ウイルス性イボは自然治癒するのか!液体窒素や木酢液で治療?
ウイルス性イボの原因やうつるのか!完治までの期間は?
ウイルス性イボというのはなかなかに厄介で自然治癒することは少なく専門的な治療が必要だと言われております。
その方法として液体窒素や木酢液が使われるということを耳にされた方もいるかもしれませんが、どのような治療方法があるのでしょうか?
本記事ではウイルス性のイボについてどのような治療法がいいのかや原因は何で自然治癒するものなのかといった内容を中心に記載したいと思います。
ウイルス性イボは自然治癒する?
イボを放置して難なく治るのなら、気にすることはないでしょう。
なかなか治らないため、ネット上で検索しているという人が多いという見方ができます。
そこで、色々と調べてみましたが、かなり意見は割れているようです。
主流となっているのが、免疫力などが低下しているために発症するものなので、ある程度免疫力が回復すれば自然治癒することもあるという意見です。
ただし、免疫力が低下している時期にウイルスが一気に増えてしまうと、その分治りが遅くなるという点があります。
とある医師は「ウイルス性イボは、多くが2年くらいで自然治癒する」という発言もしてましたので、イボができた場合、体の免疫力が上がるような生活をすれば回復する可能性はあると言えるでしょう。
ただ、必ず治ると言い切れないところが悩ましい点かと思います。
治療は液体窒素療法?
ウイルス性のイボができた場合に、最も主流となっている治療法は液体窒素を用いて一気に冷やしてとってしまうというやり方ですが、皮膚を腐食させる薬を塗る治療や炭酸ガスレーザーで焼く方法もあります。
これらの治療方法と治る期間はシンプルで、その治療の時に痛みが伴うものの方が早く治って、痛みが少ないものは治るまで時間がかかると思われると良いでしょう。
レーザーで焼く方法や液体窒素を使う方法は両者ともに痛みがありますので、治療を受ける際にはある程度覚悟を決めて選択した方がいいように思います。
液体窒素の凍結治療も人やイボのある場所で痛みのレベルが異なりますので、なかなかに判断がしにくいのですが、どのような治療法を選ぶのかをゆだねられる時もありますので、最初から頭に入れておかれると良いのかと思います。
木酢液で治る?
ウイルス性のイボの痛みがひどく、治る気配がないのなら医者に行って診てもらうのが基本となりますが、ちょっとした民間療法のようなものもかなりあり、病院に行く前にそちらを試すという人もかなりいます。
そのやり方の一つが木酢液を使ったもので、この木酢液そのものはネット通販のアマゾンさんなどで簡単に購入することができるでしょう。
使い方は木酢液によって変わることもあるようですが、基本は1日1回ガーゼなどにしみこませたものをテープでイボの部分に固定するように張り付けるというものです。
これを30分ほど実行というのを毎日続けると治るという話がありますが、全く効果がないという意見があるので、何とも言い難いです。
いろんな評価や実行者のSNSを見ても成功したという人もいれば完全に治るものではなかったという意見まであるので、これは人によって違いがあるのではないかと思います。
ここでは、効果がある可能性はあるとだけ記載します。
ウイルス性イボはリンゴ酢で取れる?
イボをとる方法として、リンゴ酢を使うという民間療法もあるようです。
イボはケアがなかなか難しい首などの部位にもできますので、ダメで元々という感覚で実行している方もいるようです。
やり方はリンゴ酢をガーゼやコットンにしみこませてイボの部分に当て固定し、2~3時間ほど放置するという行為を毎日繰り返すというものです。
これを実行し続けるとイボが黒くなり、その後はオイルマッサージに切り替えるとそのうち取れるとのことです。
リンゴには抗菌作用や抗ウイルス作用がかなり強いので、リンゴ酢もこの作用を利用したものとなります。
つまり、ウイルス性のイボならば治療できる可能性があると言うことです。
ただし、老人性のイボはウイルスではないので、この方法では全く効果がありません。
しかも、このリンゴ酢は肌への強い刺激になってしまいますので、やり過ぎると老人性のイボを増加させてしまうリスクがあると言われておりますので注意が必要です。
原因について
ウイルス性イボは名前の通り、できる原因はウイルスにあります。
風邪などの原因となるウイルスと同じように考えていいでしょう。
ただし、このイボができるウイルスは100種類以上あると言われている「ヒトパピローマウイルス」によるもので、症状も非常に多岐にわたるのです。
この「ヒトパピローマウイルス」は子宮頸がんの原因となる16型や18型というかなり危険なものもあるので、甘く見てはいけません。
より細かく見てみると、子供の手足によくできるような「尋常性疣贅( じんじょうせいゆうぜい)」と呼ばれるイボの場合は、皮膚の傷からウイルスが皮下に侵入することで発症するもので、アトピーがあってついついかきむしってしまう子供によく発症します。
そして手の甲や顔にできるイボは髭剃りやスクラブ石鹸などを使って過度に刺激をしたことでできる「扁平疣贅」というイボの可能性が大きいです。
また、爪を噛む癖のある人はそれが原因で「爪周囲疣贅」という爪の周りにイボができる症状が出ることもあるでしょう。
また、ネックレスや襟による刺激が強すぎる人は首のイボの原因となりますが、これは「糸状疣贅」と呼ばれているようです。
また、性交渉による外陰部に傷が発生した場合に、それが原因となって「尖圭コンジローマ」と呼ばれるイボができることもあります。
ウイルス性イボはうつる?
皆さんの基本的な知識の中にウイルスはうつるものであるというものがあるでしょう。
結論から言えばウイルス性いぼはうつるものとなっております。
ただし、健康的な人で免疫力が高い人たちなら、たとえ移ったとしても跳ね返す力があるので問題ないでしょう。
逆に、免疫力が低下している人やアトピー性皮膚炎などがあるため肌の対応力が著しく低下しているという人は、このウイルス性イボの原因となっている「ヒトパピローマウイルス」に負けてしまう可能性がありますので、うつって発症してしまうかもしれません。
ただし例外的に尖圭(せんけい)コンジローマのような肛門や性器のまわりにできるイボは性行為でうつる確率が高いので要注意です。
また、水いぼと呼ばれる濡れた場所でうつりやすいイボはポックスウイルスの感染による例外的なものであるのですが、これは他の人に感染する確率が高めなので要注意と言われております。
完治までの期間は?
治療期間はどのような治療方法を選択したのかによって大きく変わります。
最も早いレーザーを用いての治療だった場合は、すぐに切除してしまうことを意味しているので、治療に行った日にほぼ治ると言えるでしょう。
これが液体窒素を使っての治療だった場合は、どの程度まで症状が広がっているかで治療期間は変わってきます。
仮にそこまで大きくないものだったのなら液体窒素を使って患部に押し当てる回数も3回程度で済みますので、治療期間も15日程度になるでしょう。
しかし、なかなかイボが取れずに10回以上液体窒素を使っている場合は2か月程度かかってしまう可能性があります。
大人より子供の方がなりやすい?
ウイルス性のイボだけではないのですが、基本的に子供は成人した大人と比べると免疫力が低いので、細菌やウイルスが原因の病気になる確率が高くなってしまいます。
特に、このウイルス性のイボは免疫力が低下している時にウイルスが一気に繁殖して発症するので、子供の方がかかりやすいといえるでしょう。
ある程度免疫機能が備わっている大人は撃退できるのです。
特に、現代はアレルギー体質の子供が多いので、皮膚に何らかのトラブルを抱えやすくなっており、そういった点で皮膚が弱りやすいことから、発症確率はどうしても上がってしまうところがあります。
イボに関しましては次のページも参考にしてください。
イボは液体窒素療法で治らないのか!治療経過【期間・回数】は?
首のイボの皮膚科での取り方や市販薬やクリームで自分で取る方法
ウイルス性イボにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事ではウイルス性のイボについてお伝え致しました。
このイボはある程度体力と免疫力がある大人なら、発症する確率も低く、仮に発症したとしても自然治癒することが可能なので、気にする人はいないでしょう。
しかし、体力と免疫力の両方がかなり落ちているという方は、このようは肌トラブルに大きく悩まされてしまうのです。
これはウイルス性のイボなので、弱っているとうつされてしまう可能性が高いということを覚えておきましょう。
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