インフルエンザでの食事は果物やヨーグルト?予防の食事は?
チーズなどインフルエンザ回復の食事について
インフルエンザになってしまった時に困るのが食事内容です。
果物やヨーグルトが良いということを耳にしますが、本当なのでしょうか?
また、予防するにはどのような食べ物がいいのでしょうか?
本記事では、インフルエンザでのおすすめの食事はどのようなものがあるのか、また予防の為の食事はどのようなものがいいのかを検証します。
インフルエンザでの食事は果物がおすすめ?
ある程度食欲がある人は栄養価の高いものを中心に摂取すれば問題ないのですが、食欲が無く喉の痛みがひどい等で食事することも大変な人は食べるものも厳選する必要があります。
そこでおすすめなのは、やはり果物になります。
果物にはビタミンやクエン酸が多く含まれていてインフルエンザを撃退するのに非常に役立つのです。
具体的にビタミンやクエン酸が多く含む果物はミカン・イチゴ・リンゴ・バナナ・レモンなどとなっているのでこれらのものを食べるのがいいでしょう。
また、食べる時にヨーグルトや蜂蜜と合わせて食べると食べやすくなるでしょう。
これらの果物をフレッシュな状態で食べるのもいいですが「果物の缶詰」でも十分効果があるので、流行時期がきたら緊急用で缶詰を用意しておくといいかもしれません。
ヨーグルトがおすすめ?
インフルエンザに効果がある食べ物で果物と同じく多く取り上げられるのがこのヨーグルトとなります。
実際にR-1ヨーグルトを給食で出していた学校はインフルエンザにかかった生徒数が他の学校より少なかったという実験結果があるので、なかなか馬鹿にできないものとなっているのです。
もともと腸には免疫細胞が集中しているので、腸の免疫細胞を活性化させることは免疫力アップに繋がると言われており、ヨーグルトは予防に繋がるとされているのです。
そのため、予防以外に風邪やインフルエンザにかかっている最中でもその効果を発揮してくれるので回復までの時間が早まるのです。
ただし風邪薬とヨーグルトを同時に摂取してしまうと、風邪薬が醗酵して血圧が高くなってしまう恐れがあるので、同時に摂取はしないようにしましょう。
チーズなど乳製品がすすめ?
牛乳などの乳製品はウイルスへの抵抗力を高めて、鼻や喉の粘膜を丈夫にする効果があるビタミンAを多く含んでいるので、積極的に食べたいものとなっています。
ただし、乳製品アレルギーの人は例外ですので、摂取は控えるようにしてください。
インフルエンザ発症時は体力が落ちて免疫力も低下している状態になりますので、無理のない範囲で食事をするようにして、できる限り消化の良いものを食べるようにしましょう。
あまりにも熱が酷くて食欲が出ない時は、胃腸の働きが弱っている可能性もあるので、無理に食べないようにしてください。
無理に食べてしまうと消化不良を起こしてしまう可能性があります。
ラーメンがおすすめ?
日本人が大好きな食べ物と言えばラーメンで、この食べ物は外国の非常に多くの方々をも魅了して海外進出するラーメン店も続々と増えています。
そんな動きが活発なラーメンですが、なんとインフルエンザに効果があるという説があるようですが、はっきり申し上げて、よくありません。
美味しい食べ物を食べる時によだれがたくさん出るようになるので、その唾液にある免疫物質によってウイルスが対峙されるので効果があるという人や、熱いスープは口内にいるウイルスに対して不活性化を促すことがあると前向きに説明している人もいますが、止めておいたほうがいいでしょう。
インフルエンザにかかっている時は消化が良く免疫力を高めるものを摂りたいところですので、その観点からラーメンはおすすめできません。
実際にインフルエンザになって動くこともほぼできない人は、本格的なラーメンを作ることもしんどいのでインスタントラーメンで済ましてしまうでしょう。
インスタントラーメンはほぼ炭水化物・脂肪分・油しかないので、栄養価的におすすめできません。
インフルエンザ回復のための総合的な食事は?
インフルエンザが発症している時は、高熱や関節痛といった全身症状に悩まされて、食欲もあまりない状態が続くので、まずは食べられる状態にあるのかを確認してください。
そこで多少なりとも食べられる状態にあるのなら無理のない範囲で食事をしましょう。
この時大切なことは消化のいいものや免疫力を高めるものにすることで、野菜スープや喉越しの良いヨーグルトやゼリーなどを用意するといいでしょう。
また、高熱や下痢の症状がひどいときは脱水症状になりやすいので、食欲がなかったとしても水分補給だけは必ず行うようにしてください。
おすすめする栄養素は乳製品や卵に含まれる「ビタミンA」、卵や海苔に含まれる「ビタミンB群」、ミカンなどの柑橘類に含まれる「ビタミンC」、大豆や植物油に含まれる「ビタミンE」、ニンニクやニラに含まれる「硫酸アリル」、緑茶や紅茶に含まれる「カテキン」といったものになります。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザ予防接種の効果はあるの?期間は?
インフルエンザの時にカレーやプリン・アイスはOK?
インフルエンザの時におすすめの食事について触れてきましたが、カレーやプリン、アイスといったものはいかがなのでしょうか?
意外に思われるかもしれませんがカレーといったこってり料理が推奨されるという話もあるのです。
如何せんおかしいと感じる方も多いでしょうが、カレーには食欲が湧いてくる作用がありますし、消化も良いとのことなので、むしろ食べた方がいいという意見もあるのです。
タンパク質を補給することもプラスに繋がるので、お肉も入れた方がいいとされております。
ただし、インフルエンザに感染すると消化器系が弱ってしまうので、刺激物の摂取は危険だから絶対にカレーなどの香辛料が多いものは良くないという意見もあります。
ですので結論からすると、どちらとも言えないというのが現時点での見解です。
次に食欲がないときにはアイスクリームやプリンは簡単に食べられるので、実際に食べていたという人も多いでしょうが、実は避けた方がいいと言われているのです。
というのも、アイスやプリンは冷たくひんやりしていておいしいのですが、冷たいものを摂取すると体温を下げることに繋がるので、そればかりをたくさん摂取すると回復が遅くなってしまうという大きなデメリットがあります。
少量ならいいですが、メインにするのは避けた方がいいでしょう。
インフルエンザを予防する食事は?
インフルエンザを予防する食べ物とインフルエンザになっている時に食べるものは少し異なります。
インフルエンザになっている時は、栄養価を摂るといった側面以外にインフルエンザによって失われた栄養素の補給といったものがあり、そして食べやすいものいった事柄が優先されていました。
しかし、予防の場合は健康の状態で食べられるものとなっているので、優先されることは免疫力を高めて強い体を作ることとなっています。
具体的には納豆やヨーグルトのような発酵食品や良質のタンパク質を含む大豆などの植物性タンパク質が該当するでしょう。
これらは免疫力をアップしてくれる効果があるので優先して食べるようにしましょう。
他にも抗ウィルス性物質の分泌を促す効果がある生姜や風邪にかかるリスクを下げてくれるミカンなどの柑橘類、免疫力向上以外にもウィルスやバクテリアから身体を守る効果があるニンニクや玉ねぎ、ウィルスなどの外敵から体を守るムチンが含まれているオクラや山芋もいいでしょう。
インフルエンザに関する内容につきましては次のページも参考にしてください。
インフルエンザb型の症状や完治日数は?熱が下がらない対処法は?
インフルエンザは食事から感染することも?
インフルエンザはインフルエンザウイルスが付着したものが体内に入ってしまうことで感染してしまいます。
これはインフルエンザウイルスが手に付着した状態で、お皿や食べ物にそのまま触れ、そこから感染するということもあり得るでしょう。
もちろん、インフルエンザウイルスは高温環境では生きられませんので、加熱調理をすれば確実に死滅するでしょうが、生野菜など特に加熱が必要ないものにふれた場合はインフルエンザウイルスが付着してもそのままの状態になってしまうので要注意です。
また、食事を家族と一緒に摂るという方はインフルエンザになっている方も交えて摂っていることもあるので、至近距離にいるゆえに飛沫感染してしまうこともあるでしょう。
インフルエンザウイルスは人から人へ感染するものですので、インフルエンザウイルスの人が近くにいる場合、うつる可能性が高いと考えましょう。
インフルエンザにかかっていても食欲あるのが普通?
毎年冬に大流行するインフルエンザは高熱やひどい関節痛により、動くのもままならないことがしばしばあります。
こういった状態では食欲がなくなることが多いです。
しかしインフルエンザに発症した人の体力や免疫力次第では、高熱の状態で普通に動ける人もいるでしょう。
そのような方は食事をすることが可能であることも多いです。
また、インフルエンザB型のような高熱があまり出ない場合は、活動に対して支障がそれほど無いことも多く普通に食事ができることもしばしばあります。
その他にも予防接種を受けた状態で感染した場合は、すでに体内に抗体がある状態なので発症したとしても症状が軽くなるケースがあり食欲も普通のこともあるでしょう。
インフルエンザでの食事につきましては、次のサイトも参考にしてみて下さい。
健栄製薬 インフルエンザにかかったときにおすすめしたい食事のコツと、予防に効果的な食べ物を紹介
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
本記事では、インフルエンザでの食事は果物やヨーグルトがいいのは本当か、また予防の食事はどのようなものがいいのかを検証しました。
インフルエンザになってしまっている時は、体調が悪いために食事をするのがつらいことがよくあります。
それでも少しは食事ができるなら、多少なりとも栄養価が高い食べやすいものを摂取するようにしてください。
風邪をひいている時に好きなものを食べるようにしていては、治るものも治らないので栄養価を気にして食事をするようにしてくださいね。
また、予防をするときは強い体を作って免疫力を高めることが大切なので、常日頃から健康に気を使って風邪に強い体を作るようにしましょう。
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