風邪【喉・鼻水・咳・頭痛・熱】の治し方と効果的な食べ物
咳・鼻水・喉・頭痛・発熱など風邪の治し方について
風邪には咳・鼻水・喉の痛み・頭痛・発熱など色々な症状がありますね。
体はしんどく気分も憂鬱になりがちです。
誰もが風邪をひいた時は早く良くなりたいと思うことでしょう。
このページでは風邪の各症状の治し方や効果のある食べ物について触れたいと思います。
風邪の治し方
喉の痛み
喉に痛みなどの出る原因は喉の粘膜で炎症が起きているからになります。
この炎症は喉が乾燥したり免疫力が弱くなっていたりした時に喉の粘膜に細菌やウイルスが感染し、増殖することで起きます。
従いまして喉の痛みをより早く治すには「喉の乾燥を防ぐ」「免疫力を高める」「炎症を防ぐ」ことが大切です。
その為には次のようなことが有効です。
※免疫力を上げることについては下記に記載の「免疫をあげる」の項もご参照下さい。
部屋を加湿する
部屋を加湿することで、喉の乾燥を防げます。
唾液には抗菌・抗ウイルス作用があり細菌やウイルスの増殖を防ぐことができます。
加湿器があれば加湿器で部屋を潤せば良いですが、ない場合は洗濯物を干すとか洗面器やバケツにお湯をはっておくことで部屋を潤すことができます。
通常の部屋のベストな湿度は40~60%ですが喉に痛みがある場合は50~60%を目安にするといいです。
マスクをする
喉の乾燥を防ぐことができ、また新たな細菌やウイルスの侵入の予防になります。
こまめにうがいをする
理想はお医者さんでもうがい薬として出してくれる殺菌効果のあるイソジンを使うのがおすすめです。
イソジンは薬局で売っています。
その他、殺菌効果のある緑茶や少量の食塩(ティースプーンに1杯分)をぬるま湯(グラス1杯分)に溶かしてうがいをするのも効果があるとされています。
のど飴をなめる
唾液の分泌を促し、喉が潤います。
鼻呼吸を行なう
喉の乾燥を防ぎますし、鼻の粘膜は細菌やウイルスを退治してくれるので、新たな細菌やウイルスの侵入を防ぎます。
ハチミツ大根を飲む
画像出典:http://cookpad.com/recipe/3566385
のどの炎症に効果的な食べ物としてハチミツ、大根、レンコンなどがあります。
ハチミツ大根やレンコンを使ったレシピは次のページの「のど風邪の時の食事」の項をご参照下さい。
体を温める
喉は勿論、体全体を温めます。
体が温まると免疫力は上がります。
鼻水
風邪で鼻水が出る原因は鼻の粘膜で炎症が起きているからです。
免疫力が低い時に細菌やウイルスが鼻の粘膜に侵入すると免疫が何とか退治しようと戦いが始まります。
この戦いによって発生する死骸が鼻水となって出てきます。
ちなみに鼻水が出ること自体は細菌やウイルスを退治しようとしているものなので悪いことではありません。
このようなことから鼻水の治し方は「鼻の粘膜の炎症を防ぐ」「免疫力を高める」ことが大切です。
その為には次のようなことが有効です。
※免疫力を上げることについては下記に記載の「免疫をあげる」の項もご参照下さい。
鼻うがいをする
鼻の粘膜に付着している細菌やウイルスを体外に排出します。
具体的なやり方については次のページの「ためしてガッテンで放送の鼻づまりのスッキリ解消法について」
の⑦をご参照下さい。
またこのページは鼻づまりの症状のある方におすすめです。
体を温める
体全体を温めます。
体が温まると免疫力は上がります。
咳
風邪で咳の起こる原因は気道に侵入してきた細菌やウイルスを体の外に出そうとしている反応です。
細菌やウイルスが入り込むと、咽頭や気管、気管支といった気道の粘膜にあるセンサーが感じ取って咳が出ます。
また咳が出るケースとしては、気道にたまった痰を外に排出する役割もあります。
痰というのは粘液がウイルスや細菌などの病原体、ほこりなどの異物をからめ取ったものです。
こういったことから咳を治すには免疫力を上げて感染した細菌やウイルスを退治するしかありませんので、以下にある「免疫力を上げる治し方について」の項をご参照頂きたいのですが、咳を和らげる手段として次のようなハチミツを飲むという方法があります。
子供の場合・・・寝る前に小さじ2杯くらいのハチミツをお湯に半分程度に薄めてスプーンで少しずつあげる。1歳未満の赤ちゃんにはあげてはいけない。
大人の場合・・・コーヒーに小さじ2杯くらいのハチミツを入れて飲む。カフェインとハチミツのダブル効果で咳が和らぐ。
風邪における咳につきましては次のページもご参照下さい。
風邪が悪化して気管支炎になる場合もあります。
気管支炎につきましては次のページをご参照ください。
気管支炎の症状と治療法は?赤ちゃんや子供の場合は?
マイコプラズマ気管支炎の大人や子供の症状は?うつる?
気管支喘息と喘息性気管支炎の違いは?治療法と発作時の対応
頭痛
風邪で頭痛が起こる原因として考えられているのは2つあります。
1つは免疫力を上げる為に血行を良くしようとする働きによるものです。
血行を良くする為に血管が拡張されます。
頭部の血管も拡張し、この時に血管付近にある神経が刺激を受け、その結果、頭痛が起きるということです。
もう一つは、自律神経に関係しています。
風邪で熱があったりする時は交感神経が優位になっています。
交感神経優位の状態が続くと体が緊張し続けます。
肩や首の筋肉が緊張することで血管が圧迫され、頭に流れる血液の量が少し減り頭痛が起きたりします。
頭痛を治すためには何といっても免疫力を上げることが最も大切ですが、頭痛を和らげる応急的な方法としては次のようなものがあります。※免疫力を上げることについては以下にある「免疫力を上げる治し方について」の項をご参照下さい。
痛い部分を冷やす
冷やすことで血管が収縮し神経への刺激がなくなり頭痛も治まることが期待できます。
なかなか痛みが引かない場合は中止し次の「首や肩を温める」を行いましょう。
また痛みが引いた場合は基本的には体というのは温めた方が良いので、冷やすのを中止しましょう。
首や肩を温める
首や肩の筋肉の緊張で頭痛が起きている場合は、首や肩を温めることで、筋肉がほぐれ、頭痛が治まることが期待できます。
頭痛に有効なツボを押す
頭痛に効果的なツボについては次のページをご参照下さい。
風邪が悪化すると副鼻腔炎になることもあります。
副鼻腔炎につきましては次のページをご参照ください。
副鼻腔炎の症状【熱・歯痛・頭痛・咳・子供】と治療
副鼻腔炎の頭痛で肩こりや歯痛は何故おきる?いつまで続く?
熱
熱の出る原因は体内に侵入した細菌やウイルスを退治するためです。
人間の免疫は体温が上がるとより活発に働くようになります。
従いまして免疫力を上げる為に発熱させているわけです。
そこでより早く熱の症状を改善する方法としては次のようなものがあります。
※免疫力を上げることについては下記に記載の「免疫をあげる」の項もご参照下さい。
むやみに解熱剤を使わない
解熱剤で熱を強制的に下げてしまうと免疫力が弱まり、細菌やウイルスを退治する力が弱まってしまいます。
かなりの高熱が続くような場合は医師と相談の上、適切な処置を行なうようにして下さい。
体を温める
体全体を温めます。
体が温まると免疫力は上がります。
風邪で微熱が下がらない場合については次のページをご参照下さい。
免疫力を上げる
風邪には色々ありますが、全ての症状において最も大切なのは免疫力を高めるということです。
そこで免疫力を上げる為にはどうすれば良いかを以下に紹介したいと思います。
しっかり睡眠を取る
しっかり睡眠を取ることで血行が良くなり免疫力が上がります。
ストレスを排除し、明るく楽しい心持で過ごす
風邪をひいている時くらいは日常の様々な活動から離れ、心も体もゆっくりさせてもいいのかもしれませんね。
ストレスは免疫力を下げる最も大きな要素です。
反対に楽しく明るい気持ちで過ごしたり、笑ったりすると免疫力は上がります。
可能なら適度な運動を行なう
しっかり休息を取ることはもちろん大切ですが、体を動かすことも大切です。
もちろん高熱があり、動くのがかなりしんどいような場合は避けた方が良いですが、少々の風邪でしたら適度な運動で体温が上がり免疫力は高まり、風邪の改善に繋がります。
ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。
ただし無理のない範囲で行い、運動後はしっかり汗を拭き、室内を暖めておき、体が冷えないように注意しましょう。
体を温める
先に項目として挙げていますが、体を温めると免疫力が上がります。
室温や服などによってしっかり調節することに加え、身近にはお風呂の湯船に浸かるという方法があります。
38度を超えるような発熱がある場合は避けた方が良いですが、少々の風邪でしたら、お風呂の湯船に浸かるというのは有効です。
浸かり方の目安は自分の体温より4度ほど高めの温度に10分くらいですが、ちょっとしんどくなりそうだなーと感じたら無理をせずに上がりましょう。
そして室内を暖めておき、入浴後に体が冷えないよう注意しましょう。
根本的には自律神経の働きが整うと免疫力が高まります。
自律神経の働きを高める方法につきましては以下のページをご参照下さい。
自律神経を整える方法 ツボ・アロマ・運動・食事・呼吸法
自律神経失調症の症状と原因と改善方法【治し方】
自律神経失調症を改善する食事は?
自律神経失調症とは?症状は?痛みや吐き気・ほてりなど
効果的な食べ物について
風邪をひいた時はあまりお腹が空かなかったりします。
これは消化・吸収といった活動でも体力を使いますので、できる限り体力を使わないようにということと、人間の体は満腹時より空腹時の方が免疫力が高くなっており、免疫力を高めておく為にお腹が空かないよう体がコントロールしているとも言えます。
とは言え、エネルギーも必要で、おすすめの食べ物としては、消化が良く栄養価の高いものになります。
風邪をひいている時に摂ると良い食べ物については次のページをご参照下さい。
その他の風邪に関する内容は次のページをご参照ください。
市販風邪薬ランキング【のど・鼻・熱・咳】によく効く
妊婦の風邪の影響は?熱・咳・鼻水・喉の痛みの治し方
授乳中の風邪での病院は何科?市販薬や葛根湯は?
おたふく風邪は潜伏期間にうつるの?大人・妊婦は危険?
胃腸風邪の原因はストレスや食べ物が原因?症状と治療法は?
風邪の治し方
風邪を早く治すにはやっぱり薬が一番?
風邪をひいた時に薬を飲むかどうかというのは必ず議論になります。
医者の考え方として、軽い風邪を引いた程度では飲まないという意見がネット上でよく見られています。
その理由として風邪の原因がウイルスであるため風邪薬を飲んだところで特効薬となってくれるわけではないとか、根本的な改善法でない上に副作用が出る恐れがあるという意見があるからでしょう。
ただし、熱があまりにもひどいとか喉の痛みで食事がちゃんとできないとか、くしゃみや鼻水がひどくて夜ちゃんと眠れないという方は薬を飲んでしっかりと栄養を摂取し、睡眠時間を確保する方が効果的という考え方もあります。
日常生活に大きな支障が出ている場合はやはり薬に頼った方がいいように思います。
そこまで支障が出ていない場合においては、薬に頼りっぱなしにならない方がいいように思います。
最後に
風邪には咳・鼻水・喉の痛み・頭痛・発熱など色々な症状がありますが、原因は細菌やウイルスによる感染ですので、より早く改善する為の最も有効な方法は免疫力を高めることです。
ただ各症状毎に加湿やマスクをするなど、症状を和らげる為の有効な手段がありますので、そういったものも取り入れるとより効果的です。
免疫力を高めるには、「睡眠」や「ストレス排除」「適度な運動」「お風呂の湯船に浸かるなどで体を温める」などがあります。
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