生理での情緒不安定の症状は?泣く?原因と薬など対策は?
泣くなど生理での情緒不安定の原因と対策
女性にとって避けられないのが生理でその生理前の時期は情緒不安定になる方も多く、悲しくなって泣くといったこともあり、対策を講じたいと考えている人もいます。
そして、原因いったい何なのかや、効果的な薬があるのかなど対策を調べている人もいるでしょう。
本記事では生理における情緒不安定の症状について記載し、対策についてお伝えします。
生理での情緒不安定の症状は?泣く?
生理前の2週間くらいによく発生するのがイライラするとか精神的に不安定になるといったものです。
具体的な症状には色々なものがあって非常に厄介なものとなっているのです。
この状態があまりにもひどい場合はPMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれるものとなります。
ちなみに肉体的にしんどいといったものはPMS(月経前症候群)に該当します。
この精神的な症状を紹介すると、著しい鬱状態・イライラ・緊張感・集中力低下・気力低下などのものが出てきて、それ以外にも過眠・不眠・吐き気といった身体的症状が出る時もあります。
情緒不安定状態になるので、いきなり攻撃的になったりあらゆることに興味が無くなったり、場合によってはなぜか悲しくなって号泣してしまうこともあるでしょう。
気持ちの浮き沈みが非常に激しくなることもあるので非常にしんどい状態になってしまうのです。
生理で情緒不安定になる原因は?
生理で精神的に影響が出てしまう原因は排卵後の「黄体期」と呼ばれる期間に分泌される女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」にあります。
まず正常な月経周期は25~28日とされており、卵胞期・排卵期・黄体期に分かれています。
次にこの「エストロゲン」とは別名卵胞ホルモンと呼ばれていて「プロゲステロン」は黄体ホルモンと呼ばれており、エストロゲンは排卵に向けて急上昇するのですが排卵が終わると低下します。
次にプロゲステロンは黄体期に一気に上昇して月経が来ると一気に低下します。
これ等のホルモンバランスが一気に変わることで自律神経のバランスが乱れたり、エストロゲンが減ることで喜びを感じることができるセロトニンという脳内物質が減ってしまってマイナス思考が強くなったり、プロゲステロンによって脳内物質(GABA) や水分代謝に影響が出て体調が不安定になることもあるのです。
さらにこの状態を悪化させる要因には、強いストレスや食生活、そして性格といったものが複合的に関係していると言われています。
ピルが原因になることも?
ピルは避妊にも用いられる女性ホルモン剤に該当しますが、体のホルモンバランスを妊娠している状態に似せて排卵を抑制することができる薬で避妊効果以外にも生理前の情緒不安定を抑える薬として使われることがあります。
生理痛や月経前症候群の軽減に効果的と言われているものなので、原因というよりは解決策の1つであるといった方がいいでしょう。
確かにネット上には体は落ち着いたけれどホルモンバランスが変わるので情緒不安定になったという情報があるのは事実ですが、それらの状態を防ぐために使われているのも事実なので何を信じたらいいのかわからない状態になっている人もいるでしょう。
ただし、低用量ピルは種類が豊富でホルモン含有量などがそれぞれ異なっており、人によっては合う合わないがあるので、自分に合っているかどうかを確認するのが大切になってくると思われます。
合わない薬だった場合は情緒不安定になる確率が上がるのかもしれません。
薬が効果的?
辛くて厄介で生理によって引き起こされるため回避するのが困難な症状なのですが、できるものならすぐにでもどうにかしたいと考えるでしょう。
これらの症状を改善させる方法として一般的なのが低用量ピルや精神薬などの薬物療法になります。
心療内科や精神科による治療の場合は抗うつ剤も処方されることがあるでしょう。
現代西洋医学の治療ではこのような薬物療法が中心となっているので、病院に相談しに行った場合はこれらの薬が処方されると考えられるといいでしょう。
ただし、精神的症状を抑える精神安定剤や抗うつ剤はあくまで精神を落ち着かせるための手段であり、治しているわけではないので、根本的な解決とはなっていません。
さらに、これらの低用量ピルやうつ病対策の薬は副作用が出る可能性が高く、避けたいと考えている人もたくさんいます。
そのため、漢方薬や栄養療法といった手法に切り替えている人もいるのです。
薬以外の対策について
生理によって精神的に不安定である状態を避ける方法は甘いものを避けるといったものでしょう。
機能性低血糖症はこれらの生理による障害を悪化させると言われているので大切なことと言えます。
原因となっているプロゲステロンは血糖値を下げる作用があるインスリンの効果を低下させてしまうので血糖値が上がりやすくなり、そこで糖分が体内に入るとインスリンが過剰分泌されてしまって、急激な血糖値低下が発生する確率が上昇します。
こうなるとアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンが過剰に分泌されるようになるので悪化しやすくなると言われているのです。
それ以外には貧血も悪影響となると言われているので鉄分を摂取するようにするといいでしょう。
他には有酸素運動を行っている人と全く運動をしていない人では情緒不安定の状態があったとしても重さが違うと言われているので、できる限り有酸素運動を行うようにしましょう。
生理での情緒不安定になる期間は?
これ等の症状の期間については諸説ありますが、このような生理による不安定な状態になりやすい期間はだいたい生理の10日から3日前までと言われているようです。
症状の軽い方は生理の三日前くらいに違和感を覚える程度ですが、長い人は排卵日から症状が出て生理開始後の4日以内まで続くと言われております。
このように期間が非常にバラバラで症状による個人差も多く、非常に悩ましいものとなっていると言えるでしょう。
妊娠初期と生理前の情緒不安定の見分け方は?
生理前にイライラして情緒不安定になってしまうという方は多いでしょうが、妊娠初期にもホルモンバランスが崩れるようになりますので、どうしても情緒が不安定になりがちで、やはりイライラが発生しやすくなるのです。
このイライラの部分で見分けることははっきり申し上げて不可能でしょう。
なので、妊娠しているかどうかは妊娠の兆候が出ているのかどうかをチェックするしかないかと思います。
具体的には、睡眠時間を確保しているのに眠いとか、頻尿になってトイレが近くなるとか、便秘になるとか、乳房が張ってきて胸の周りがチクチクとした痛みを感じるようになるとか、微熱が3週間程度続くといった症状です。
特に、基礎体温が上昇して微熱が3週間続くというのはわかりやすい特徴で、これは見極めやすい一つの症状です。。
生理で情緒不安定での彼氏との付き合い方
情緒不安定な状態になっている場合に損害を受けるのは本人だけではなく周りの人たちも同様です。
家族の場合はある程度付き合い方も解っているからいいかもしれませんが、彼氏の場合はこの時の立ち回り方が非常に重要になります。
ここで対応を誤ってしまうと別れ話に直結することが非常に多いのです。
そのために大切なことは、この症状があることをはっきりと伝えておくことです。
「生理前や生理期間中は精神的にちょっと不安定になる」と伝えておけば溝が深まる可能性は確実に減るでしょう。
それ以外にもイライラが多く発生する時期には、そもそも合わなければ問題ないと言えます。
彼女の側からもある程度の情報提供をしてあげないと、この症状を知らない彼氏はおどおどしたり、場合によっては怒らせてしまうので、そういうものがあるということは伝えてあげましょう。
情緒不安定のことに関しましては次のページも参考にしてください。
月経前不快気分障害(PMDD)につきましては次のサイトを参考にしてみて下さい。
八丁堀メンタルクリンック http://hatchobori-mental.jp/s/pmdd.html
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では生理での情緒不安定の症状について記載し、対策はどうしたらいいのかをお伝えしました。
多くの方が悩んでいる生理での精神的に不安定になる状態ですが、具体的な解決策は少ないです。
いわゆるストレス・食生活・性格が関係していると言われても今すぐどうにかできるものではないですよね。
そのため、どうにかしたいと考えている方は日常生活を見直して食生活や考え方を切り替えることしかないのでしょう。
ストレスを減らす方法は色々とありますので、個人的に最も最適な解決法を身につける努力をいたしましょう。
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