口内炎の治し方・アフタ性とは?塩やはちみつが効果的?
アフタ性など口内炎の種類と治し方について
口内炎ができると食べ物や飲み物がしみて、しばらくつらさを感じてしまいます。
できるだけ早く治したいと思うことでしょう。
本記事ではアフタ性口内炎などいくつかの口内炎の治し方や、塩やはちみつには効果があるのか?など口内炎に悩む方に有効と思われる内容を記載したいと思います。
口内炎の種類
アフタ性口内炎というのは一般的によく知られる最も多い口内炎です。
その他にカタル性口内炎、ヘルペス性口内炎、カビによる口内炎、アレルギーによる口内炎、ニコチン性口内炎などが種類としては挙げられます。
では以下にいくつかの口内炎について具体的に触れてみたいと思います。
アフタ性口内炎
画像出典:https://krachie.ameba.jp/health/disease/
口の中の粘膜に現れる直径2~5mmの白っぽい円状のできもので痛みを伴います。
歯茎や頬、舌、舌裏、唇、口蓋(口の上)など口の中のあらゆる場所で起こります。
カタル性口内炎
画像出典:http://kounaien.jp/kind_kataru-163
口の中全体が赤く腫れ、所々に赤い斑点が出たり、白くただれたり、ヒビ割れたりする症状です。
唾液の量が増えたり、味が分かりづらくなったりします。
痛みに関しては食べたり飲んだりするのが辛いという程のものはなく、何となく痛いという感じです。
ヘルペス性口内炎
画像出典:http://www.i-dos.jp/cn22/kuchinodekimono.html
ヘルペスに感染することで起こる口内炎で、最も痛みを伴う口内炎です。
主に生後6ヶ月から3歳までの乳幼児におきます。
口の中に腫れ物ができたり、歯肉で炎症が起きたり、リンパが腫れたりして、口やのどに痛みが出たり、高熱を伴ったりします。
カビによる口内炎
画像出典:http://yamashita-clinic-iwakuni.com
口の中に存在しているカンジダというカビが通常の量より増えて起きます。
多くは、白い苔のようなものが舌や頬、唇といった口の中全体に広がります。
食べ物を食べる時に痛みを伴ったりします。
アレルギーによる口内炎
画像出典:http://kounaien.jp/fruit_allergy-318
果物や野菜など食べ物を食べた時に、その成分が口の中の粘膜に触れることでアレルギー反応が起こり、炎症がおきて口内炎ができます。
アレルギーの症状としましてアトピー性皮膚炎があります。
アトピー性皮膚炎につきましては次のページをご参照ください。
アトピー性皮膚炎 成人型の症状と原因・治療について
アトピーの症状【赤ちゃん・子供・大人別】と治し方
アトピーはストレスでかゆみが悪化する?ストレス発散法は?
アトピーの原因は遺伝?ストレスや腸・食べ物が影響する?
ニコチン性口内炎
画像出典:http://www.inside.ngu.ac.jp/hp/hyper/disease/pictures/D316/D316P140.html
喫煙によるタバコの煙が原因で、主に口蓋(こうがい)という天井の部分の粘膜が白くなって徐々に分厚くなる口内炎です。
原因について
各口内炎毎の起こる原因について以下に記載します。
アフタ性口内炎
口の中を噛んだり、魚の骨などで傷つけたりした時に、その場所から細菌やウイルスが侵入して起こったりします。
唾液が少ないと細菌を洗い流せず起こりやすいです。
あと免疫力が低下していたり、栄養不足だったりした時にも発症したりします。
カタル性口内炎
入れ歯や矯正器具が粘膜に触れて刺激を受けた場合や、虫歯や歯周病、歯槽膿漏などで口腔内の衛生が保たれていない場合、ウイルス性の風邪で高熱が出た時に体力が落ちてしまった場合、などがあげられます。
ヘルペス性口内炎
ヘルペスウイルスを持っている人から感染します。
ウイルスを持っている人の使ったタオルや食器から感染したり、親子間ではキスや食べ物を口から口に移した時などに感染すると言われています。
カビ(カンジダ菌)による口内炎
体が健康な状態の時でもカンジダ菌は口の中に存在しているのですが、差し支えのない量で留まっています。
ところが免疫力が落ちたり、抗生剤やステロイド剤を長期間使用したりした時などにカンジダ菌が増殖し発症します。
アレルギーによる口内炎
免疫が誤って食べ物の成分を敵とみなし、抗体を過剰に造って攻撃をしかけてしまうことによって炎症が起き、ひき起こされます。
ピロリ菌に感染していると口内炎になりやすいと言われています。
ピロリ菌に関しましては次のページをご参照ください。
ウィルスや細菌の影響で最も起こりやすい風邪については次のページをご参照下さい。
妊婦の風邪の影響は?熱・咳・鼻水・喉の痛みの治し方
市販風邪薬ランキング【のど・鼻・熱・咳】によく効く
風邪で熱が下がらない原因は?通常何日で下がる?
授乳中の風邪での病院は何科?市販薬や葛根湯は?
風邪の治し方
アフタ性口内炎の治し方
アフタ性口内炎をより早く治す方法について8つ紹介したいと思います。
うがいをする
これはNHKのためしてガッテンでも放送されたのですが、殺菌成分入りのうがい薬や洗口液(せんこうえき)を使ってブクブクとうがいをします。
アフタ口内炎は菌の侵入・増殖により起こりますので、細菌の量を抑えることで、改善が早まります。
実験によれば20秒のブクブクうがいを3回行うと、口腔内の細菌が10分の1に減ったそうです。
口内炎の患部にハチミツを塗る
ハチミツには鎮痛を抑える効果や炎症を抑える効果があるという研究結果が報告されています。
参考情報)https://www.kawasemi-dc.jp/_cms/2816/
実験によれば薬よりもハチミツを塗った方が早く炎症が治まり小さくなったそうです。
塗り方は水を含ませた清潔な脱脂綿(あるいは綿棒など)で、口内炎になっている部分をきれいに拭き、そこにハチミツを塗るというものです。
1日4回、5日間塗布したそうです。
塩によるアフタ口内炎の治し方
自然塩を患部に塗ります。
かなり痛みを伴いますが、塩には殺菌効果があり、また手っ取り早く行えます。
やり方も簡単で、最初口の中を軽くゆすぎ、自然塩を少し多めに患部の上に載せて1分間耐えます。
最後に口の中をゆすいで終わりです。
ビタミンの摂取など栄養バランス良く食べる
口内炎ができる理由の1つに栄養不足があります。
偏った食事を行っている場合はきちんと正しましょう。
炭水化物、たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミン、ミネラルといった栄要素をバランス良く摂ることが大切です。
生活習慣を正す
アフタ口内炎の原因に免疫力の低下がありますが、ストレスがかかったり、生活習慣が乱れたりすると免疫力が低くなります。
従いまして、できる限りリフレッシュしてストレスの解消に努めると同時に、睡眠時間をしっかり確保し規則正しい生活を送りましょう。
運動はストレス解消になり、また筋肉が鍛えられ体温が上がり、免疫力が高まりますので、習慣にしておきたい要素の1つです。
栄養バランスを含めた生活習慣を正すことは基本的なことであり、ものすごく大切なことです。
運動と並んで改善後の最も有効な予防法になります。
口内炎の薬を塗る
私の個人的な思いとしてはアフタ口内炎は薬を使わずに治したいところですが、薬も改善手段の1つです。
薬局に行って薬剤師さんに相談すれば、症状に合ったものを紹介してくれるでしょう。
病院を受診する
対象となる科は耳鼻咽頭科、口腔外科、内科、歯科、皮膚科です。
基本的にアフタ口内炎は自然に治るものですが、なかなか治らない場合はガンなど別の重大な病気の可能性も無きにしもあらずですので、受診した方が良いでしょう。
レーザー治療を受ける
画像出典:http://www.pearl-dental.com/sp/stomatitis/
最も早く改善が期待できる方法で、病院でレーザー治療を受けることができます。
殺菌効果があり、早くに痛みが無くなるそうです。
通常は治るのに10日から2週間くらいかかるところ、数日で治せるようです。
治療での痛みは少なく、副作用も無いとされています。
但し、保険は適用外となります。
免疫力が落ちた時に起きる症状の1つに副鼻腔炎があります。
副鼻腔炎に関しましては次のページをご参照ください。
副鼻腔炎の症状【熱・歯痛・頭痛・咳・子供】と治療
副鼻腔炎の頭痛で肩こりや歯痛は何故おきる?いつまで続く?
噛んだ口内炎の治し方
画像出典:http://www.chabuu.com/chablog/
噛んで口内炎になった場合、食べ物がしみたり、また噛んでしまったりしがちです。
そこで有効な手段としては患部に貼る薬があります。
大正製薬さんの「口内炎パッチ大正A」や第一三共さんの「トラフルダイレクト」などがあります。
口腔内に貼るので剥がれることもありますが、「口内炎パッチ大正A」は飲み込んでも問題のない成分で作られているようですし、「トラフルダイレクト」はそもそも徐々に解けてなくなる薬なので心配は入りません。
カタル性口内炎の治し方
物理的刺激が原因の場合は、刺激が加わらないように改善する必要があります。
虫歯や歯周病、歯槽膿漏が原因の場合は、歯医者さんでしっかり治療することが大切です。
そして口の中を清潔に保つよう、うがいを定期的に行いましょう。
ヘルペス性口内炎の治し方
主に乳幼児で起き、発熱もあることから病院を受診することになるかと思います。
病院で抗ヘルペスウイルス剤が処方されると思います。
口内炎にはビタミン類が有効と言われていますが、痛みで食べられなかったりするので、その場合は対象は1歳以上になりますが、鎮痛や炎症を抑える効果のあるハチミツを水で2倍くらいに薄めて飲ませてあげると良いでしょう。
カンジダ口内炎の治し方
免疫力がかなり落ちているなど、何か重大な病気が潜んでいる可能性があるので病院を受診するのが無難です。
抗生剤やステロイド剤を使用しているならば、中断したり、量を減らしたりするようです。
そして一般的には抗真菌剤を含む薬でのうがいや、軟膏をつけるという処置が行なわれるようです。
免疫力が落ちた時に起こる症状の1つに気管支炎があります。
気管支炎につきましては次のページをご参照ください。
気管支炎の症状と治療法は?赤ちゃんや子供の場合は?
マイコプラズマ気管支炎の大人や子供の症状は?うつる?
気管支喘息と喘息性気管支炎の違いは?治療法と発作時の対応
アレルギーによる口内炎の治し方
まずはアレルギーで口内炎が起こる食べ物を摂らないように気をつけることが基本になります。
症状が出た時は抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤の服用が基本になると思いますが、医師に相談した上での対処になります。
アレルギー症状には花粉症があります。
花粉症に関しましては次のページをご参照ください。
花粉症の治療方法 最新・最前線は?目の療法は?子供は?
花粉症!ヨーグルトの種類や食べ方は?食べ過ぎ注意?
花粉症で病院に行く時期や受診科は?薬や注射・費用は?
5月の花粉症アレルギーは喉の痛みや頭痛?原因はイネ科?
花粉症の時期は?病院での薬・注射などの治療法や対策は?
花粉症による肌荒れの症状は?化粧水など化粧品の選び方は?
ニコチン性口内炎の治し方
一番の有効な方法はたばこを止めることです。
喫煙は口の中の環境を不衛生にします。
どうしても禁煙できない場合は、できる限り本数を減らし、喫煙後にうがいをしましょう。
またビタミン類の摂取など、栄養バランス良く食べることも大切です。
喫煙者は癌のリスクが高まるとい言われています。
癌に関しましては次のページをご参照ください。
アフター性口内炎の予防法
予防法につきましては、最も一般的なアフター性口内炎のものを紹介いたします。
まず、この口内炎は口の中の粘膜に小さな傷がきっかけで起こります。
その傷に細菌やウイルスが侵入することで炎症が発生して起こるものなのです。
要するに、口の中に傷をつけないように意識してウイルスや細菌がいないような環境を作り、例えたどり着いたとしても炎症が起きないように免疫力が高い状態をキープすれば良いのです。
例えば、噛み合わせの調整をするために歯の矯正を行うとか、優しく歯ブラシを当てるとか、ゆっくり噛んで食べるとか、歯を磨く時は舌も磨いて口の中を綺麗な状態に保つとか、免疫力を低下させないように休養をとって栄養を摂るなどというものになります。
口内炎につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
口内炎にはアフタ性口内炎、カタル性口内炎、ヘルペス性口内炎、カビによる口内炎、アレルギーによる口内炎、ニコチン性口内炎などがあり、一般的によく知られているのがアフタ性口内炎です。
アフタ性口内炎は直径2~5mmの白っぽい円状のできもので痛みを伴い、口の中のあらゆるところにできます。
治し方としては、「うがいをする」、「ハチミツを塗る」、「塩を塗る」などがあり、基本的には自然に治るものですが、長引く場合には病院を受診して医師の処方を受けたり、薬を塗ったりする方法もあります。
その他の口内炎には、それぞれの治し方があります。
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