バセドウ病は治るのか!完治率や治療期間は?

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バセドウ病は治るのか!完治率や治療期間は?

バセドウ病の治療期間と完治率について

バセドウ病になった場合に投薬治療を開始した場合、比較的多くの方が改善に向かいます。

ただ薬を中止した時に再発することもかなりあるようです。

治療法には他にも放射線治療や手術がありますが、治療によって「バセドウ病は治るのか?」というテーマで完治率や治療期間に加え、バセドウ病を疑われている方向けに症状のチェック項目や病院での受診科などについても触れたいと思います。


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バセドウ病は治るのか?完治率や治療期間は?

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バセドウ病は決して治らない病気ではなく、適切な治療を行うことによって治り得る病気と言われています。

完治率は正確な数値は出ていないようですが、概ね3割くらいと言われています。

バセドウ病の治療では一旦良くなり、治療を中止できるようになったた状態を寛解(かんかい)と言いますが、投薬の場合は約3~4割の方が寛解し、そのうち約60%の人が再発すると言われています。

次は放射線治療(アイソトープ治療)の場合ですが、寛解になる割合は60~70%で、再発も少ないと言われています。

但し、微量とはいえ放射線を使う関係上、妊娠中や妊娠する予定のある方、授乳中の女性にはすすめられない治療法となっています。

手術の場合は、方針によって、ほぼ確実に甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑えることができます

方針によってというのは甲状腺をどのくらい切除するかによるということです。

甲状腺を多く残すだけ再発率は高まります。

ただ甲状腺の摘出が多いと甲状腺機能が低下しやすくなりますし、全摘出の場合は甲状腺機能は低下します。

ただ、この場合は比較的安価で安全性の高い薬で対処することができるようです。

どの治療法を選ぶかは医師と相談の上になると思いますが、投薬治療を続けながら普通の人と変わらずに楽しく過ごされている方もたくさんいらっしゃっているようです。

 

完治しにくい自己免疫が関わる症状に「喘息」があります。

喘息に関連する内容につきましては次のページをご参照ください。

気管支喘息と喘息性気管支炎の違いは?治療法と発作時の対応

喘息の原因はストレス?大人になってからの発症は治る?

 

バセドウ病の完治までの期間について

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バセドウ病の完治率については先に記載しましたが投薬の場合に寛解する場合の期間ですが、個々人によって幅があり、早ければ1年程、遅い場合3年ほどで寛解となるようです。

その後再発しなければ完治となります。

2年経過しても良くならず、薬の服用を続けなければならない場合は、別の治療方法への切り替えを検討することもあるようです。

アイソトープの場合は1~2ヶ月後にゆっくり治療効果が現れてくるようです。

3~4ヶ月後に一時的に甲状腺機能が低下することもあるようですが、多くの場合、自然に回復していくようです。

病院にもよると思いますが、その後1年くらいかけて寛解したかどうかを確認していきます。

手術に関しては他の2つの治療よりも早期に効果が得られやすいようです。

 

バセドウ病における食事のことに関しましては次のページをご参照下さい。

バセドウ病【甲状腺機能亢進症】の食事制限や量およびレシピ

 

バセドウ病の症状チェック項目

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まず、現在バセドウ病かもしれないと疑いを持たれている方は現れている症状をチェックしてみるといいかと思います。

バセドウ病になった場合に現れる症状として次のようなものがあります。

当てはまる項目が多い場合はバセドウ病の可能性が十分あります

その場合は早々に病院を受診しましょう。

ア.首周りが太くなった気がする

イ.目が前に出てきた気がする

ウ.顔つきや目つきがきつくなった気がする

エ.脈が速くなった気がする

オ.すぐに息切れする

カ.たくさん汗をかくようになった

キ.暑がりになった

ク.口が渇く

ケ.寝つきが悪くなった

コ.眠いと感じることが多い

サ.疲れやすい

シ.食欲が増してきた

ス.体重が変動(増減)した

セ.手指の振るえが気になる

ソ.軟便や下痢が多くなった

タ.血圧が高くなった

チ.生理不順が起こる

ツ.微熱が続く

テ.目が二重に見える

ト.皮膚にかゆみがある

ナ.皮膚が黒くなった

ニ.筋力が低下してきた

ヌ.金縛りが起こる(男性のみ)

ネ.男性性器の機能不全(男性のみ)

ノ.怒りっぽかったり、ちょっとしたことでイライラしたりする

 

動悸や下痢、高血圧に関連することにつきましては次のページをご参照ください。

動悸や息苦しい症状の原因はストレス?
ずっと下痢が続くのと腹痛がある原因と治し方
主治医が見つかる診療所 高血圧の原因は?食事での対策は?
高血圧の症状【めまい・頭痛・吐き気】は危険!原因と治療法

 

バセドウ病の受診科や検査について

バセドウ病が疑われる場合、病院で検査することになりますが、受診するのは何科になるかというと、内科か内分泌科になります。

検査方法については次のような項目があります。

①血液検査

採血により血液中の甲状腺ホルモンの量やバセドウ病特有の甲状腺を刺激する抗体であるTSH受容体抗体があるかどうかについて測定します。

②超音波検査

甲状腺の大きさや血液の流れ、しこりがあるかどうかなどについて調べます。

③放射線ヨウ素検査

甲状腺はホルモン分泌の主原料であるヨウ素を取り込むという性質がありますが、バセドウ病の方の場合、甲状腺にヨウ素が非常にたくさん集まります。

そのため、放射線ヨウ素(アイソトープ)を服用し、甲状腺にどのくらいの量が集まるかを検査します。

 

バセドウ病の妊婦さんや授乳中の方、あるいは妊娠予定のある方は次のページもご参考にしてください。

バセドウ病で妊娠すると奇形児の心配は?薬やリスクは?

 

バセドウ病は難病か?

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日本では特別疾患とも言いますが、難病指定されている病気が130疾患ほどあります。

どのような疾患が難病指定されるのかというと

①原因が不明で、治療方法が未確立であり、後遺症を残すおそれが少なくない疾病

②経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家庭の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病

ということです。

ではバセドウ病は難病指定されているか?ということですが、指定はされていません

「甲状腺ホルモン不応症」という疾患が難病指定されていますが、この疾患は、血液中にたくさん甲状腺ホルモンがあるのにホルモンが働かないといった生まれつきの病気です。

 

難病の1つに膠原病があります。

膠原病の内容につきましては次のページをご参照ください。

膠原病の血液検査と結果までの日数
リウマチの初期症状は指に出やすい?原因や検査と治療法は?

 

バセドウ病は自然治癒することもある?

バセドウ病は治療を受けても完治することは無いと言われている病気なので、「それなら放置しよう」という考え方を持つ方もいるでしょう。

実際にそこまで症状が重くないのなら、気にすることなく仕事を続けているという方も多数います。

そのため、自然治癒に任せているという方もいますが、バセドウ病が自然治癒するのかどうかは非常にあやふやです。

ネット上では自然治癒で治ると主張する人もいますが、自然治癒では絶対に治らないという説もありますので、どちらか正しいか不明な状態になっております。


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基本的には治らないと考えた方がいいでしょう。

治りにくいものではありますが、そうは言っても治療を続けないと治らないという意見の方が多いので、放置するのは危険と考えた方が良いと思われます。

バセドウ病の治療方法について

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バセドウ病の最も代表的な治療は投薬治療になります。

治療薬には抗甲状腺剤があります。

抗甲状腺剤には、チアマゾール(メルカゾール)とプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)の2種類があり、これらの薬を毎日服用することになります。

早ければ内服を始めると1か月くらいで、血液中の甲状腺ホルモン値が正常になり、症状もなくなっていくようです。

遅い方でも3〜4か月後には正常になっていくようです。

その他の治療方法としては放射線を使って肥大した甲状腺を小さくし、甲状腺ホルモンの分泌量を下げる放射線治療(アイソトープ治療)や甲状腺を取ってしまい(完全摘出や5分の1程度を残すなど)甲状腺ホルモンの分泌量を下げる手術があります。

アイソトープ治療は入院は不要です。

手術の場合は入院期間はおよそ2週間となります。

 

治療法に関することにつきましては次のページもご参考にして下さい。

バセドウ病の初期症状や男性・女性・子供の病状と治療法

 

治療薬の副作用について

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投薬治療の場合5%前後くらいの人に副作用として、じんましんなどの皮膚のかゆみや、肝機能障害、白血球減少などが生じるようです。

0.4%前後の人は無顆粒球症(白血球の中の好中顆粒球というものが500個/μL以下に減る症状)になり38度以上の発熱や喉の腫れや痛みが出たりします。

放射線治療ではその名の通り放射線を使うわけですが、大変少ない量ということもあり、がんや白血病を気にすることはなく、妊婦さんや授乳中の女性以外の方においては安全な治療法と言われています。

あり得ることとしては甲状腺機能の低下が起こり反対に甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなる場合があります

ただこの場合は甲状腺ホルモン薬を服用することで、甲状腺機能を正常に働かせることができるようです。

その他、アイソト-プ治療後3~4ヶ月経った治療効果の最も出る時期に、一時的に甲状腺ホルモンが低下し筋肉がつることがあります。

ほとんどの場合は3~6ヶ月経つと回復してくるようです。

手術の場合、声がかすれる嗄声(させい)や甲状腺機能の低下、手足の痺れなどいくつか合併症が見られる場合があります

嗄声に関しては手術後、半年くらいで治る場合が多いようですが、高音域の音を発声できなくなることもあるようです。

甲状腺機能の低下は数ヶ月~1年くらいまで続いたりしますが、低下時期を乗り切れば約90%の人が薬の必要がない状態になるそうです。

手足の痺れも薬で解消可能なようです。

あと手術のデメットとしては傷跡が残ります。

 

「じんましん」「がん」「しびれ」といった症状につきましては次のページをご参照ください。

蕁麻疹が顔に出る原因について 危険?対処法は?
減汗性コリン性蕁麻疹の治療はお風呂がいい?
コリン性蕁麻疹とは?温熱蕁麻疹とは?その違い
主治医が見つかる診療所 がんの早期発見&完全予防
しびれ【手・足・顔・背中】の症状の原因は?治し方は?

 

パセドウ病の再発について

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投薬治療に関しては再発する可能性が高いようです。

投薬を止めて2年以内に40~60%の人が再発しているとうデータがあります。

放射線治療(アイソトープ治療)の場合は再発は稀とされています。

手術の場合は甲状腺を残す割合で変わってきます。

甲状腺機能低下が起きないようにと多く残すと再発の可能性は高まります。

このあたりは担当される医師とよく相談した上での手術になります。

 

バセドウ病は自己免疫の異常によって起こると考えられていますが、自己免疫に関連する症状にアトピー性皮膚炎や花粉症があります。

これらの症状に関しては次のページをご参照ください。

アトピー性皮膚炎 成人型の症状と原因・治療について
花粉症で咳が止まらない 夜眠れない対策
花粉症薬おすすめの市販薬 妊婦や子供用は?
花粉症対策 食事やお茶、アロマ、グッズなど
花粉症の時期・ピークは?9月・12月は?花粉のカレンダー
花粉症での頭痛と喉の痛み・発熱・寒気・吐き気などの対策
花粉症の注射の種類と効果と費用は?副作用は?

 

バセドウ病における保険の加入について

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バセドウ病と診断された後においては、特に治療中だと加入できなかったり、制約がついたりすることが多いようです。

生命保険はもちろん、医療保険でも加入できなかったり、「保険の加入から3〜5年間は、甲状腺の病気を保障しない」といった制約がついたりします。

ただ逆に考えると制約付きとは言え、保険会社によって保険の加入が可能な商品もあるようですし、最近は加入条件が緩和傾向にもあり、中にはその時の病状によって無条件で加入できたりする保険もあるようです。

従いまして、探してみる価値はあると思います。

また完治後になるとその経過年数によって更に加入条件が緩和されていくようです。

 

「貧血」や「頭痛」に関する内容につきましては次のページをご参照ください。

貧血の数値【6,7,8,9,10など】と症状及び対策
悪性貧血とは?検査と所見は?
頭痛をこめかみ付近のツボで即効で治す方法
頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?

 

バセドウ病になった場合の仕事について

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バセドウ病になった場合に「勤めている仕事を続けられるのか?」「辞めた方が良いのではないか?」と悩まれる方もたくさんいらっしゃいます。

基本的には医師の指示を守り、自分自身がしんどくなければ続けて大丈夫です。

治療を開始する前においては、激しい動悸などで、しんどくて仕事を休まなければいけないかもしれませんが、治療を開始して、少し症状が落ち着けば、仕事をしても差し支えない状態になるケースが多いです。

実際に仕事を辞めずに続けられた人も多いようです。

 

新陳代謝が活発なりすぎた時にたくさん発生する「活性酸素」を減らす役割があるとされる水素水に関する内容につきましては次のページをご参照ください。

活性水素水の効果はなし?効能と口コミやダイエットのやり方
水素水サーバーランキング【家庭用・ルルドやオーロラなど】

 

バセドウ病につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。

医療法人 神甲会 隈病院 バセドウ病

 

最後に

まず、まだバセドウ病と診断されておらず、疑いを持たれている方は症状をチェックして、当てはまる項目がそれなりにあるようでしたら早々に病院を受診た方が良いと思います。

病院では検査が行われ、バセドウ病と診断された場合の治療法は投薬、放射線、手術の中から選択する形になります。

全体的な完治率としては正確なデータはないものの約3割と言われています。

放射線治療や手術の場合の完治率は高めとなっており、投薬治療は低めとなっています。

治るまでの期間は概ね手術、放射線治療、投薬治療の順で長くなります。


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