虫歯の原因【菌・砂糖・食べ物・ストレス・病気】と予防法
菌や砂糖・食べ物など虫歯の原因について
虫歯はできる限り避けたいもので、幼いころから虫歯にならないように保健の先生や健康診断で来られた医師に指導されたのではないでしょうか?(記憶にはないかもしれませんが)
原因は菌なわけですが、砂糖・食べ物・ストレス・病気といったものも関わっているようです。
こういった原因に対して私たちはどのよに虫歯を防げば良いのでしょうか?
本記事では虫歯の原因と予防法を中心に記載いたします。
虫歯の原因
菌について
そもそもの虫歯になってしまう原因はミュータンス菌という原因菌にあると言われております。
この菌はプラーク(歯垢)をつくって歯を溶かす酸をつくる菌で、赤ちゃんは最初は感染していません。
しかし赤ちゃんが親から口にキスをされたり、親が使ったスプーンをそのまま使わせてしまうことで感染させてしまいます。
このミュータンス菌は1924年にJ. K. Clarkeによって発見された菌で、かなり古くから証明されているものなのです。
この菌は、白血球に貪食されにくくお口の中に一度入り込むと完全に取り除くことはできなくなります。
また、虫歯を進行させるラクトバチラス菌というものもあり、ミュータンス菌が作り出した溶けた歯を虫歯にしてしまう菌も存在しています。
砂糖について
虫歯の原因としてよく言われるのが砂糖で、砂糖のような甘いものを摂取すると虫歯が悪化するとよく言われてきました。
しかし、砂糖が悪いというよりかは甘いもの全般が虫歯菌が酸を作りやすい食べ物であるので、できる限り避けた方が良いと言われているのです。
そのため飲み物もできる限り無糖のものを使うようにしたり、間食を減らすのが虫歯予防としては効果があるとよく言われているのです。
なので、この砂糖は虫歯になりやすいという意見はほぼ正解で、砂糖を含む食べ物や飲み物は虫歯菌の活動を活発化させてしまうから虫歯になる確率を引き上げるということです。
食べ物について
先に記載しましたが、虫歯菌は糖分を摂取することで歯垢が作りやすくなり、歯の表面がザラザラするようになります。
あのザラザラは細菌の塊で酸を作り出して歯を溶かしてしまうでしょう。
要するに原因の中にはどのような食べ物を摂取したかが大きくかかわってくるので、砂糖が含まれているものをたくさん食べている人は虫歯になりやすいということです。
さらに、食事の回数も大切で、間食することが多い人はそれだけ虫歯になる確率は上がります。
ストレスについて
一見何の関係もなさそうな両者ですが、間接的にですがこの二つは関係性があります。
まずストレスが溜まりすぎている人は唾液が減少します。
これは交感神経が過剰に反応してしまうために引き起こされている作用なのですが、唾液が少なくなると口の中にいる細菌を除去する能力が低下してしまうので虫歯になる確率が上昇するのです。
特に、注意が必要なのが妊婦さんです。
妊婦さんはホルモンバランスが崩れやすく精神的に不安定になりがちで、さらには日常生活もいろいろと支障が出てくるようになるのでストレスが溜まりやすく、さらに胎児にカルシウムを奪われることになるので、歯がもろくなって唾液も減り虫歯になる確率がかなり高まります。
他にも、唾液の分泌が少なくなると口の中の酸が中和されにくくなって虫歯菌の活動を促進させることがあるので、ストレスが溜まりすぎている人は要注意ということになるでしょう。
病気について
虫歯を放置しすぎると病気になることがありますが、病気が原因で虫歯になることもあります。
先ほどストレスの項目で説明したように、唾液の分泌が減って口の中が乾くようになるとその結果虫歯になりやすくなるのですが、病気によって口呼吸になってしまうことで口の中が乾きやすくなることがあります。
いわゆる鼻づまりが酷い人は鼻で呼吸することができないので口呼吸になってしまいます。
口呼吸の回数が多すぎる人は口の中の粘膜が呼吸によって乾燥してしまうようになるので、結果として口内の乾燥が進んで細菌が繁殖しやすくなります。
他にもシェーグレン症候群のような自分の体の一部を自分の免疫細胞が攻撃する病気になるとドライマウスになることがあるでしょう。
また、薬の副作用でドライマウスになることがあるので,これもある意味病気が原因と言えるかと思います。
たかが口の中の乾燥だとは思わないで、そのことによる弊害があると認識したほうが良いかと思います。
たばこについて
タバコを吸う人はまず歯が黄ばみます。
これはほとんどの人たちが知っている事実でしょうが、実は虫歯の原因にもなっております。
こちらを知らない人は結構いるようです。
実際の数値としてはタバコを吸う人と吸わない人の差が3倍にもなります。
その理由として、まずタバコを吸うとタバコの有害物質が口の中にたまり始めますので、不衛生な環境になります。
歯茎の健康に欠かせないビタミンCも破壊されていってしまうので、歯の健康状態が保たれにくくなるのです。
そして、口の中も乾燥しやすくなるので、歯垢が溜まりやすくなってしまい、その溜まった歯垢が今度は歯石に変化していくので、早いスピードで虫歯になっていきやすいです。
タバコが原因でこのような負のサイクル陥りやすいということです。
その他
虫歯の原因として大きいのは食べ物ですが、飲食回数も大きく関係しています。
なので、できる限り間食を減らして砂糖を摂取する回数を減らしましょう。
また、噛む回数があまりにも少ない人は唾液の分泌が少なくなるのでできる限り顎を使うようにしてください。
柔らかいものばかり食べるのは良くないでしょう。
他には、歯の質が弱いと虫歯菌の出す酸の影響を受けやすくなるので、すぐに虫歯になってしまうことがあります。
歯の質を強くするために歯磨き粉がフッ素入りのものを使うと良いです。
フッ素入り歯磨き粉を使って歯の質を強化しましょう。
また、詰め物を入れてから時間が経つと劣化して隙間ができるので、場合によってはそこから虫歯になってしまうこともあります。
幼児が虫歯になる大きな原因は?
幼児が虫歯になる大きな原因は親が使ったスプーンを使ったり、口にキスをしたことで虫歯の原因菌をうつされてしまうことです。
永遠に虫歯菌をもらわないようにするのは難しいことですが、早い時期に虫歯菌をうつされてしまうと、虫歯になる確率がかなり上昇すると言われているので、親は子供が虫歯にならないようにうつさない努力をしてください。
他には、哺乳瓶を使って甘いものを飲ませられていた期間が長い人は特定の歯が虫歯になりやすくなっているので、気を付けましょう。
また、虫歯になる原因というわけではありませんが、乳歯による虫歯は最初の状態は白くなっているため非常にわかり難く、虫歯になっているかどうかを気が付けないのでママやパパはしっかりと歯磨きを行うようにして観察も怠らないようにしてください。
予防法について
虫歯の予防方法はかなりたくさんありますので、記載できるだけ記載しますね。
・歯磨き粉の量は多めにしてすすぎは少なめにする
・歯と歯の間もしっかり磨く
・寝る前の歯磨きは特にしっかり行う
・食事の回数は3度として間食を減らす
・キシリトールガムを噛む
・親知らずを抜く
・歯を磨きながら磨き残しがないかを舌で確認する
・歯ブラシが直角に当たるようにして、奥歯には斜めに入れるようにする
・歯磨き粉をフッ素が含まれている虫歯予防用のものを使う、歯槽膿漏用とか別のものは成分が違う
・就寝前に何かを食べないようにする
以上になります。
思いつく限りのことを記載したので結構な量になりましたが、大切なことなのでできる限り守られると良いかと思います。
虫歯に関しましては次のページも参考にしてみてください。
親知らずの虫歯の放置は危険?口臭やリンパの腫れ・頭痛だけでない!
虫歯の原因につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
かんばら歯科クリニック 【虫歯の原因】虫歯が生じる7つの原因と予防法
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では虫歯の原因についてと、虫歯にならないようにするにはどうしたらいいのかを中心に記載致しました。
虫歯は完全に防ぐのは難しいですが、しっかりと対策を行えば発生確率をかなり下げることができます。
逆に、間食を増やすとか甘いものをたくさん食べるといった行動を続けると虫歯になる確率が簡単に上がってしまうので、気を付けるようにしましょう。
特に注意が必要なのが乳歯の子供たちで、乳歯の子供たちは永久歯と比べて虫歯になりやすいので親の方々は時々チェックを行って虫歯になっていないか細かく見てあげましょう。
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