頭皮湿疹のストレスなど原因!治療法や市販薬とかさぶたの対処法は?
頭皮湿疹の原因や市販薬など治療法について
頭皮湿疹はかなり厄介なもので、なかなか治らなくて困っている人も多いようです。
原因はストレスもあると言われていますが、市販薬で対処できるならそれに越したことはないかと思います。
本記事では頭皮湿疹の原因はストレスなのか?他にもあるのか?そしてかさぶたも含めた治療法や市販薬はあるのかを中心にお伝え致します。
頭皮湿疹の種類と原因
頭皮は髪の毛で隠れている部分なので細かく観察するのは難しい部分になっています。
しかし髪を洗っている時にたまたまブツブツを発見するということがあります。
これがいわゆる、頭皮湿疹というものになります。
この頭皮湿疹は「アトピー性皮膚炎」「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」「接触性皮膚炎」の3種類に分かれていて、それぞれ原因が異なっているのです。
まずアトピー性皮膚炎の場合は頭皮が乾燥していることとアレルギーが影響しています。
乾燥している状態だと皮脂や水分が少ないためバリア機能が弱くアレルギー物質によるアレルゲンが頭皮に入りやすくなってしまいます。
次に脂漏性皮膚炎は頭皮の皮脂が分泌されすぎることで細菌が大量発生してしまうのが原因です。
接触性皮膚炎は頭皮に刺激の強いシャンプーや整髪料を使った時に、発生するものとなっています。
これは物質に触れてしまった場合に起こるものなので誰でもが起こる可能性があります。
頭皮湿疹とストレスの関係
主な種類を3つほど、そしてそれぞれの原因も説明しましたが、ストレスも原因になっているという説もあります。
これはストレスによってホルモンバランスが乱れることにより女性ホルモンが減少して髪の毛が抜ける前に頭皮湿疹が発生するというものです。
実際に女性ホルモンが減少すると薄毛になる前に頭皮湿疹が症状として出始めるという報告もあるようなので、信憑性はかなり高いと思われます。
また、ホルモンバランスが崩れると皮脂の分泌量が増減するので頭皮湿疹が出やすくなるという説もあります。
乳児の頭皮湿疹の原因や注意点
赤ちゃんを育てたことがある人なら一度は経験したことがある、頭皮湿疹ですが一番多いのは脂漏性湿疹になります。
これは赤ちゃんの肌の強さによって時期や程度の差が生じますが、だいたい生後数週間から4カ月くらいの乳児で多く見られ、1歳になるとバリア機能が備わるため症状が出なくなります。
この脂漏性湿疹の原因は皮脂の分泌過多です。
生まれたばかりの赤ちゃんは女性ホルモンがたくさん残っているのと新陳代謝が盛んなのが原因でどうしても皮脂が多くなりがちで、防ぐことはできません。
これは生後3カ月くらいまでこの状態が続くことが多いので、普通の現象と捉えてください。
ただし、皮脂を溜めないようにしっかりとケアをして毎日入浴する際にしっかりとかさぶたと皮脂を落とすようにしましょう。
治療法について
アレルゲンにも気を付けて、刺激の強いシャンプーも使わないようにすればアトピー性皮膚炎と接触性皮膚炎を防ぐことはできるのですが、脂漏性皮膚炎はなかなか防げないことがあります。
この脂漏性皮膚炎はかなりしつこく、他の2つと違いなかなか止めることができません。
そのためまずは炎症を抑えることから始めてください。
炎症を抑えるのに有効なのがステロイドでこれを用いれば炎症はなくなるでしょう。
ただし、これは炎症を抑えているだけなので根本的に湿疹が治ったわけではありません。
次に重要なのが皮脂を餌に増殖するカビの一種であるマラセチア菌を撃退することです。
これは抗真菌薬を用いて対処するのが一般的で、増殖を抑え込むことができるようになります。
治療の際は、信頼できる医師の指示に従って対処していくのがおすすめです。
市販薬など薬について
しかしあまり病院に行くのは好きではない、という方におすすめなのが市販薬による対応です。
実際に頭皮湿疹用の薬はたくさん出回っているます。
代表的なものは「メディクイック」「メンソレータム」「ムヒ」「リンデロン」といったところでしょう。
それぞれ患部に塗布するものやスプレータイプのものもありますので、使い勝手が自分にとっていいものかどうかをまず判断してください。
そして薬は人によって効果が出やすい人と出にくい人に分かれるので、効果が無いと判断したらすぐに別のものを使うようにしましょう。
かさぶたの対処法は?
頭皮湿疹ができると必ずできてしまうのがかさぶたで、このかさぶたは見えない位置にあることが多く、髪を洗っていると無意識にはがしてしまうこともしばしばあります。
これの対処法はとにかくかさぶたを作らないようにするしかありません。
そこで簡単な方法は、刺激の少ない成分を使っているシャンプーに切り替えることでしょう。
育毛剤を使っている人は育毛剤も変更したほうがいいでしょう。
まずは頭皮の刺激に関係しているシャンプーや育毛剤を変更してください。
また、ドライヤーのかけ方やブラシの選び方などのヘアケアの方法を見直して頭皮に優しいことができているかを見つめなおしましょう。
また、生活習慣や食生活の影響も頭皮に出てきます。
そのためジャンクフードやあぶらっこい食べ物の食べ過ぎは自重して暴飲暴食はしないようにし、必要な栄養を摂るようにしてください。
睡眠不足やストレス過多も避けねばなりません。
頭皮湿疹がある時のおすすめのシャンプーと洗い方
頭皮湿疹に非常に関係しているのがシャンプーの選び方で、この部分を間違えてしまうとアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎を引き起こしてしまう可能性があります。
そのため頭皮湿疹がある人は一度シャンプーを低刺激のものに変更しましょう。
具体的には皮膚科医もおすすめしているコラージュフルフル製品です。
これは低刺激・無香料のシャンプーでありながらカビを抑える成分も含まれているので全ての頭皮湿疹の原因を抑える働きがあります。
他にも「ミノン薬用ヘアシャンプー」や「h&sのシャンプー」がいいでしょう。
また、髪の洗い方にも注意が必要で、特にすすぎは十分すぎるほど行って髪にぬるぬるとした感触を残さないようにしましょう。
シャンプーよりもすすぎに時間をかけたほうがいいとも言われています。
それ以外にも洗いすぎると頭皮が乾燥して湿疹がでやすくなるので、1日1回洗う程度にしてください。
子供が頭皮湿疹の時は親が頭を洗った方が良い?
子供の頭皮に湿疹ができてしまった場合は頭皮以外の場所であったとしても、親がケアしてあげた方がいいでしょう。
湿疹ができてしまった場合はごしごし洗いを避けて泡立てた石鹸で優しく洗うことが重要になりますが、幼い子供ではそれを実行するのは難しいので、代わりに親がこなす必要があります。
特に、子供の場合洗い残しでシャンプー剤などが残っている可能性もありますし、シャンプーをいやがってしっかりと洗っていない可能性もありますので、頭皮湿疹が出ている場合は治るまで親が管理した方が安全です。
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頭皮湿疹は夏に悪化しやすい?対策は?
夏の暑い日は頭皮にも汗が出やすくなり、生え際や頭皮にかゆみが生じやすくなります。
そのため無意識で頭を掻く回数が夏は増えてしまいがちで、頭皮湿疹を誘因し悪化させやすくなっています。
頭皮湿疹は爪で傷つけたことによって細菌が入り込んで繁殖してしまうことで発生することもあるので、地肌を爪で掻いてしまうのは危険なのです。
そのため夏場は食生活や日常生活に気を付けるのは当然ですが、紫外線にも気を配るようにして皮膚のダメージを溜め込まないようにしてください。
湿疹に関しましては次のページも参考にしてください。
頭皮湿疹の原因などにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
美的.com フケ、かゆみ、できもの、かさぶた…「頭皮湿疹」の原因と対策を医師が解説!セルフケアから皮膚科での治療まで
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では頭皮湿疹のストレスなど原因には何があるのか、かさぶたも含めた治療法や市販薬はあるのかを紹介しました。
頭皮湿疹は原因が3つあり、刺激によるものやアレルギーによるものはシャンプーや整髪料に気を付ければ回避することはできますが、皮脂によるものはなかなか改善しないことがあります。
そのため、治したいなら食生活や生活習慣を見直して出にくい体を作るしかありません。
しかし、現代社会でその体を入手するのはなかなか大変なので、市販の薬にも頼るのも1つの方法でしょう。
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