花粉症での頭痛と喉の痛み・発熱・寒気・吐き気などの対策
花粉症における頭痛と喉の痛みなど各症状の緩和策について
花粉症で鼻や目の辛い症状で悩んでいる時に頭痛が起こる場合があります。
そして頭痛に加え、喉の痛み、発熱、寒気、吐き気といった症状が出る場合もあります。
ケースによっては頭痛だけが辛く感じる場合もあります。
本記事では花粉症でなぜ今挙げたような症状が出るのかや対策について記載したいと思います。
花粉症における頭痛と喉の痛みの対策
花粉症の主な症状としては鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみが挙げられますが、頭痛や喉の痛みを伴う場合もあります。
まず頭痛が起こる原因として考えられることですが、花粉の刺激によってアレルギー反応が起こることで、鼻の粘膜や副鼻腔という鼻の奥周辺にある空洞部の粘膜で炎症が起きたりします。
このことで頭痛が起きる場合がある他、鼻づまりなどで、吸い込む酸素の量が減ってしまい、頭が少し酸欠状態となって頭痛が起きたりします。
そして喉の痛みはこのような炎症に加え、鼻づまりによって口呼吸となってしまい(特に寝ている時など)喉が乾燥して炎症が起き、痛みを感じるようになってしまうことがあります。
その他、鼻水が喉や気管支を流れることで、炎症を起こし、喉の痛みが出る場合もあります。
頭痛への対策としては根本的には花粉症を治す必要がありますが、応急的には頭痛薬があります。
ただ花粉症の薬を飲んでいる場合は効果が得られなかったり、成分が重複したり、そのことで副作用が起こったりする場合がありますので、服用する場合は医師に相談する必要があります。
喉の痛みへの対策としてはマスクをする、加湿器などで部屋を加湿する、定期的にうがいをする、喉あめや温かいお茶(花粉症に効果のある甜茶「てんちゃ」やべにふうき緑茶、ルイボスティーはおすすめです)などで喉を潤すといった方法があります。
鼻づまりに関係することにつきましては次のページもご参照下さい。
花粉症における発熱の対策
花粉症において頭痛と同時に発熱する場合があります。
風邪で発熱する場合は細菌やウィルスが体に進入してきて、体内の免疫がこれら細菌やウィルスをやっつける為に体温が上げるわけです。
花粉症というのは花粉を体内の免疫が異物と判断して過剰に攻撃を仕掛けて引き起こるわけですが、この時風邪と同じように体温を上げてしまうことがあるのです。
対策ですが、花粉症か風邪かによって対処法が違ってくるのですが、頭痛や発熱が風邪なのか花粉症なのかは分かりづらいところがあります。
目のかゆみを伴っている場合は花粉症の可能性が高いですが、なかなか自己判断は難しく病院を受診して処方してもらうのが無難です。
花粉症の場合は自分でできる花粉症対策も合わせてしっかり行なっていくのがいいでしょう。
花粉症対策につきましては次のページをご参照下さい。
寒気の対策
花粉症で頭痛に加えて寒気を感じることもあります。
これも先ほど記載と同様に花粉に免疫が攻撃をしかける際に発熱させることがあり、この時に寒気を感じたりします。
風邪で寒気を感じるのと同じです。
対策は先ほどの発熱時と同じになります。
まずは花粉症なのか風邪なのか病院で診断してもらうといいでしょう。
微熱が下がらない場合については次のページをご参照下さい。
花粉症で高熱が出る?
花粉症において熱が出るということを記載しましたが、ウィルスや細菌と戦うわけではないのに高熱が出ることはあるのでしょうか?
基本的には花粉症で出る熱は微熱で37度台がほとんどです。
もし38度を超えるような高熱が出る場合は風邪やインフルエンザを疑う必要があります。
インフルエンザに関することにつきまして、次のページもご参照下さい
インフルエンザ予防接種の効果はあるの?期間は?
インフルエンザ脳症の症状と予防法は?
インフルエンザワクチン 2015年度は4種類の4価
吐き気の対策
花粉症において頭痛と同時に吐き気を伴う場合もあります。
花粉症の症状として鼻水や鼻づまりがありますが、鼻の症状があると取り込む酸素の量が少なくなってしまいます。
すると脳が少し酸欠状態になります。
体というのは脳がコントロールしていますが、脳の視床下部では自律神経をコントロールしており、自律神経は内臓をコントロールしています。
酸欠状態になった脳は本来の活動ができなくなり、視床下部に影響が出ます。
すると自律神経の働きに乱れが起こり、その結果、胃や食道など消化器官系のコントロールが不十分になり、吐き気をもよおしてしまう場合があります。
また酸欠状態だと脳だけでなく体中の細胞に酸素が十分行き届かなくなりますので、そのことで消化器官系に影響が出て、人によっては吐き気をもよおすことも考えられます。
吐き気の解消法としては花粉症そのものへの対策をしなければなりませんので、病院での治療が基本になるかと思います。
同時に自分でできることとして、メガネやマスクをして花粉をシャットアウトする、花粉の多い時には不必要な外出を控える、部屋を加湿する、空気清浄機をかける、バランスの良い食事など食生活を正す、規則正しい生活を送る、ストレスを極力排除するよう心掛けるなどがあります。
このような対策は吐き気に限らず花粉症全般の症状改善の為に心がけると良いでしょう。
花粉症対策については次のページをご参照下さい。
花粉症でめまいは起こる?
花粉症によりめまいが生ずることは十分考えられます。
花粉症になると辛いため精神的にもストレスがかかると思います。
また睡眠不足にも陥りやすくなります。
睡眠不足だとストレスがかかることは勿論、血液の流れが悪くなり貧血のようなクラクラしためまいが起こることがあります。
更にストレスは自律神経の働きに悪影響を及ぼします。
すると自律神経失調症でよく起こる症状でもあるめまいが引き起こりやすくなったりします。
めまいにつきましては次のページをご参照下さい。
花粉症で頭痛に加え肩こりが!その原因と対策は?
花粉症になると目や喉や鼻に影響が出るという人もいますが、頭痛と同時に肩こりが起こるケースもあります。
ただでさえ日常生活に支障を来たしているのに肩こりまで起こると本当に辛いことかと思います。
その原因はいくつか推測されておりますが、花粉症になると自律神経が乱れるようになり血流が悪くなり肩こりが起きるという考え方や、鼻水や鼻づまりによって呼吸がしにくくなって少し酸欠状態になり肩こりに繋がるという考え方もあります。
また、くしゃみをすると分かるのですが、くしゃみはかなり体に力が入り緊張させるので、くしゃみを連続ですることで筋肉を頻繁に使うことになり、肩こりに繋がってしまうという説もあるのです。
対策としては睡眠時間を確保して自律神経を整え、ストレスを減らし、鼻の粘膜を刺激しないようにアルコールやタバコといった嗜好品を控えるといったところになるかと思います。
副鼻腔炎につきましては次のページをご参照下さい。
副鼻腔炎の症状【熱・歯痛・頭痛・咳・子供】と治療
副鼻腔炎の頭痛で肩こりや歯痛は何故おきる?いつまで続く?
花粉症における頭痛のみの対策
まず、花粉症で頭痛だけが酷いということはあるのでしょうか?
ケースとしては少ないですが、あります。
原因として考えられる主なものは、副鼻腔炎のケースです。
鼻の穴の中を鼻腔と言いますが、鼻腔の周りには、骨で囲まれた空洞部分が左右に4個ずつ、合計8個あり、この部分を副鼻腔と言い鼻腔と繋がっています。
鼻腔や副鼻腔は粘膜で覆われていて、自覚症状はあまりなくても、花粉症で鼻腔の粘膜に炎症が起こっていたりします。
既に触れてはいますが、このような状態の時は体内に取り込まれる酸素量が少なくなり、頭が酸欠状態になって頭痛を感じるようになったりします。
そして更にこのような炎症の起きている状態の時は細菌やウィルスに感染しやすくなります。
鼻腔が感染して更にその奥の副鼻腔の粘膜が細菌やウィルスに感染し、副鼻腔炎が起こり、そのことで頭痛のみが感じられる状態になる場合があります。
また炎症のために鼻腔と副鼻腔とがつながっている部分が腫れ、副鼻腔内の分泌物や膿などがうまく外に出せなくなって炎症が長引き、しいては頭痛が長引く場合もあります。
対策は上記の「花粉症における頭痛と喉の痛みの対策」に記載の内容と同じになります。
その他、花粉症の時期や治療など全般的なことに関しては次のページをご参照下さい。
花粉症で咳が止まらない 夜眠れない対策
花粉症薬おすすめの市販薬 妊婦や子供用は?
花粉症の時期・ピークは?9月・12月は?花粉のカレンダー
花粉症での頭痛と喉の痛み・発熱・寒気・吐き気などの対策
花粉症の注射の種類と効果と費用は?副作用は?
花粉症の治療方法 最新・最前線は?目の療法は?子供は?
花粉症!ヨーグルトの種類や食べ方は?食べ過ぎ注意?
花粉症で病院に行く時期や受診科は?薬や注射・費用は?
5月の花粉症アレルギーは喉の痛みや頭痛?原因はイネ科?
花粉症の時期は?病院での薬・注射などの治療法や対策は?
最後に
花粉症の主な症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみですが、その他にも頭痛や喉の痛み・寒気・発熱・吐き気・めまいなど色々な症状が出る場合があります。
その原因は花粉症による鼻付近の炎症により酸素不足になったり、細菌やウィルスに感染したり、といったことが挙げられます。
対策としては病院を受診することの他、自分でできるメガネやマスクをすることや加湿器の利用、定期的にうがいをする、喉を潤す、食生活を正す、花粉の多い時は不用意な外出を控える、規則正しい生活を行なう、ストレスをできる限り排除するといったことが挙げられます。
LEAVE A REPLY