは40度以上で動けなくなると言われているので、皮膚のただれが生じていないならゆっくりと入浴して血行を良くしましょう。
痛みの場所と症状は?
帯状疱疹のできやすい場所は胸から背中にかけて・腹から背中にかけて・目の上から頭にかけて・首から腕にかけて・腰背部から足にかけてといったところです。
症状は発疹が出る前から痛みが発生し、その数日後に発疹が出て痛みが増して、帯状に発疹が広がって痛みがさらにひどくなります。
その後2週間くらい経過するとかさぶたとなっていき、さらにそこから1週間が経過すればかさぶたもとれていくでしょう。
大切なことは初期段階で症状に気が付いてすぐに治療を開始することなので、帯状にまで広がる前に病院に行くことが大切です。
また、顔にできてしまった場合は後遺症が残ってしまうことがあるので、帯状疱疹が治まったとしても別の症状が出ていないか入念にチェックしてください。
帯状疱疹で痛みがない場合もある?
帯状疱疹は基本的に発症してからかさぶたができるまでの間、痛みがひどくなっていくものなのですが、初期段階では全く痛みが無い人もいます。
しかし痛みを伴うのが基本となっているので、必ず時間が経過することで痛みが発生する時が来ます。
そのため痛くないからといって放置してしまうのは、はっきりいって危険以外の何ものでもないので放置は避けなければなりません。
基本的に発症した場所が非常に痛むようになるので、痛みがひどくて夜も眠れないという状態になる前に早めに抗ウイルス薬や鎮痛薬を処方してもらいましょう。
治療法について
帯状疱疹の痛みに対する対策には鎮痛剤や神経ブロックといった対処法があります。
ここで用いられる鎮痛剤は非ステロイド性抗炎症薬が一般的です。
早期に治療することができれば神経が傷つけられる確率も低くなるので、痛みが長引くことはありません。
ですが、治療が遅くなってしまうと神経が傷ついてしまい帯状疱疹による痛みが中々消えなくなってしまいます。
これがいわゆる帯状疱疹後神経痛というもので、こうなってしまうとなかなか痛みが抜けなくなってしまうでしょう。
痛み止めにはロキソニン?
帯状疱疹を患っている最中の痛みは皮膚の炎症や損傷による痛みになるのでロキソニンによる効果が期待できます。
しかし後遺症として神経に傷がつけられてしまって発生した痛みに対しては効果がありません。
つまり後遺症として発生する帯状疱疹後神経痛にはロキソニンは効果が無いのです。
ロキソニンは非ステロイド性消炎鎮痛剤に該当するので、帯状疱疹で病院に行って診察してもらった場合、抗ウイルス薬と一緒に処方されることもあるでしょう。
その場合は一緒に服用するようになるかと思います。
後遺症で痛みだけが残るケースもある?
帯状疱疹の初期治療が遅れてしまった場合は後遺症として痛みが残り続けるケースがあります。
これは既に記載させて頂いている帯状疱疹後神経痛というものでウイルスによって傷つけられた神経が回復しきっていないことで生じる神経痛です。
皮膚などの表面を見る限りは問題なく見えるのですが、この痛みは神経からきているので見た目ではわかりません。
この帯状疱疹後神経痛も免疫力と深くかかわっているので、免疫力が低い人ほど発症しやすい後遺症となっています。
この痛みは人によっては非常に長く続き、年単位の付き合いとなってしまうことがあるので、そうならないためにも帯状疱疹が発症したら早めに医師に相談するようにしましょう。
帯状疱疹の痛みがある時は仕事を休むべき?その期間は?
帯状疱疹になった場合はストレスや疲労によって免疫力が低下することで治りにくくなると言われておりますので、休んだ方がいいというのは間違いないでしょう。
しかし、早めに病院に行って抗ウイルスを処方して貰わないとなかなか治らないようですので、ただ単に自宅で休養するだけでは治りが早くなりにくいです。
そして帯状疱疹の治療期間は免疫力や体質などによって大きく左右されるので明確な期間は言えないところあります。
薬を早く処方して貰った場合は1週間で治ったとブログなどで公開している人もいますが、それらの対応を一切行わなかった人は痛みが消えるまで年単位かかったという人もいますし、治療をしたけど2ヶ月近くかかったという人もいます。
仮に、2ヶ月間も治療期間が必要になったとしても、その期間をずっと休むことはできないでしょうから、発症して痛みがひどいときに休む等の工夫が必要になるでしょう。
再発させないための予防法は?
帯状疱疹は低確率ではありますが100人に1人は再発の可能性があります。
この再発を予防する方法は非常にシンプルで免疫力が高い状態を維持することです。
もともと帯状疱疹は免疫力が低下してしまった結果発症してしまう病気なので、再発予防も全く同じで免疫力を高めて再発しないようにするということです。
そのためにも極力疲れを残さないように生活して、ストレスを溜めない生活を心がけるしかありません。
また、睡眠時間もしっかり確保して健康的な毎日を過ごすようにしましょう。
非常に単純なことではありますが、多忙な現代日本ではかなり難しいことなので、何とか努力をして疲れを残さない、ストレスを溜め込まない生活をしていただく必要があります。
帯状疱疹につきましては次のページも参考にしてください。
帯状疱疹がいつまで続くのかに関しましては次のサイトも参考にしてみて下さい。
福井新聞ONLINE 帯状疱疹の痛み、いつまで続く?徐々に軽快に、痛み残る可能性も
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では帯状疱疹の痛みはいつまで続くのかとピークや緩和する方法についてお伝えしました。
痛みが発生しやすい場所や痛みのピークについてよく分かって頂けたかと思います。
この病気は日本ではかなり多くの人が発症している危険な病気なので、皆さんも気を付ける必要があるものとなっています。
また、症状が重くなる前に早めの治療を行うことが大切になるので、初期段階で気が付かなかったとしても痛みと発疹が発生したらすぐに病院に行くようにしてくださいね。
放置した場合、後遺症が発生する確率が上がってしまうので、放置するのは避けましょう。
後遺症である帯状疱疹後神経痛は人によっては年単位で付き合う必要がある非常に面倒な病気なので後遺症が残らないように早めの治療を行いましょう。
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