帯状疱疹が再発する原因とその確率!期間や部位は?
帯状疱疹が再発するまでの期間や原因・部位など
帯状疱疹は一度発症するともう一度なることはないと言われていましたが、実は稀に再発することがあるのです。
この再発には一定の期間があると言われていますが、その期間はどのくらいなのか、発症する部位や原因は何なのかなど色々気になるかと思いま。
そこで今回は帯状疱疹が再発する原因や再発率、および期間や部位についてお伝えします。
帯状疱疹が再発する原因とその確率について
一般的に1度発症したら発症しないと言われている帯状疱疹ですが、実はこれ再発する可能性があります。
確かに再発することはほとんどないのですが、実際は0ではないのです。
具体的に確率についてお話しすると、発症した人のだいたい100人に1人の割合となっています。
というのも普通なら一度発症したならば免疫ができるので再度発症することはないのです。
特に発症してすぐは免疫ができている状態になるので確実に発症することはありません。
しかし期間が経ってしまうと帯状疱疹ウイルスに対しての免疫が低下した状態になってしまうので、このように免疫力が低下してしまう原因で再発してしまうことがあります。
再発するまでの期間は?
帯状疱疹が再発するまでの期間はだいたい2年ほど経過した後と言われています。これは2年ちょうどで発症するわけではなく、2年くらい経過することで帯状疱疹ウイルスに対しての免疫力が低下してしまって発症する可能性が出てくるというものです。
すなわち発症してすぐは再発することはないということになります。
しかしながら、本当にごくまれに免疫が弱った場合、2年と待たずに再発する人もいるのですが、これは免疫抑制薬を投与中であったり後天性免疫不全症候群(AIDS)や骨髄疾患などの治療を行っている状態だと2年よりも短い期間で帯状疱疹を再発する可能性が出てくるようです。
部位について
もし再発してしまった場合、発症する部位はどこになるのかというと基本的に同じ場所にでやすいです。
もともと帯状疱疹が発症した部位は、患者にとって一番免疫力が無い場所となっているのでどうしても同じ場所に発生してしまいやすいのです。
しかし違う場所にできないわけではないので、それ以外にも神経が弱っている場所があった場合は別の場所でも発症することが考えられます。
一般的には左上半身で以前発症したことがあるなら、左半身に同じように水疱ができてしまうので、以前発症してしまった部位に皮膚の違和感や痛みが発生したら再発の可能性を疑ってください。
ストレスで再発する?
再発する要因は初めて発症する時と同じく免疫力が低下することなので、ストレスが再発する原因の一つとなる場合もあります。
とにかく極端にストレスたまっている人は、免疫力が低下しやすくなってしまうので、ストレス発散方法を身につけるようにしましょう。
ストレスは体の冷えや水分不足などの肉体的なストレス、神経を集中させるような細かい仕事などで発生する精神的ストレスとありますが、どちらも免疫力を低下させる要因となるので絶対にため込まないようにしてください。
ストレスは自律神経のバランスを乱れさせます。
そうすると副交感神経という内蔵機能を活性化させる神経がまともに動かなくなって、食欲不振と血行不良が発生してしまい免疫力が低下するようになるので本当に注意が必要です。
治りかけて再発することもある?
帯状疱疹は治りかけている状態からまた悪化することは実際に起こりえます。
もともと帯状疱疹には特効薬が存在しないため、処方される薬はウイルスがこれ以上増えないようにするための抗ウイルス薬になっていて、ウイルス自体を完全に殺すことはできません。
そのため発症してある程度状態が良くなるまで薬を飲んでいたのに状態が良くなったからと言って処方されている薬を自主的に飲むのを辞めてしまったり、治療中に異常に体にストレスがかかる状態になってしまうと、たとえある程度回復していたとしても帯状疱疹ウイルスの増殖を抑えきれなくなったり容態が悪化してしまうことがあります。
そのため、必ず治療中は指示されている期間は薬を飲み続けるようにし、体や精神の負担となることはできる限り行わないようにしてください。
また、人によっては発症した時は全く痛みが発生していなかったのに、しばらくたってから痛みがひどくなるという方もいるので、そうなった場合はもう一度病院に行って痛み止めを処方してもらいましょう。
強すぎる痛みは異常なまでのストレスを発生させるので、免疫力が低下しやすくなり悪化する原因になるので症状が変わったら必ず医師に相談するようにしましょう。
帯状疱疹の再発予防について
再発を防止するシンプルな方法はまず水痘ワクチンの予防接種を行うことです。
そうすることで免疫力を高く維持することができるようになるので、帯状疱疹の発症率低下させることができます。
水痘は帯状疱疹と同じウイルスで発症するものなので、水痘ワクチンの接種で充分効力が発揮されます。
これは再発を気にしている人以外でも普通に予防として使うことができるので、気になる人は受けてみるといいですよ。
それ以外ではやはり免疫力を低下させないようにするしかありません。
免疫力を高い状態でキープできれば発症することはないので、日常生活と食生活を改善しできるかぎり健康体でいられるよう努力することです。
これは仲間のウイルスである口唇ヘルペスでも同じことなので、免疫力の維持は大切なテーマと言えます。
帯状疱疹とは?治療法は?
帯状疱疹とは帯状に小さな水ぶくれのような赤い斑点がたくさん出現する疾患です。
水痘やヘルペスウイルス、帯状疱疹ウイルスによって発生するものなのですが、小さなうちに水疱瘡にかかったことがあるという人は将来的にも発症してしまう可能性があるとても面倒な病気なのです。
症状としては痛みが慢性的に発生するようになるので、ひどい人は日常生活にも大きな支障が出ます。
治療法は軽傷の場合は抗ヘルペス薬の外用や内服にて対応することもあるようですが、基本は抗ウイルス薬の全身投与となるようです。
症状が重い人は抗ヘルペス薬の点滴静注といった対応もなされます。
放置しても治る人は治るとも言われておりますが、早く治したいという方は病院に行って抗ウイルス薬を貰った方がいいでしょう。
発症して3日以内に抗ウイルス薬を飲めれば1週間程度で治るという記載もあります。
帯状疱疹につきましては次のページも参考にしてください。
帯状疱疹の再発などにつきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット 帯状疱疹の原因
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
今回は帯状疱疹が再発する原因や再発率、または期間や部位についてお伝えしました。
いままで再発することはないと言われていただけに、再発すると言われて驚いた人も多いのではないでしょうか?
その再発率は本当に低く発症した人のだいたい1%というものでしたが、もともと発症することが多いのが帯状疱疹であるため、数で考えた場合、結構な人が再発で苦しんでいることが予想できます。
本記事によって再発の予防方法も記載しておりますので、是非ともその方法を取り組んでいただき再発しないようにしていただきたいです。
どうしても原因となるウイルスを殺すことができないので、免疫力を低下させない生活が必要なのですが、現代社会ではなかなか難しいと言えるでしょう。
そのため、個々人の努力が非常に大切になってきますので、無理をしないようにしてストレス発散を心がけるようにしてください。
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