顔のイボの治し方【レーザー・液体窒素・イボ取りクリーム】
イボの原因と市販薬や病院でのイボの治療法および費用
顔のイボは率直に申し上げて非常に不愉快かと思います。
できる限り早く除去したいと思われることでしょう。
そのため治し方を必死に探している人も多いようです。
その方法としてはレーザー・液体窒素・イボ取りクリームなどいろいろとあり、今度はどれを選択したらいいのか戸惑ってしまうかもしれません。
本記事では顔にできたイボの治し方を中心にお伝えしたいと思います。
顔のイボの治し方について
それでは早速具体的な治療法について触れていきましょう。
治療方法はいろいろとありますので、自分に合ったものを見つける必要があります。
ただし、自分のイボの原因が何であるのかをしっかり特定できないと治療を進めづらくなるケースもあるということも念頭に置いていただけたらと思います。
病院【皮膚科】での治療
それでは皮膚科を利用した治療方法について記載していきます。
病院嫌いという方でも、原因特定のために一度は診てもらった方がいいでしょう。
液体窒素
イボができた場合の最も有名な治療方法が液体窒素を使った治療です。
一番効果が高く早く治る治療方法ではあるのですが、人によっては強く痛みが出るので、途中で挫折してしまう人もいます。
やり方はシンプルで液体窒素で冷やした綿棒を患部に押し付けるだけです。
レーザー
何度も病院に通うのが嫌だという人は、炭酸ガスレーザーを使用してイボを取り除く方法もあります。
これは麻酔を使って切り取ってしまうやり方なのですが、気になる痕も残りにくいとのことです。
ただ、保険がきかない可能性があるとのことですので、そちらの方は医師に確認した方がいいと思います。
薬
場合によっては薬を使って治療をすることもあるようです。
主流は液体窒素でその次はレーザーとなっており、薬を使った治療は少なくなっております。
使う薬はハトムギの種から作られたヨクイニンになります。
タンパク質やビタミンなどの栄養素が豊富で免疫力が高められる作用があり顔のイボ以外に吹き出物などの治療にも使われるようです。
ただし、飲んですぐにイボが消滅するような効果はなくウイルスの力を弱めて徐々に小さくするというやり方なので、かなりの時間がかかるようです。
市販薬
イボ用の市販薬もかなり種類があり、いろいろと選ぶ必要があるのですが、ウイルス性のイボか老人性のイボかで薬が異なるので、まずはどちらなのかを確定させる必要があるでしょう。
市販薬で最も一般的なのは内服薬のヨクイニンSや塗り薬の紫雲膏になります。
ただし、薬の種類が多く相性や効果のほどもばらつきがあるので、治療期間が長くなる傾向にあります。
いくら治療をしても良くならないという人は病院で診てもらったほうがいいと思います。
イボ取りクリーム
イボが取れるクリームも売られていますが、こちらもウイルス性なのか老人性のイボなのかで異なりますので、どちらが原因なのかははっきりさせましょう。
市販されているイボ取りクリーム先ほど記載したヨクイニンなどの成分が配合されているものもありますので、効果はあるといえそうです。
ただし、こちらも液体窒素やレーザー手術などと比べると時間がかかるということだけは覚えておかれた方が良いでしょう。
顔のイボの特徴は?白い?
イボといっても実は種類があるので、その特徴や原因は異なっております。
例えば、ヒトピロマーウィルスの2/27/57型が悪さをしてできるイボは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)という名前が付けられており、小さな傷などから皮膚内にウイルスが入り込んで発症するイボです。
色は白に近い灰色が多いようです。
青年期に多いイボは扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)でしょう。
これも原因はヒトピロマーウィルスなのですが、型が異なります。
扁平に隆起したイボが一度に大量にできてしまい、赤身やかゆみを伴うのでなかなかに厄介です。
ただし、炎症反応はイボが治る前兆といわれているので、そこまで心配しなくていいでしょう。
炎症を起こす前の色は肌色・茶色・黒色などいろいろあるようです。
また、老化とともに数が増えるイボは老人性角化腫と呼ばれるもので、遺伝や皮膚の老化でできてしまう茶褐色または黒色のイボとなっています。
顔のイボの原因は?
イボの原因となるのは基本的にウイルスによるものか老化や刺激によるものかの2種類で考えられております。
後者の場合は薬などは効果が薄いですが、前者の場合は薬などの効果が強く出るでしょう。
先ほど記載したように尋常性疣贅の場合はヒトピロマーウィルスの2/27/57型が傷などでできた隙間から皮膚の中に入り込むことが原因ですし、扁平疣贅も同じくヒトピロマーウィルスによるものとなっています。
老人性角化腫の場合は老化と遺伝と紫外線などが原因となっております。
これ以外にもイボの種類はありますが、顔のイボと考えた場合はこの3つが主となるでしょう。
イボコロリで顔のイボを取っても大丈夫?
イボを自力でとる方法として、イボコロリを使うという方法があります。
しかし、このイボコロリに入っているサリチル酸はかなり強い成分なので、皮膚が薄い部位や粘膜には使ってはいけないというルールがあります。
そのため、首や顔といった部位に使うのは禁止となっているようです。
これを無視して使ってしまった場合は、色素着色を引き起こしてしまったり、ひどい肌荒れが起こることもありますので、顔や首には使用しないようにしましょう。
顔や首のイボが気になって仕方がないという人はサリチル酸ではなく、ヨクイニンが主成分となっているクリアポロンを使えば安心であるという情報もあります。
こちらならば刺激が少ないから使えるということなのでしょう。
ただし、こちらはお店で気軽に手に入るものではなくネット通販しかないというデメリットがありますので、一長一短となっています。
それ以外にも顔や首のイボに効果がある商品はネット通販のような形で売られておりますが、どの程度信用していいのかは自己判断となってしまいますので、情報収集はしっかりと行って下さい。
イボ取りにかかる費用の目安は?
どの治療方法を選ぶのか、どの程度悪化しているのかで治療費用は大きく変わります。
例えば、液体窒素を使った治療法の場合は保険がきくので1回1000円程度で済みますが、イボの大きさや状況次第では通院回数が3~10回などかなりの開きが発生するので費用も大きく変わってきます。
レーザー治療は保険がきくケースもあれがきかないケースもあるようで、クリニックや病院での治療費の差が大きいようです。
聞いた情報ではイボ1個2000~5000円とのことですが、あくまで目安として考えるといいでしょう。
市販薬に頼る場合は治療にかかる費用はその薬をどれだけ使うかによるでしょう。
基本的に市販薬のみに頼る場合は非常に時間がかかるようなので、年単位で費用を考える必要があります。
予防法について
これはウイルス性のイボと老人性のイボでは予防の方法が異なります。
まずウイルス性のイボの場合は、傷口に触る癖をなくすようにして下さい。
具体的には大人ニキビなどをしぼる癖がある人やついついかさぶたに触る癖がある人たちです。
この辺りはクセになっていると無意識に手を動かしてしまいがちですので気を付けましょう。
また、このウイルスは免疫力次第で感染しても抑え込むことができるので、睡眠をしっかりととって規則正しい生活をすればそれだけで予防となります。
老化性のイボが出ている人たちは、紫外線をできるだけ少なくなるような生活にまずは整えてください。
紫外線は肌の老化を一気に進めますので、毎日コツコツとケアをして紫外線による悪影響を減らしましょう。
他には保湿をすることで老化を防ぐのも有効です。
顔のイボを減らすためには紫外線などの刺激を減らすのも有効ですが、肌の潤いがキープされている状態になればなるほどバリア機能として働いてくれるのでその刺激減少に役立ってくれます。
イボに関しましては次のページも参考にしてください。
イボは液体窒素療法で治らないのか!治療経過【期間・回数】は?
首のイボの皮膚科での取り方や市販薬やクリームで自分で取る方法
顔のイボの治療につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
TMクリニック西新宿 院長コラム 顔のイボを除去するための治療方法ー飲み薬とそれ以外の方法について専門医が解説
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では顔のイボについて調べ、治療方法にも触れてまいりました。
顔のイボはなかなかに厄介で、若いうちから老人性のイボができてしまうことがあるのです。
そうとは知らず、別の治療方法を重ねることでむしろ悪化させてしまうこともありますので、自分のイボの原因及び症状は何なのかをしっかりと把握して行動して下さい。
分からないという方は皮膚科に行って診てもらった方がいいでしょう。
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